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組織と個人の関係が劇的に変化している!?

組織が圧倒的に強かった時代

資本主義が広がっていく中で
企業という組織と従業員という個人の関係性は
支配関係となっていた。
従業員は過酷な労働状況にさらされ
圧倒的に企業運営側が強い立場にあった。

これを変えていこうと
労働法を整備したり
個人の権利を確立してこうと動いてきた。

それでもバブル崩壊までは
組織に従うことで個人も幸せになれる確率の高さに
組織優位の状況を大きく変える流れは起きなかった。
しかし、バブル崩壊し、組織に属しても終身雇用が守られる訳でもなく
報酬や待遇があがり続けるわけでもなくなってきた。

そういった中で個人主義はより広がりはじめていく。

働き方改革関連法案からの大きな変化

2019年から施行された8つの労働法の改正が行われた
働き方改革関連法案はより厳しい条件と罰則により
個人の働く環境や権利を守る動きは大きく加速した。

結果として
労働時間の短縮、休日の増加、ハラスメントの表面化などが
この5年で大きく変わってきた。

そして、これにより
組織と個人の関係性が大きな変化をしてきた。
今まで組織が強かった時代から
組織と個人が対等、もしくは個人が強い時代へと
大きく変化してように感じる。

起こった5つの変化


5つの変化


1つ目はハードマネジメントの減少
ハラスメントが可視化されたこともあり
上司が部下を厳しく管理することが難しい時代へと変化

2つ目はハードワークの減少
労働時間の短縮や残業時間の厳罰化により
今まであった圧倒的量を行う環境を作ることが難しい時代へと変化

3つ目はハードノルマの減少
ノルマがメンタル不全やハラスメント要員となることもあり
高いノルマの設定を行うことが難しい時代へと変化

4つ目はハードコミュニケーションの減少
これはコロナによる影響も大きいが
上司・部下・同僚などと質と量の両方の
高いコミュニケーションを取るのが難しい時代へと変化

5つ目はハードフィックスの減少
転職が当たり前の時代となったりリモートワークが
当たり前になり同じ場所でずっと働くのが難しい時代へと変化

このように大きな変化が起こっている。
変化は決して悪いことではなく
働く個人にとって非常に良い面もたくさんある。

しかし大切なのは
これによって1人1人の個人が働く幸せが増えているのか?
ということである。

新しい個人と組織の関係性を作る


目指すべき世界

個人と組織の関係性が大きく変化した中で
新しい関係性を目指す必要がある。

先ほども話したように
関係性が変わり個人の権利が強くなったにもかかわらず
個人の幸せの総量が増えているようには見えない。

どこまで個人が強い立場へと変わっても
組織に属することは変わっていない中で
新しい関係性の中でどうやったら
個人と組織がWin-Winとなれるかを追求することが大切だと思う。

そして、それを目指すことこそが
セルフマネジメント3.0
なのである。

時代の変化をしっかりと把握したうえで
新しい状態を追求することをしていくことが求められる

今日は以上で!

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