長距離走は足が遅くなるのか
こんにちは、井口元気です。
今回は成長と走力ということでお話ししていきます!
僕は元々運動が苦手で運動会も嫌いでした。
しかしそんな僕が小学校四年生を機に変化することになります。
運動会のリレーの選手を決めるために、全員が50m走のタイムを測る日がありました。
出席番号順に二人で走るのですが、僕の相手は学年で1,2位を争う足が速い子です。
嫌だなぁ、、、と思いながら走ってみると、なんと勝ってしまったのです!!!
そんなバカな、、、きっと手を抜いたに違いないと思いました。
測定は2本行わられるので、もう1本走ることになります。きっと次は負けるに違いない。
そしたらなんと、また買ってしまったのです!!
えぇーーーこの自分が!?!?と、びっくりしていると、なんとその年は学年で1番のタイムを叩き出してしまい、初のリレーの選手に選ばれるのでした。
その後は、自分は脚が速い!という自負のもと、野球を頑張ることになります。
中学生になり野球は下手な方でしたが、脚はチームトップ3に入る速さでした。学校でも学年2位の速さでした。
そんな僕は高校へ進学し、脚でアピールしようと意気込んでいました。
高校初の体力測定で、僕は驚愕のタイムで周りを驚かそうと意気込んでいました。
しかしながら実際に走ってみるとなんと、、、
学年でも真ん中くらいのタイムでした。
それも、トップの人が速いタイムというよりは、自分のタイムが明らかに遅いのです。
どうして!?!?!?!?
自分の脚の速さに自信を無くした瞬間でした。
その後も、自分のスプリントタイムは上がらず、大学へ行っても足でアピールすることはできませんでした。
なぜこうなってしまったのでしょうか??
まずは僕が練習を頑張り屋だったことがあります。
みんなが嫌いな長距離走も手を抜かず一生懸命でした。
短距離が速い人に限って、長距離は手を抜いてる選手が多かったですね。
大学時には、長距離のタイムはチーム1番になってました。
短距離が遅く、長距離が速い。野球選手としては不名誉な体力でした
そして今、現役を引退して9年の今年31歳です。たまに草野球をやります。
1塁ベースまでの最高タイムは、
大学時代 4.28秒
今 3.89秒
嘘みたいに速いんです!!!
走る練習なんてしてません。パワーを向上させる筋トレをしてるだけです。
走る練習したらもっと速くなる可能性はもちろんあります。
よく、
速筋と遅筋
があるっていう話を聞いたことがありませんか?
これ、本当にあります!
🟣速筋 大きなパワーを出すのに適し、スタミナは苦手
🟣遅筋 スタミナが得意で、大きなパワー発揮は苦手
遺伝的にこの配分は決まっていますが、トレーニングの内容次第で配分が変化します。
簡単に言うと短距離ばかりやってると速筋が鍛えられ、長距離ばかりやっていると遅筋が鍛えられるっていうことですね。
僕は長距離をとても頑張る選手だったので、現役生活が長くなる毎に遅筋優位の選手になっていったと分析が出来ます。
特に野球界はいまだに、走り込みの文化が根強く残っていますね。
走り込むのは良いのですが、しっかりとパワーを向上させるトレーニングも効果的に取り入れられると良いですね。
今日は長距離走をやることによる短距離走への影響のひとつのエピソードをお話しさせていただきました。
参考になりましたら幸いです!
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