足の速さに自信がない人のための速くなるnote
この記事では、脚が速くなるための方法や考え方を紹介していきます。
まず、簡単な自己紹介をさせてください。
井口元気 神奈川県横浜市出身
パーソナルトレーナーです。
大学まで野球をやりました。なかなか上手くいかない野球選手生活でしたが、唯一の武器は足の速さでした。
、、、中学時代までは。
中学3年時で、50mは6.7秒でした。当時の基準値だと、結構速い方です。
野球は上手くなくとも、足の速さはチームでも上位でした。
中学時代時代、元ヤクルトスワローズだった選手の方が臨時コーチとして来られていて、こんな言葉をかけてくださいました。
「お前が足が速いね!この先も絶対に武器になるよ!岩村さんや青木さんを見てきた俺が言うんだから間違いない!」
こんな嬉しいお言葉をいただき、僕は足の速さでこの先も勝負していこうと思いました。
そして高校入学して最初の体力測定。
50m走のタイムで驚かせてやろうと思っていたのですがタイムは全然速くありませんでした。
6.7秒。遅くはないですが、速くもない。
一番ショックだったのは、中学時代から記録が伸びていないこと。
しかしまだ高校1年生。3年生になる頃には速くなるだろうと思っていたら、なんと3年生になっても6.7秒でした。
周りのメンバーはちゃんと速くなっているのにどうして???
疑問だらけでした。
あの中学時代に言ってもらった、足が速いねという言葉をもう信じられなくなっていました。
そして大学で野球をやることになり、大学でも足が速くなることを目指しました。
色々試したけども、大きく記録が伸びることはありませんでした。
印象的だったのは、塁間のタイム測定が4.28秒だったのを覚えています。
このタイムは全然速くありません。
速い選手だと3.9秒を切ります。
ちなみにこの記事を書いている現在は33歳ですが、塁間は2塁打でも4秒を切ります。
要は、20歳の頃よりも30代の方が足が速いんです。しかも普段はトレーニングはやってるけどほとんど走ってません。
筋トレとストレッチをしっかりやったら、足が速くなったのです。
野球選手時代に、50m走を毎日自主練で走った時期もありましたが、全く速くなりませんでした。
しかし走っていない今の方が速いのです。
いろいろなエクササイズをやってきましたが、走りに特化した初心者でも出来そうなエクササイズを紹介していきます。
確認ですがこの記事は「自信がない人向け」に作ってます。ご理解の上お読みください。
足を速くする本物のもも上げエクササイズ
多くの部活動などでもも上げを取り入れていますが、闇雲にやっていてもなかなか足は速くなりません。
実はもも上げはちゃんと正しく行うのは難易度が高い運動だと私は思っています。
しかし簡単なやり方から順に習得していけば難しくないですし、簡単なやり方を行うだけでも足が速くなる成果は期待できます。
今から記すエクササイズは、順番に行うことで成果が出やすくなるように組み立ててありますので、出来るようになったら次のステップへ移るようにしてやってみましょう。
1,ゆっくりもも上げ①
手を耳の横に置きます。背筋をまっすぐにした状態で、ゆっくりもも上げを行います。
上体は丸まらず、そして反ることもないようにしましょう。
速く走るためにはまずこの腸腰筋がちゃんと動くようになってくれる必要があります。
猫背になったり、反り腰にならないように気をつけながら行います。ももを上げた際、足の付け根に力が入っている感覚があれば上手くできています。
2,腕振り
腕振りは色々なタイプの振り方がありますが、色んな振り方がある中で大切にしたいのは「背中を使って腕を振ること」です。
腕は特に引く側がとても大切で、引く際に背中を使って振ることができると速く走ることができます。
まずは動作をゆっくり行い、肩甲骨や脇の後ろの筋肉を使っていることを感じられるようになりましょう。
3,ゆっくりもも上げ②
最初のゆっくりもも上げ①と、腕振りを組みわせたものが、ゆっくりもも上げ②です。
脚の付け根の腸腰筋を使ったもも上げと、背中を使った腕振りを同時に行うための練習です。
もも上げと腕振り、それぞれ別個でやって上手くできたとしても一緒に組み合わせると動きがよくわからなくなってしまうという人もいます。
なので焦らずゆっくりと、動作を確認しながらやっていきましょう。
わからなくなったら、ゆっくりもも上げ①と腕振りに戻って、動きを確認してからまた組み合わせて練習しましょう。
4,キレ出し片脚もも上げ
ゆっくりもも上げ②を、速度を速くしてキレを出していく練習です。
もも上げ動作と腕振りがしっかりできていれば、キレのある動きができると思います。
あとは力の入れ方のポイントがありまして、着地、もも上げ、腕振りの動きを全て同じタイミングで一瞬で行うことです。
この3つのタイミングがズレると動きのキレが生まれません。
動きの正確さとタイミングを考えながら、練習してみましょう。
5,両脚もも上げ行進
これまでやってきた片脚のもも上げを、両脚で交互に行います。
まずポイントは、これも最初はゆっくり行うことです。いきなり全力スピードでやってしまうとフォームが崩れるリスクが高いです。
慣れてきたら段々と速度を上げていきます。
6,両脚もも上げホップ
前の両脚もも上げ行進を、軽く跳びながら行います。
跳ぶといっても、高く跳ぶ意識は不要です。足が地面から少し離れる程度でOKです。
これも全力ではなく、まずは70%くらいの速度で行います。そして段々と速度を上げます。
7,両脚もも上げホップ→ダッシュ
もも上げからダッシュをします。ずっと作ってきたフォームを、実際の走るフォームに活かしていくステップです。
ダッシュをした瞬間に以前の走り方に戻らないよう、腕振りや脚の入れ替えをしっかり意識してダッシュをしましょう。
まずは70%くらいの速度のダッシュから始めて、最終的に100%の力でダッシュできるようにしていきます。
上記エクササイズを動画にしましたので動きをご確認ください。
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