語尾のレパートリーを増やそう

久々に語尾…、というか表現? のレパートリーのお話です。文末ちょっと変えるだけで印象もけっこう変わります。クレーム回避にも有効なので、ちょっとずつ、使えるもの増やしていきましょう。

【~べき】
「~べき」はできるだけ避けたい表現です。本当に「~べき」といえることは少ないからです。

例えば「少しずつでもお金を貯め、ある程度の額になったら長期目線の投資に回すべき」という文章があったとして、これは本当に「~べき」でしょうか?

今は銀行の金利なんてあってないようなものですし、いつ仕事がなくなるかも、年金もどうなるかわかりません。貯めるだけじゃ不十分で、少しずつでも増やした方がいいよ。というのは客観的に正しいです。

でも、どんな投資にもリスクはあります。投資である以上、リスクゼロにはできません。

リスクのあるものを「~べき」という表現で強くすすめるのは避けたいです。「あなたが投資すべきって言ったからやってみたら、損失が出た! どうしてくれるんだ!」みたいなクレームも考えられます。

「長期目線の投資に回したい」とか、「~回しましょう。〇〇だからです。」みたいな書き方が安心です。

反対に「~べき」と書いてOKなのは、法律などで厳密にルールが決まっている場合です。「継続して事業を行うなら、開業届は出すべきです。」みたいなの。まぁ、開業届は出すべきというより、「出さなければならない」んですけどね。

【~してください】
「~してください」「~ください」のようなお願いする語尾は、フラットな立場で書くWeb記事では基本的にしません。ただ、私はポイントでけっこう使ってます。

「~ください」を使うのはだいたい2パターンで、そうしてもらうのが読者さんのためになると確信できる場合と、本当にお願いしたいときです。

読者さんのためになる場合というのは、例えば「節税したいなら、青色申告をしてください」とか、「開業届は早めに出してください」が当てはまります。誰がどう見ても、客観的に正しいことをいう場合です。

本当にお願いしたいときというのは、「弊社の〇〇はxxな方におすすめです。まずは具体的にどんなことができるのかお伝えしたいので、興味のある方は下記リンクからお問い合わせや資料請求をしてみてください」みたいなのです。要は、フラットな立場を捨ててでもCVを促したいときです。

お願いというのはある程度信頼してもらえていないと聞いてもらえませんから、お願いする部分までの間に、読者さんの利益を最大限に考えて記事を書きます。まずは正しくて、役に立って、他所にはないことが書いてあって、行動を後押しするようなユーザーファーストな記事を書くことで信頼を得て、「この人のいうことなら信じられるな」と思ってもらうわけです。そのうえで、記事の最後=まとめ部分でお願いをすれば、「この人がおすすめするものなら、話くらい聞いてみてもいいかもしれない」と思ってもらえるかもしれません。

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以上です!
今日は何となく集中できなくて、ちょっとモヤっとした書き方になっているかもです。

今までの語尾のレパートリーのお話以上に私見が入っていますが、特に「~してください」はけっこうお問い合わせにつながっているみたいです(アナリティクスは見られないんですけど、お客さんがたびたび「げんきさんの記事お問い合わせけっこう来るね」と言ってくれています)。

ぜひお試しください~

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