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久々の再会×2日間

2024年6月9日、袖ヶ浦市陸上競技場を会場に、
2024なでしこリーグ1部第12節
オルカ鴨川FCvsASハリマアルビオン
の試合が、13時キックオフで開催されました。
今回は、土曜日の観戦や思い出話も含め、旅日記風にお送りします。


上武大vs山梨大

群馬へ移動

先ずは長野県から上信越道で群馬に入り、時間があったので松井田妙義で高速を下りて一般道で高崎へ。数年前からインスタでフォローしてたのにずっと行かれなかった「Family Dining 鈴木亭」さんへ。看板メニューのひとつ「ほるたま丼定食」をいただきました。

ほるたま丼定食

やはり美味しい。次回は店内飲食より充実しているテイクアウトに挑戦してみたいです。

シュヴェスターの2人

6月8日土曜日。
この日観戦に訪れたのは、群馬県伊勢崎市にある上武大学伊勢崎キャンパス。関東大学女子サッカーリーグ3部、上武大学vs山梨大学の試合がありました。
ホームの上武大学には、DF呉羽選手。アウェーの山梨大学には、GK薬袋選手。2人の長野県出身、そしてAC長野パルセイロシュヴェスターU-15出身の選手が在籍しています。

私がシュヴェスターの試合を観始めたのは2019年。2018年の国体代表に選ばれていた川船暁海選手(現、AC長野パルセイロレディース)を見て面白いなと思い、翌年の公式戦に行ってみたら川船選手はスタンドに。その時の試合はU-15の試合で、高校生になった川船選手は応援笑。そんなことも知らずに行った私ですが、春先のU-15県大会トーナメント準決勝と翌週の決勝を観戦し、決勝は令和元年に年号が変わった直後、AC長野パルセイロシュヴェスターU-15vs松本山雅FCレディースU-15(当時はU-15までしかなかった)でした。
当時中学3年生だった呉羽選手と薬袋選手はシュヴェスターU-15の主力として出場。1-1でPK戦までもつれた末に敗れてしまいましたが、この試合以降、この世代をずっと応援することになりました。薬袋選手は中学卒業後に松商学園に進学し、松商学園女子サッカー部の守護神、更に山梨大学の守護神に。呉羽選手はシュヴェスターに残り、上武大学に進学後もケガなどありつつ今年は試合に出ていました。対決が見られると良いなあと願いつつ、一応事前確認をして(大学キャンパスは何処に行くにも緊張します)駐車場や観戦場所などを厳守しつつ、現地到着。

土手の上から観戦。恐らく上武大学の選手の関係者(呉羽選手の親御さんにも会えました)も十数人。原っぱ状態の場所に園芸用のイスを置き、日傘も差したかったけど風があったので断念、夏のような陽気の中、試合が始まりました。

上武大vs山梨大

山梨大学女子サッカー部
上武大学女子サッカー部

※一応顔隠しときます
試合は、前半早々に山梨大学に負傷者が。ベンチに数人いると思ったらケガかマネージャーかで交代要員がおらず(前の試合も11人登録だった)、山梨はほとんどの時間を交代なしの10人で戦うことに。また、昨年惜しくも2部から降格した上武大学は2年前のOGにオルカ鴨川FCの三秋選手がいるなど実績あるチームで、チーム力も圧倒し(9番がループ決めたりドリブルで数人抜いたり凄かった)、試合自体は10-1の大差に。ただ、後半開始すぐに9-0になって心が折れてもおかしくない状況の山梨が、一人少ない苦しい状況でも笑顔でプレーし、相手のミス絡みではあったものの1点返したのは驚きました。
呉羽選手は4バックの右CBで先発、前半セットプレー絡みで惜しいシュートがありましたが、大差がついた前半のみで交代。薬袋選手は大変な試合になったものの、至近距離のシュート含め5点分くらい止めたんじゃないかというくらいGKとして獅子奮迅の動き。ドリブルで抜かれるのは仕方ない。でも、2人の対戦を見るのはコロナ禍での色々な制限付きでやってた練習試合以来数年振りかな。

試合後、土手から観戦の私たちにも両チーム選手から挨拶。2人の写真も撮らせていただきました。上武大学は翌日も試合だったり大変だけど、お互いケガには気を付けて。活躍を楽しみにしています。

千葉へ移動

試合終了後、来た時と同じくキャンパス内を少し横切る形で駐車場へ。今まで大学キャンパス内観戦は早稲田、尚美、国際武道、東京国際、流通経済大など行きましたが毎回緊張します。ぼっち移動のおっさんには心理的プレッシャー笑
上武大学から出発し、高速に乗り関越道→外環→東関東道などを経由して、土曜日の宿泊先である千葉県市原市へ。到着する頃には夕飯時。

