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人事のお悩み

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#メンタルヘルス

働く人がメンタル不調になる仕組みと会社ができること

日本人の働く時間は相変わらず諸外国と比べても長い。誰にも等しくある1日24時間のうち、最も長く過ごすのが、職場。 長くいればいるほど、そこでストレスに晒されることは想像できます。 想定外の仕事を任されてしまうこと、理不尽な上司や顧客からの指示、実力以上の仕事で成果が出せない、などなど上げればきりがありません。 でも、職場で社員が感じるストレスをすべてなくすことなんて、不可能です。どんな場所にもどんな人にも、耐えられないストレスはあるし、逃げ出したくなることもあるでしょう。

Z世代を理解することで企業成長を促す新たな常識を作る簡単な方法

1990年代から2012年頃に生まれた世代をZ世代と言います。 バブル崩壊後、日本社会の低迷期を経て、生まれたときからデジタルの中で生活してきているデジタルネイティブです。 彼らは、それまでの社会の規範や企業文化、そのままで教育できると思うことが大間違いで、それはすでにわかっていることですよね。 私が新人の頃も「新人類がきた」と言われていました。 いつの時代もベテラン社員にとって新入社員は宇宙人であることは変わらないのでしょう。 それでも、いよいよ昭和の常識のままのマネジ

「既存」を再活用する

SDGsは 今 様々な業種で新たな取り組みが加速しています。 レジ袋が無くなったのは もうはるか昔に感じます。 食品ロスにより、今までならお持ち帰りができなかった食べ残しも「お客様の責任」で持ち帰れるサービスができたり。 これって 前からできたんじゃない? なんなら関西方面では昔から当たり前にやっていた風習だと聞いたこともあります。 ず~~っとやらなくてもいいことで 責任回避をしてきたのでしょう。 もったいないから 今までの常識を覆すことで 地球に良い事ができていけばいい

間違ったメンタル対策

企業でのメンタルヘルス対策は 今や経営戦略そのものです。 なぜなら 働く人が100%の元気で仕事に挑めずに どうやって成果を出すのか、、 いくらAIが発達しても それを動かすのは人間です。 人が全く不要な世の中はやってこない。優秀な人材の確保は これからますます厳しくなる人材不足の社会では急務の経営課題と言えます。 ところが メンタルヘルス対策となると どうも企業によっては 全然方向違いに進めているところをお見受けします。 職場のメンタルヘルスと医療のメンタルヘルスは 少し

長時間労働とメンタル不調の相関関係はあるのか?

心身の疾患、過労死のリスクが高くなる長時間労働を禁止する法律は益々厳しくなっています。 日本人の労働時間は世界的に見ても かなり長時間になっています。 ですが、実際、長時間労働は企業側だけの責任とは言い切れません。 戦後の高度経済成長期からの長い日本人の働き方が文化となっているところもありますし、働く側も残業時間が生活費になっているから減らされることへの抵抗感も否めないでしょう。 長時間労働が美徳の時代はもう終わりです。この美徳にぶら下がっているのは中高年だけ。その過去の常

企業のメンタルヘルス担当者の掟

私自身 人事労務の仕事が天職だと思い、医療機関、通信会社、IT企業と様々な業種で自分の会社の社員のために裏方の仕事をしていました。 気づくとメンタル不調で大事な社員が次々に退職していく中で何かできないか、、と社内のメンタルケアの業務を立ち上げたのです。 他社の人事担当の方のお悩みでも 最も多い声が「何をすればいいのかわからない」というものもよくお聞きしました。  企業研修会でも 講師の依頼を頂き、社内事例をお伝えしますが、それまで私としては「普通のこと」と思って実行していた

ワークライフバランスの本当の意味

すっかりおなじみになりました ワークライフバランス。 仕事ばかりの時間ではなく、もっと自分のプライベート、家族、趣味などに時間をかけ、有意義な人生を送りましょう、という政府の施策です。 特にコロナ禍でテレワークが進み、会社に足を運ばなくてもいい時代になったおかげでずいぶんワークライフバランスも進んだ企業も多いと思います。 30年位前には 「24時間働けますか?」のCMが大流行するほど仕事漬けの日本人を象徴していました。 その頃は長時間労働すること イコール 会社に貢献

規則と人間関係

この間 長崎に旅行してきました。 広島で原爆の悲惨さを見て まだ一度も訪れたことがない長崎にもいかねば、と思い。 平和公園の平和祈念像の雄々しいマッチョな体に相反した悲しげな表情。戦争への強い反対と無念な思いで亡くなられた多くの方たちへの慈悲の思いを強く感じることができました。 さて そんな長崎で私はたくさんの感動を頂いたのですが、 その中のひとつ。 長崎は路面電車が走っています。とても風流ですし、生活の足に欠かせないものになっているようす。 そのせいか?はわからない

女性活躍推進は誰のため?

世界的にも遅れをとっている女性の働き方を改革するために 7年程前に成立した法律です。日本の女性は非正規社員が多く、平均収入も最も低いデータが出ていて、今でもさほど変わらない。 特にシングルマザーの非正規社員の場合、子供の教育活動にも大きく影響し、子供の生涯年収の低下が危惧される。未来の日本を背負っていく若者に選択肢の多い将来を見つけてもらうためにも 親の貧困から見直す必要がある、ということでしょう。 この考えは ごもっとも。でも今更??と言いたくもなります。 私の記憶で

会社で診断書を出されたら??

一般的に会社で診断書を受け取るケースは 1 社員が不調になる 2 不調の訴えを会社に申告 3 会社側から 医師の診断書を提出してもらうよう指示を出す 4 社員は主治医から診断書をもらい 会社に提出する 5 会社は医師の診断書に沿って 休養、または就業時間や業務内容の調整を行う この位でしょうか。主に会社側からの発信が多いですが、たまに社員発信で診断書を提出される場合があります。 会社発信であれば 会社のルールがあるから診断書を出してもらい、その後は制度に沿った手続きをす

人事部の役割って?

私のキャリアは人事部が一番長いのです。 医療機関では3年位、IT企業では27年位。職業人生のほとんどを人事部で過ごしてきました。 私の業務は人事の中でも労務。給与計算や社会保険、入社退職のレクチャ、採用、そして健康診断や出張手配、社宅の管理。かなり幅広い仕事を担っていました。 でもこれが面白い! 会社の中の「ゆりかごから墓場まで」みたいな仕事ですよね。 最初異動したばかりのときは 本当に大変でした! 何せ給与計算なんて全くしたことがなく、何しろ教えてくれる人もいない!!(担

★オンラインサロン★人事のお悩み110番

企業の人事部のお困りごとを相談するコミュニティを作りました。 オンラインサロン人事のお悩み110番 | Facebook ☑離職率が高い ☑優秀な社員ほど辞めてしまう ☑社員の生産性低下で悩む ☑エンゲージメントが低い ☑メンタル不調で退職者が減らない ☑復職後の社員が不活性 ☑採用してもマッチングしない こんなお悩みで困っているのは 主に人事部門の方。 一人で悩まず オンラインサロンで悩みを共有してください。一緒に解決していきましょう。