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首位への挑戦【なでしこ1部、ニッパツvsオルカ】

試合前の状況

2023なでしこリーグ1部。9節を終えた段階で首位は7勝2分けの無敗で首位を走るニッパツ横浜FCシーガルズ。
その後を、勝ち点19のオルカ鴨川FC、勝ち点18の伊賀FCくノ一三重が追う展開。
前半戦も終わりに近づく第10節。2023年5月21日、ニッパツ三ツ沢球技場を会場に、ニッパツ横浜FCシーガルズvsオルカ鴨川FCの試合が、13時キックオフで開催されました。
ニッパツが勝てば2位を蹴落として盤石の首位、オルカにとっては勝てば勝ち点差1まで近付ける大一番となりました。

試合

前半

午前中仕事があり、長野を出発したのが11時過ぎ。
高速で練馬まで→環八→第三京浜のルートだったのですが、環八で多少の渋滞。まあこの辺は仕方なし。残念ながら鈴木陽選手の先制点を現場で見ることはできず。

三ツ沢は4年振りですが周辺道路は記憶にありました。が、隣で陸上のインターハイ県予選もあったとかで駐車場が満杯。三ツ沢公園陸上競技場側の駐車場が順番待ちOKとのことで並び、数分で立体駐車場の2階に。そこから徒歩数分。当日券を買ってスタンドに入った時、ちょうどオルカがPKを取られた場面でした笑

ニッパツFW片山選手のPKは、反応したGK田谷選手の手を弾いてゴールイン。この辺はさすが現在1部得点王(この時点で9得点)。同点に追い付いた勢いからか、その後もニッパツが押し気味に試合を進めたものの、前半はこのまま1-1で終了。

ハーフタイム

オルカのハーフタイム練習には、兼重選手や高塚選手ら前節の大阪戦ではリザーブ外だった選手が復帰。後半の活躍に期待せざるを得ません。

後半

後半からはハンナ選手が出場、より攻撃寄りになったオルカ。
そんな中、ニッパツの室井選手の顔面にシュートが直撃するアクシデント。オルカのゴール前チャンスで主審が試合を止めたものの、再開はボール直撃の位置からニッパツ側のドロップボール。ニッパツはサイドに出してくれましたが、陣地は大きくオルカ側に戻されスローイン。これはどうなんすかね主審。と思いました。オルカ側応援席からも控えめながらブーイング。そして室井選手は数分後にもクリアボールが顔面直撃してました。本人も苦笑い。それだけ球際に飛び込んでるってことでしょうね。
53分にニッパツのスローインから、その室井選手が抜け出してオルカのGK田谷選手より一瞬速く触ってシュートも、惜しくも枠外。57分にオルカは並木選手に代えて高塚選手。高塚選手に守備のタスクを任せ、浦島選手が攻撃に回ります。

62分。オルカの左からのクロスが右に流れたところを高村選手がダイレクトで山なりのクロス。浦島選手がこれもダイレクトで勢いを殺すラストパス。このお膳立てに鈴木陽選手がダイレクトシュート!ニッパツGK新井選手の伸ばした手より速く、ゴールに突き刺さりました。

直後にニッパツも吉田選手のパスから室井選手が強烈なシュートを放ちましたが、田谷選手が横っ飛びでビッグセーブ。

首位と2位の対戦らしく、お互い球際で一歩も引かず一進一退の好試合。

このままスコアは動かず、1-2でアウェーのオルカ鴨川FCが勝利しました。

試合終了後

オルカにとっては会心の勝利。
シュート数は10対7とニッパツの方が多く打ちましたが、守備陣がPKのみの1失点に抑え、攻撃は、スフィーダ戦以来のゴールとなった鈴木陽選手が、複数得点はオルカ加入直後の2021シーズン以来?の復活劇。
そして、高塚選手を入れたことで、ポジションを前線に上げた浦島選手が5分後にアシストを記録。数分後には兼重選手が入り、浦島選手はまた守備的なポジションに(高塚選手とのダブルボランチ)。野田監督の采配が見事的中。

優勝争いは、10節終了時点でニッパツが勝ち点23、オルカが勝ち点22。
同時刻に行われた上位対戦の名古屋vs伊賀は、名古屋が3-2で勝利。伊賀は勝ち点18で3位のままですが、名古屋が勝ち点17として4位浮上。森山監督の現役時代を思い出すような神谷選手のダイレクトボレーを含め0-2からの大逆転劇。こちらの試合もハイライトだけでも是非ご覧ください。

前半戦最後のゲーム、オルカ鴨川FCは5月28日にフクアリで愛媛を迎え撃ちます。

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