読書について

以前にも何度か書いた読書についてです。今までは小説と哲学書について触れてきましたが、今日は「お仕事に直接役立つもの」について書いてみます。

皆さんはお仕事で、どんな記事を書かれていますか? その分野に関する本は読まれていますか?

例えば私は、「業界研究系(就活生向けではなく、M&Aや資金調達について考えている企業向け)」「IT系」「マーケティング系」「独立・転職系」を書くことが多いです。そのため、これらに関するリサーチをすることも多く、知識が増えるほど興味も増していきました。

興味が増すと、これらに関するWeb上のニュースやプレスリリースを読む機会も自然と増えました。例えば以前リサーチ中に参考にと開いた「インフルエンサーマーケティングにおける、YouTuberとVtuberの違い」について述べているインタビュー記事は面白すぎて、執筆時間を削ってまで夢中で読みました。結局、そこで読んだことは記事に一切反映しなかったんですけどね。

法律関係のお仕事をしていた時期は、放火罪について、「ホームレスの方のダンボールハウス(住居ではあるが、建築物とはいいづらい)に放火したら、建物に火を放ったことになるのか、それとも非建築物に火を放ったことになるのか」が気になりました。自分の書く記事には関係ないうえに、これについて述べた記事も見つからなかったんですけど、気になりすぎて、やっとの思いで判例を見つけました。

こんな風に、まずは記事に直接関係ない、反映させないものでも、興味があったら調べてみてください。興味を持つ感性を、少しずつ育ててみてください。

そうしたら、自分がどんなことに興味を持てるのか、どんな知識を増やせば、お仕事に活かせる知見が深まるのかも見えてくるはずです。ここまできたら、自分が読むべき本、読みたい本も、書名と目次から見つけられるようになります。

もちろん、Webでいろいろ調べたり読んだりする過程を飛ばして、いきなり本にいっても構いません。ここまでの流れはあくまでも私のケースであり、この流れを経たことで、「書名と目次を見れば、自分にとって価値のある本がわかるスキル」が身についたと思うから、共有したに過ぎません。

例としてまた私の話ですが、ITやマーケティング、独立・転職などに触れることが多いため「AIが仕事を奪うというのは本当か?」みたいな本を昨日買いました。AIが仕事を奪うという説は筋が通っていますしわかりますが、個人的に、直近でそこまで大きな影響はないと感じていて、詳しい人の意見を聞いてみたかったからです。

今や当たり前となった「フリーミアム」の歴史や事例について詳しく述べた本はマーケティングへの知見が深まりましたし、Webで記事を書く以上絶対に逆らえないGoogleの会長が書いた本を見つけたときは興奮しました。

このような小説でもハウツーでもない、いわゆる「教養系」の本も、ぜひたくさん読んでみてください。ここまで例として挙げてきた本は、どれも”正解”が書いてあるものではありませんし、ジャンル的に、真理を示すことも不可能でしょう。ですから正解を探すのではなく、意見を取り入れて、それを材料にして自分でも考えてみて、知見を深めるために使ってください。

ちなみに、このような本はブックオフで投げ売りされています。1冊を大切に読むよりも、たくさんの本をバーっと読んだ方が、たくさんの考え方=考える材料を取り入れられるため、安い中古がおすすめです。ブックオフの、陳列がわりと乱雑なところも意外と良くって、棚を眺めていると思わぬ良書や自分に合った本が見つかります。新刊書店は整理されすぎていて、このような偶然の出会いがかえって見つかりにくいんですよね。

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以上です!
読書はライターとシナジー高い趣味なので、ぜひ取り入れてみてください。ただ、今日お話したような本をいきなり読もうとしても苦しくなっちゃうかもしれないので、まずは小説、慣れてきたら新書のように、「読みにくさ」を少しずつ上げていくといいかもしれません。

ちなみに、今日から朝に書くことにしたのですが、投稿は朝と夕方、どちらがお好みですか?
朝だと通勤中とかお昼休みにも読めるのかなと思いまして!

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