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落語をスムーズに楽しむための入門ガイド。

神田伯山が松之丞時代に書いていたブログに、「講談の手引」ってタイトルで落語の手引きについても書いてある記事がありました。


で、入り方としては、「古臭い・難しい」ってイメージを取っ払うために立川志の輔、春風亭昇太から入り、そこから名人だった志ん朝に行き、さらにその後、圓生→談志→志ん生っていうような名人の方へ行くと良いっていう感じの内容。

最初のつかみに関しては私も全く同意見で、志の輔や昇太、今だと、春風亭一之輔、桂宮治、柳家喬太郎あたりを聞いてみるのが良いと思いますね。

彼らの噺には「古臭い」って感じは全く無く、マジで「すべらない話」に出てくるような芸人と遜色ないレベルで面白いです。

私としては、「落語を聞いたことがないけど聞いてみたい」って人は、

春風亭一之輔
柳家三三
柳家喬太郎
桃月庵白酒
立川志の輔
立川談春
春風亭昇太
桂宮治

あたりの動画を見るか、そのうちの誰かの独演会か、誰か1人でも出ている会に最初に行って欲しいと思いますね。

それ以外の人の落語を聞いて、「全然おもしろくねえな」ってなってしまうのは残念過ぎますし、さらにそうなる可能性は極めて高いと思います。

一昨年くらいに行った落語協会の池袋の寄席、クソつまんねえジジイばかりがゾロゾロ出てきて、「これでカネ取るとか舐めてんのか。むしろカネを払えや!」ってことをガチで思うくらいに退屈&不快&眠すぎでしたからね。

私が最初に落語を聞いたのは「近所のホールに人間国宝の柳家小三治が来るから試しに行ってみるか」ってことだけで、それ以外の知識は全く無くそれ以外の芸人も誰一人知りませんでした。

ですが、ラッキーなことにその会には桃月庵白酒師匠が出ていて、その落語を聞いてメチャクチャ笑ったんですよ。

で、「マジかよ、落語ってこんなに面白いのかよ!」って思ったんですが、それ以外の人は微妙でした。人間国宝の小三治は落語は見事だったけど、枕は退屈でしょうがなかったし。

なので初心者の方がいきなり寄席に行くのはマジでオススメしません。上に挙げた芸人が出ているということならば、その人以外は見猿聞か猿言わ猿をモットーにして戦ってください!

で、そういう楽しい落語家の話にはまっていって、「落語自体の話の面白さ」にも興味が出てきたら、後はまあ、それぞれ色々聞いてみたらいいと思います。

まあね、簡単なのはYouTubeに上がっている落語家の落語を聞いてみることです。

落語は残念ながらメジャーなエンタメではないので、「売れている落語家」の動画しか出ませんし、「売れている落語家」じゃないとCDやDVD等の音源も出ません。

なので、自分のチャンネルで落語を挙げている人は別にして、基本的に売れている・人気がある人の落語しか挙がっていないというわかりやすい事実がそこにはあるのでございます。

テレビに良く出ていて売れている落語家もいますが、その人の落語が必ずしも面白いわけでは全然ない。

誰とは言えませんが、学歴がお高いことを売りにしている落語家の方とか、1万円くれるって言われても聞きたくありません。

先日、人間国宝になった五街道雲助さんもそうですが、小さん、米朝、小三治っていうような歴代の国宝から入るのも、あんまりオススメしない。

慣れてからの方がいいと思います。

まあね、一番簡単なのは、やっぱり笑点メンバーの一之輔と宮治を聞いてみることです。

その2人で全然はまらずに「落語って面白くねえな」ってなって、他の人で落語にはまる可能性は相当に低いと言ってよいw

それくらいあの2人は飛び抜けてます。

講談の場合は、神田伯山一択。浪曲は玉川太福一択です!それ以外の人を勧めてくる人は完全に無視してよいでしょう!

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