人生の完成

お久しぶりだねぇ、元気してた?

僕は多分元気してる。もうじき引越しが迫ってて、新しい生活に対する不安とか、今の生活を離れることの嫌さが爆発してイヤイヤしてたけど

まずい、嫌だ、不安だ、怖い、そういうのが渦巻きながらも、なんだか良い気分でいる気がするから、多分大丈夫だと思う。メンタルには思い込みが一番の薬です

さて、突然顔出してこれから何を書くつもりなんだいと思うかもしれない

僕自身を物語る準備をしようかと思って

ぼかぁ創作が好きだ。正確には、あらゆる美をこの体を通して再現して、それを味わうのが好きだ

良い曲を聴いたら、それを何度も何度も繰り返し歌う。都度上達する歌唱、慣れてきたら自分なりの解釈でアレンジしてやる。オリジナルに近づきながらも、次第に僕にしか歌えない曲が完成する。それを本人の口から直接聞くんだ、これ以上の贅沢はない

美味しいご飯を食べたら、何度も何度もそれを真似て作ってみる。ややオリジナルの再現に欠けるものの、自分の舌にあった味付けを追求して、やがて自分を唸らせる美味になる。自分を一番理解したシェフの逸品、これを味わうなんていくら金を積んでもできることじゃない

物語もそう、自分自身の経歴を語って聞かせるんだ。繰り返し読んで時間を経るごとに、主観から切り離されたそれは、時としてはらわたをひっくり返したように、包み隠さず自分を語って聞かせてくれる。知らない自分の像に出会う体験は、少々苦い思いをしながらも、やっぱり他では得られない経験だと思うわけだ

楽しくって仕方ないんだ、創作に捧げずしてどうして生きてると言えるかってくらいに

僕には野望がある

物語を作って、それを大勢に鑑賞してもらって、面白かった、楽しかったって言ってもらうこと

物語は自分自身をやや遠回しに表現したものだ。人生のスクラップブックみたいなもんで、それを褒められるってのはさ、究極の自己肯定だよね

「こういうことやってみたい」「こんな風になりたい」作品に触れた人に、そうやって自己を変えるキッカケを与えられたなら、それで僕の人生は完成だ

暗い部屋で、誰も知らない間に息を引き取るはずだった僕が、生きてる人に何か良い影響を与えられたなら、こんな素敵な話は無い。生きてしまった以上、何か残さないとダメだと思うんだ

そんなわけで、物語を作りたい。長くなるか短くなるか、それはわからないかど、何章かに分けるつもりなんだ

記念すべき第1章のテーマは、なんだろうな

「呪い」かなぁ

色んなものに蝕まれて、色んなものを取り込んでしまって、少しずつ破滅に向かうのが、序章だ。僕の人生は、壊れてしまって初めて始まったと思ってるから、そこに至る流れは必要

親が知ったらさぞ落胆するだろうね、生まれからして不幸でございましたは大分親不孝だと思う。まあ仕方ないさ、何不自由ないってのは時に猛毒なんだから

第二章は「逃走」

メロスと逆だ、僕は逃げて逃げた。壊れた自分を、これ以上取り返しがつかなくなる前に守ろうとして、行く先々で何度も逃げ続けた。

なんだかんだで、僕はまだ逃げたままなんだ。今いる場所が、また逃げる先を考えないといけないのか、ここで逃走劇は終わりなのか、まだわからないけど

僕の人生、まだ二章までしか進んでないんだね。もうじき執筆の目処が立つかと思って勇み足だったんだけど、まだまだ足りないや

せめて第二章を早々に終えて、三章に突入できるようにしないとだ。新しい話を見せてやらないと、そろそろ読者が痺れを切らす頃合いだと思う

まだ怖いさ、まだまだ逃げていたい。でも裏切りたくないことに出会っちゃったから、そろそろ挑まないと

なるほど、ここで積年のライバルとの因縁にケリを付ける場面が始まりつつあるわけだ。熱いね、そう考えるとやる気出てきた気がする

色々ドタドタして、大変になるけど、取り敢えず頑張るよ

まずは部屋の片付けからだ!

それじゃあまた、バイバイ

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