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ChatGPT優良記事

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無数にあるChatGPT関連の記事の中から個人的にブックマークしておきたい必読記事を集めています。医療、研究関係でも応用可能という切り口です。
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#自然言語処理

ChatGPT時代の開発テクニック①: ChatGPTにエラーの原因を語らせよう

こんにちは、IVRyでAIエンジニアをやっているべいえりあです。今回は自分が最近使っているChatGPTのプロンプトの改善方法について書いてみようと思います。 皆さんはChatGPTのプロンプトをいじっていてなかなかChatGPTが言うことを聞いてくれないという事態に遭遇したことはないですか?本記事を読めば、そんな時にChatGPTに言うことを聞いてもらえるプロンプトが素早く見つけられるようになるんじゃないかと思います。 従来の機械学習・プロンプト開発について具体的な手法

GPT-4のハルシネーション(幻覚)の研究

3月14日、OpenAIから大規模言語モデルGPTの最新バージョンであるGPT-4が公表され、すぐにChatGPT有料版でも利用できるようになりました。 GPT-4は、その抜きん出た性能で一躍話題になる一方で、まるで事実であるかのような嘘をつくというハルシネーション(AIの幻覚)の欠点は、まだ克服されていません。 今回は、このGPT-4のハルシネーションについて、これまでよりも深く調べてみました。 1.ハルシネーションが起こる理由AIのハルシネーションとは、AIが生成す

GPT-4の性能をBingと比較してみた

 日本時間で3月15日未明、OpenAIが大規模言語モデルのGPTシリーズ最新バージョンであるGPT-4を発表しました。  GPT-4は、人間向けの試験問題やベンチマークテストで従来のモデルよりも高い成績を収め、日本語でもGPT-3.5の英語性能を超えているそうです。  また、GPT-4は、ChatGPTの有料版(月20ドル)に加入していれば、すぐに使用できます。  今回、MicrosoftがBingのチャットモードもGPT-4を利用していることを明らかにしました。そこで

偉人や専門家の召喚による意思決定支援システム(by GPT-4)の紹介

何かの選択で困った時に、ChatGPTのGPT-4モデルに質問すれば、適切なアドバイスをもらうことができます。この時、賛成意見と反対意見で議論して、論点を明らかにすることができれば、さらに有効なアドバイスとなります。 このような観点から、仮想的な偉人や専門家にディベート形式で議論してもらって、論点を明らかにする意思決定支援システムを考えてみました。 1.偉人によるディベート(1) 性善説vs.性悪説 (2) マンションvs.一軒家 (3) いじめ問題 (4) カレー

自動文章修正プロンプト for ChatGPT 4

noteの深津さんがTwitterで紹介していた文章を再帰的に品質アップするプロンプトを基に、自動文章修正プロンプトを作成しましたので紹介します。 1.自動文章修正プロンプトver1最初に考えたのが以下のようなプログラム型のプロンプトです。 これをChatGPTのGPT-4モデルに入力しました。以下がその出力結果です。 素っ気なかった最初の冒頭文を、文書表現を修正するだけでなく、内容も付け加えて、読み手の興味を引くハイクオリティの文章に書き直してくれました。 ただし、

GPT-4を利用した長文原稿自動生成プログラムの紹介

以下の記事は、アウトライン及び原稿の自動生成プログラムによって作成したものです。 通常、GPT-4で長い文章を作成する場合は、最初に全体のアウトラインを作成し、部分ごとに分割して文章を生成して、最後に全体を統合する必要がありますが、このプログラムは、その手順を一括でできるようにしたものです。プログラムは記事の後に紹介します。 第1章: AIの浸透と今後のビジネスへの影響1. はじめに a. AIの重要性と現代ビジネスへの適応 近年、人工知能(AI)の急速な発展とその浸透が