映画Mrs. Harris Goes to Paris
ネットで見る限り、日本ではやっていない映画かもしれない。
夫を戦争で亡くし、イギリスでメイドをして細々と生きている年配の女性がディオールのオートクチュールに魅せられ、必死にお金を貯めてパリに行く。というお話。
立身出世系の話でもないが、なぜかワクワクさせてくれる展開だ。
昔からファッションショーってなんのためにやっているのか不思議だったが、こういう世界もあるんだ。気に入った服をショーで見つけ、自分のサイズにお直しして買っていく。考えたこともなかった。
年齢を重ねてもワクワクする対象を見つけるのは大事だな、と感じた。夢はどこにでも埋まっているんだと思わせる。特殊な才能もいらない。トップガンのような特殊な状況もいらない。年をとっても可愛い服を着ていい。
夢はささいなところに埋まっていて、見つけてもらうのを待っている。そんなメッセージを感じた。この映画の場合、その夢はお客さんの家のタンスの中にあった。見つかるかどうかはその人の感性とめぐり合わせだけだ。
一度目標さえ決まってしまえば、叶える道筋は苦にならないし、荒い道のりもそれで楽しい。まずは自分の足元で夢探しだ。別に遠くに行く必要もない。
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