「胸を見る」ということについて
これは言い訳の文章だ。
私は男性で、いわゆる「ヘテロセクシャル」なので、女体が好きだ。
恋愛対象は女性だし、性的興奮の対象は女体だ。
これを前提として、私には私にすら制御できない事象がある。
それは「女性の胸元を見る」という行為である。
経済学、ビジネスにおいて「ゴールデンゾーン」という概念がある。
ご存知の方も多いとは思うが、これは、「消費者が最も目につきやすい視点の範囲」を指し、コンビニやスーパーでは陳列棚において積極的に活用されている。
ハッキリ言おう、
「胸元は男性のゴールデンゾーン」なのだ。
(もちろん、男性全員ではないが)
冒頭にも述べたように、私は女体が大好きだ。
しかしながら、大好きではあるものの、それとは全く異なる次元において、女体を持つ女性を一人の人間として尊重している。
だから、そういう関係である人を除いて、私は絶対に、絶対に胸元を見ないように意識をしている。
これは理性的な人間でありたい私が、私自身に科した鉄の掟だ。
だが……見てしまう……。
私が見ないように意識をすればする程、見てしまった瞬間に「見たな」と気づく。
学生時代、友人に相談をしたことがあった。
私は性の開花が遅く、18歳まで全く性欲が無かった。
だから、女子の胸元に自然と目が行ってしまうことを不安に思い、相談したのだ。
我ながらピュアでかわよい。
胸元へ視線が来ると気づくと言われている。
それも知っているから、なおさら見ないようにしているが、やはり私の肉体の本能には勝てないようだ。
見えてしまうし、見てしまう。
もし、私のように自身の本能と格闘している人が周りにいらっしゃれば、ぜひ優しくしてあげてほしい。
なお、女性のイケメンに対する「顔の見過ぎ」はすぐに気づくので、お気をつけください。
私の顔見過ぎですよ!
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