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働くこと

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働くことに迷うとき 働くことって何だろう? なんで働かなくちゃいけないんだろう・・そんなときに ヒントになれば、と思うテーマをまとめています。
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#健康経営

働く人がメンタル不調になる仕組みと会社ができること

日本人の働く時間は相変わらず諸外国と比べても長い。誰にも等しくある1日24時間のうち、最も長く過ごすのが、職場。 長くいればいるほど、そこでストレスに晒されることは想像できます。 想定外の仕事を任されてしまうこと、理不尽な上司や顧客からの指示、実力以上の仕事で成果が出せない、などなど上げればきりがありません。 でも、職場で社員が感じるストレスをすべてなくすことなんて、不可能です。どんな場所にもどんな人にも、耐えられないストレスはあるし、逃げ出したくなることもあるでしょう。

コミュニケーションの基本は傾聴から

人がストレスを感じる要因は「人間関係」です。 不平不満もほとんどが人間関係。 労働の現場では、残業時間の削減が求められていますが、実際、残業時間が多いだけでストレスフルになりメンタル不調に陥る人は、私はほとんど見たことがありません。(怒られるかもしれませんが) 逆に、使命感で自ら残業して物事を完成させていくこと、チームで連帯感をもって繁忙期を乗り切ること、それらを上司が心からねぎらってくれること、そして一番大事なことはそれをやる意義を理解していること、これらがあれば、残

ドイツに見習うべき働き方改革

「失われた30年」と言われている日本人の賃金の低空飛行状態。 「働き方改革」だといって、残業を減らそうと旗揚げしても、オムライスの上の国旗程度(昭和の人しかわからないですね・・・)で、働く世代に安心感も満足感も生むことはない。 日本人の真面目な気質ととても似ているといわれるドイツは、圧倒的に労働時間が少ないのです。日本の平均労働時間より20%も少ない。 そして有休消化率も高く、一人当たりの国内総生産は1.5倍も高い。 労働時間が少ないのに、豊かな生活をしている、ということで

犯罪なんです

陸上自衛隊の事件、ようやく有罪判決が言い渡されました。 心情的には軽すぎると思いますが、これが限界なのでしょう。 それでも、勇気ある女性の声が世論を巻き込み、「許せません」という断固たる意思が判決にも反映されたと思っています。 それでも、どうやら自衛隊組織というマッチョ体制では、今後も同様のいやがらせ、ハラスメントは減らないのが現状のようです。ハラスメントも6割は申告できない現状があるそうです。 申告しなければ成立しない犯罪ですから、とても難しいものですが、やはり許して

会社員がやる気を失う理由

社員のやる気が見られない、指示待ちだ、と社員の質のせいで結論づけていることはないでしょうか。 株式会社チームスピリット「タイムマネジメントに関する意識調査」を参照。 創造的な仕事をしたい、という意欲がある若者はとても多いのですが、実際に入社してみると、無駄だと感じる作業に多くの時間を割かれている現状があるのです。しかも残業時間削減の命令が出るわけですから、無駄な仕事を優先的に終えると、残りの時間で創造的なことはできず。 徐々に諦め、会社に求めるものは、安定と給料・・・とな

ストレスをためない秘訣=わたしの大切にしてる考え

「期待しすぎない」  自然と身に付いてきたものだけれど、これが私にとって 一番ストレスをためない秘訣。 他人はすべて別の人。別の人生を歩んできて それぞれの常識が備わっている。 私とは違う。親兄弟姉妹だって別の人、別の感覚、感性があるもの。 それぞれの価値観、人生経験、考え方、成功体験、失敗体験、いろいろあって今がある。 そんな彼らに自分の価値観を押し付けるのはよくない。 期待しないっていうのは、「やってくれて当然じゃない?」「これあたりまえでしょ」の考えを捨てること。

キャリアについて改めて考えてみる

キャリアというと、、  就職、出世、高い能力、 こんなイメージで使われることが多いような気がします。 でも本当の意味は 社会で「働いているプロセスの中での継続的な活動」そのもの、そして働きながら築く「人生」を総合した名称です。 そうなると キャリアというのは どんな人にも関わりのある言葉なのですよね。 私は転職経験が多かったので、自分のキャリアの棚卸や見直しをする必要性が多い人生でした。 でも同じ年代でも 大学を出て就職したら定年までその会社で働くことに何の不安がない人、