ホテルに入る前に、以前来訪したことがある市原市の「大来食堂」さんへ。

前回来た時にはなかった、VONDS市原FCレディースのポスター。
以前パルセイロレディースにいた大河内友貴選手や、松商学園出身の大久保佑菜選手も所属していて、大河内選手のユニを買ったりもしてるので観戦したいんだけど、日曜日は練習試合の為茨城県へ遠征。残念。

最近、町中華でMyパターン化している「中華丼+餃子」。美味しかったです。
ビールを飲みながらテレビを見る老人、家族連れ、一人暮らしっぽい若者、長野から来たおっさん笑。駐車場には猫。素晴らしいカオス具合。これぞ町中華。

オルカ鴨川FCvsASハリマアルビオン

朝食

試合観戦の前に、朝食の為に木更津市の海沿いに。
昨年何度か行った「海鮮食堂KUTTA」さん。朝9時からやってるので観光客も地元ナンバーも来る人気店。その割に値段もそんなに高くはないと思います。が、並びます。空いてるように見えても30分以上の待ちは覚悟。

海鮮丼

忙しくて、注文取りに来ないし水は来ないしで(2杯目以降はセルフ)自分で水を取りに行ったり。まあ繁盛してるから仕方なし。海鮮丼は美味しかったです。

試合会場へ

この日の目当て、なでしこリーグ1部の鴨川vsハリマは13時キックオフ。袖ヶ浦市陸上競技場に到着したのは11時30分頃。まずまず余裕のある到着時間。

昨年は18試合も観戦したオルカ鴨川FC。なんと今年初観戦。
鈴木陽選手や浦島選手らが移籍し、兼重選手が引退してしまっても、元長野の古舘選手、元群馬の田谷選手、関口選手、高塚選手、そして鴨川を見始めてからファンになった松尾姉妹、三秋選手、森田選手らがいて、今でもオルカ鴨川FCは大好きなチームのひとつです。ただ、チーム創立10周年を迎え優勝した昨年に比べるとやはり上記退団・引退の穴は大きく、得点力不足もあってここまでの11試合で4勝5分け2敗と今一つ波に乗れていません。ここまでの11試合で12得点は、リーグで下から4番目の少なさ。

北沢心愛選手

そして、国際武道大学/オルカ鴨川BUから登録された、北沢心愛選手。旗がフェンスにくっついてしまい、写りが悪くてすいません・・・。
AC長野パルセイロシュヴェスター出身、土曜日に試合を観た呉羽選手と薬袋選手の同期でもあります。先輩で現WEリーグ長野の川船選手と2トップを組んでいた時期もありました。

詳しく知りたい方は、2年前のこちらの記事をどうぞ。
北沢選手は中学3年生の2019年、数分ではありますが当時の女子サッカー最高峰、なでしこリーグ1部長野vs浦和でデビューしています。背番号は25。今年、オルカ鴨川FCで再びその背番号を背負い、最近数試合はリザーブ入り。この日に袖ヶ浦に来たのは、そろそろ出場有るかも?という予感もあってのことでした。

この日の午前中には、多くのチームが集まった小学生のサッカー大会が同所で開催され、表彰式がハーフタイムにあったので子どもたちや保護者がそのまま残って試合観戦。ピッチ確認に出ていた選手にも大きな声援を送っていました。

国際武道大学の先輩、木村選手(右)と歩いていた北沢選手(左)。気付かれてた笑

グッズ・スタグル

一旦観客席から出て、再び競技場の外周へ。グッズ売店やスタグルが並んでいます。

缶バッジガチャ200円。子どもたちでもチャレンジできる値段設定が素晴らしい。しかもどっかの金の亡者チームと違い全選手が3分割されていて、目当ての選手がいる場合は集中して回すことも可能です。私は3カ所全てに欲しい選手がいたので、先ずは左上から右上をチャレンジしたのですが、なかなかお目当てが出ないことも。三秋選手がグッズ売り場に来て見ている中で、4回転中三秋選手が3枚出た時はさすがに気まずくなりました笑。まあ三秋選手も欲しかったのでそれはそれで嬉しいんですが、右上でどうしても引きたかった関口選手が出ず、多少の神のお恵みもあり最後の200円でようやく確保。残念ながら左下は回すことなく予算終了となってしまいました。

