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人事のお悩み

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#会社

人事が変わると会社が変わる

会社での人事部の役割といえば、人材採用、評価、配置、育成、労務管理など 「人」に関わる管理業務ですね。 私は人事労務の仕事に約30年携わってきました。偶然社内異動で人事になったわけですが、やりがいを感じて、人事のプロになろうと決心したものでした。 なぜそこまで私を惹きつけたのか。 まずは「人材採用」、会社にとっては毎年の恒例行事でしかない新卒採用や、欠員募集は、人数が集まればいい、というものかもしれません。でも採用される側にとっては、人生を左右する大きな問題。勿論、採用だけで

新人教育は最初が肝心です!

4月になり、先週金曜日は歓迎会の団体が多く見られました。 コロナ禍では、長らくできなかった歓迎会も今年は大々的にできるようになりましたから、大勢での宴会は特別なものになりますね。 新入社員は、まず最初に新人研修を受けますね。 会社の理念や方針を理解し、これからの社会人として向かう方向のベクトルを合わせるのです。 夫々の仕事のスキルを上げる研修もあります。基礎的な知識を付けていくことも必要です。 新人研修の場合、大抵の場合は、この程度。 でも、本当に大切なことはもっとありま

「既存」を再活用する

SDGsは 今 様々な業種で新たな取り組みが加速しています。 レジ袋が無くなったのは もうはるか昔に感じます。 食品ロスにより、今までならお持ち帰りができなかった食べ残しも「お客様の責任」で持ち帰れるサービスができたり。 これって 前からできたんじゃない? なんなら関西方面では昔から当たり前にやっていた風習だと聞いたこともあります。 ず~~っとやらなくてもいいことで 責任回避をしてきたのでしょう。 もったいないから 今までの常識を覆すことで 地球に良い事ができていけばいい

企業のメンタルヘルス担当者の掟

私自身 人事労務の仕事が天職だと思い、医療機関、通信会社、IT企業と様々な業種で自分の会社の社員のために裏方の仕事をしていました。 気づくとメンタル不調で大事な社員が次々に退職していく中で何かできないか、、と社内のメンタルケアの業務を立ち上げたのです。 他社の人事担当の方のお悩みでも 最も多い声が「何をすればいいのかわからない」というものもよくお聞きしました。  企業研修会でも 講師の依頼を頂き、社内事例をお伝えしますが、それまで私としては「普通のこと」と思って実行していた

ワークライフバランスの本当の意味

すっかりおなじみになりました ワークライフバランス。 仕事ばかりの時間ではなく、もっと自分のプライベート、家族、趣味などに時間をかけ、有意義な人生を送りましょう、という政府の施策です。 特にコロナ禍でテレワークが進み、会社に足を運ばなくてもいい時代になったおかげでずいぶんワークライフバランスも進んだ企業も多いと思います。 30年位前には 「24時間働けますか?」のCMが大流行するほど仕事漬けの日本人を象徴していました。 その頃は長時間労働すること イコール 会社に貢献

会社で診断書を出されたら??

一般的に会社で診断書を受け取るケースは 1 社員が不調になる 2 不調の訴えを会社に申告 3 会社側から 医師の診断書を提出してもらうよう指示を出す 4 社員は主治医から診断書をもらい 会社に提出する 5 会社は医師の診断書に沿って 休養、または就業時間や業務内容の調整を行う この位でしょうか。主に会社側からの発信が多いですが、たまに社員発信で診断書を提出される場合があります。 会社発信であれば 会社のルールがあるから診断書を出してもらい、その後は制度に沿った手続きをす

人事部の役割って?

私のキャリアは人事部が一番長いのです。 医療機関では3年位、IT企業では27年位。職業人生のほとんどを人事部で過ごしてきました。 私の業務は人事の中でも労務。給与計算や社会保険、入社退職のレクチャ、採用、そして健康診断や出張手配、社宅の管理。かなり幅広い仕事を担っていました。 でもこれが面白い! 会社の中の「ゆりかごから墓場まで」みたいな仕事ですよね。 最初異動したばかりのときは 本当に大変でした! 何せ給与計算なんて全くしたことがなく、何しろ教えてくれる人もいない!!(担