会話メソッド

こんにちは世界

しばらくぶりだねぇ、元気?
今日は大寒波の到来にやられてしまった一日だったよ

なんのことはない話をさせてほしいんだけど

そう、折角浮かんだフレーズを書き留めておきたくて、残しておくね

他人とのコミュニケーションってのは、波に乗ることだと思うんだ

波に乗る、と言うより、波打ち際に裸足で突撃する、みたいなイメージかなぁ

そのまま何もせず突っ立っていると、ただ波は足の間を通り過ぎるだけ。だから、こちらから何かしらのアクションを起こしますと

寄せては引く波に、手を添えてみる。冷たさ、意外な温さなんかに触れて、優しく掬ってみたり、パシャッと投げたり

感触が良いようなら、もう少し前に出て、お尻が波をかぶるくらいの場所に座ってみる

大波が来た時の思ってもみなかったエネルギーとか、全身がズルズル引っ張られるような引力を感じて、体を海の冷たさに慣らしていく

着ていたシャツがべったり体に張り付いて、髪が重くなるくらいびっしょりになったら、いよいよ波の中に飛び込んで、体を預けてみる

体を預けてゆらゆら。時折大きな波が顔に覆いかぶさって、口中がしょっぱくなったり、足が届かないのにびっくりして浜に戻ったり、うまく折り合いをつけながら、それはそうとして自由に泳いでみる

オーラ、なんて言葉があるだろ?人間ってのは、そこにいるだけで目には見えないけどエネルギーが出てるもんで

そのエネルギーと上手く付き合うのが、コミュニケーションだと思うんだよ

まず、大しけで荒れに荒れた海に近寄ったりしないだろ?それとおんなじで、虫の居所が悪そうなのって、なんとなくわかるもんで、避けるのが無難だよね

まずはそっとしておいて、向こうからのアクションを待つ。逆に覇気が無い時なんかは、こっちから寄り添っても良いかもしれない

話す前から、コミュニケーションは始まってる。犬猫にもできることだ

様子見が済んだら、いくらか質問を投げてみる

人間、何もないのに話題を提供するのは難しくても、聞かれたことに答えるのは得意なもんで、悩まなくても答えられる簡単な質問を繰り返して、帰ってきた答えにポジティブな反応を返してあげる

面白いのがさ、人間ってどんな人でも意外とおしゃべりなんだよね。話すの苦手とか、コミュ障を自称する人も多いけど、僕からすると案外そんなことなくってさ

承認欲求ってのは誰にでもある、自分を知ってもらいたい、誰かに話を聞いてほしい。このどうしようもない感情を、「あなたの目の前にいる私は、あなたに興味がありますよ。お話を聞く準備できてますよ」って態度で引き出してあげる

ここまで来たら、もう少し突っ込んだ所まで踏み込んでみよう

当面の目標とか、何かやりたいことはあるかとか、進路とか、未来の話を振ってみる

まるで知らない相手に話すような内容じゃないけど、お互いもう見知って、基本的な情報は抑えてある。未来の話ってのは恥ずかしいものではないから、口にしやすい

この話に対する回答には、なるべく良いリアクションをしたいね。目指すものを褒められて、悪い気分になる人間は居ない。遠回しに、人格を肯定してあげられる

未来の話までしたら、過去の話もできる。目標に至ろうとする原因、エピソードが必ずあるはずだ。思い切って探ってしまおう

反応は多少オーバーなくらいで構わない、全力で共感して、全力で肯定してあげよう。過去を肯定してあげることは、より直接的に人格を肯定することに繋がる

肝心なのは、聞き役に徹すること。主導権は円滑なやり取りのためで、相手にサービスするのが一番大事なこと。話しやすい、話をしたいって気分にさせるのが目的だ

幻滅した?

応とも、人付き合いなんて計算ずくだ。自分の喜びのために、まずは他人を喜ばせること

見境なく愛嬌を振りまいたら、そのうちの何割かは自分の手元に違う形で帰ってくる。それが掛け値無しに嬉しいから、それで十分

ぜひ真似してくれ、とは言わない

苦手なら無理する必要は無いんだもの。聞き上手さんを探して、話を聞いてもらう方が楽だ。会話したいなら、会話の上手な人に甘えると良い、きっと喜んで話し相手になってくれる

何より、小さい頃から孤独だった僕が、不特定多数の相手と仲良くなるために苦心した結果だから、一朝一夕に身につくもんでも無いしさ

皮肉なもんだよ、ずっと孤独感じてるけど、話し上手で友達は沢山いるんだから

さて、初めて言葉にしてみたけど、存外ありきたりな事しか書いてないもんだね。特別なマジックもなにもないのが、かえって残酷なこともあるけど

ここらで終いにしようかな

これを読んでしまったあなたが、誰かと話すときにちょっと勇気が湧いてきますように

それじゃあまた

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