鴨川開催でお馴染み、みっこちゃんのおそうざい。ハーフタイムにフランクフルトをいただきました。

こちらは初出店?ふる里さんの焼きたてパン。朝4時から作られた数多くのパンは、ハーフタイムには完売していました。かなりの数買い占めた人がいたようですけど笑

私が購入したのは、キーマカレーパンとチーズクリームデニッシュ。美味しかったです。スタグルとしては安価(多くが130円)なのも人気の要因。

バッジは計25枚、5,000円を消費。まだ欲しいけど未入手の選手が何人かいる。次回来るまでにバッジあるのかどうか笑

試合前練習

鴨川の運営の柴田さんとは、ガチャ補充の際に少し話をさせていただき(お久し振りでした)この日は昨年の袖ヶ浦開催(529人)よりも多くの方に観戦いただきたいという運営サイドの意気込みも聞けました。試合前練習でハイタッチをしていたのは、昨年まで鴨川にいた児玉選手。

対戦相手のハリマには、児玉選手や、元長野の山岸選手、國生選手らかって知ったる選手も何人かいますが、今年は開幕から調子が悪く、連敗はようやく抜け出したものの3勝8敗の10位と苦しんでいます。ここ数試合は強化担当やコーチの方が監督代行の形で指揮していましたが、この試合の3日前に新監督就任が発表されていました。

オルルンやチアリーディング、応援団やサッカー少年団の歓声に迎えられ、オルカ鴨川FCも練習開始。

驚いたのは、鈴木陽選手から背番号11を引き継ぎここまで全試合先発出場していた松尾美月選手のリザーブスタート。

顔を隠すのが勿体ないなと思うくらい、子どもたちは大きく口を開けて選手を応援してくれてました。

試合開始前

粕谷智浩袖ヶ浦市長が、マスコットキャラクターのガウラと共に挨拶。

続いて、チアリーディングのリーダーがご挨拶。小学生だと思うのですが、凄く挨拶慣れしていて驚きました。

オルルン、ガウラも参加してのダンス。

チアリーディングに迎えられ、キッズエスコートと共に両チーム入場。

オルカ鴨川FC
ASハリマアルビオン

前半

13分、数回足を気にしていたハリマのMF平塚選手が交代、山岸選手が出場。

前後半通してですが、両チームともアーリークロスや単純な裏・サイド突破狙いが多く、攻め急いでいる印象でした。勝ち切れない中位~下位チームにありがちなパターン。そうなるとシュートまで持ち込むことも力づくだったり精度が低かったりで、公式記録ではシュート数が鴨川4(前後半ともに2)、ハリマ5(前半1、後半4)でした。

30分、ハリマに決定機。
左からのクロスを千葉選手がドンピシャヘッド。これをGK田谷選手が足でブロック。こぼれ球を山岸選手が狙うもDF月東選手がギリギリブロックしてコーナーに逃れました。

芝生席側は、大人は午前からサッカー大会の引率や応援などでお疲れ気味でしたが、子どもたちはまだまだ元気。途中にわか雨が降ったりもしましたが、ボールが陸上トラックの外に出ると我先に走って取りに行ってくれたり、試合中も大きな声で応援してくれました。

前半は0-0のまま終了。

後半

鴨川はハーフタイムに2人交代。
6古舘選手→7並木選手、10近藤選手→11松尾美月選手。
ハリマはハーフタイムの交代は無し。

昔からハリマの試合を撮ると、空中歩いているような写真が撮れる千葉選手。

59分、両チームに選手交代。
鴨川は15木村選手に代えて、25北沢選手。
ハリマは15正野選手に代えて7井之脇選手。

2019年9月、長野vs浦和
2024年6月、鴨川vsハリマ

4年と9ヶ月くらい?前と同じ背番号での登場。この日袖ヶ浦に来て良かった。

中盤右に入っていた松尾美月選手がFWにポジションを上げ、そこに北沢選手。主に中盤の右から中央、機を見て前線に加わるような役割に。

65分、松尾美月選手が倒れ込みながら放ったシュートはゴールの角に当たって枠の外へ。

北沢選手、芝生に足を取られながら(前半もこの辺で別の選手が転んでたり、芝生の状態が悪かったのかも)起き上がった拍子に相手と入れ替わる高等テクニック笑。

30分ほどの出場時間でしたが、北沢選手は思いの外やれてるなという印象でした。このプレーが継続出来たら、次節も途中出場あるかもしれません。

70分、ハリマはコーナーのこぼれを6吉田選手がシュートを放つもクロスバー直撃。

更に鴨川のクリアを戻したボールを10千葉選手がワンタッチで裏へ流し、走り込んだ4阪中選手がシュートも、ゴール左に外れました。

77分、ハリマは27川上選手に代えて29吉岡選手。

マッチアップする機会が多かった、鴨川の23月東選手とハリマの11山岸選手。Youtubeのコメントにも両チーム放り込みが多くて単調という意見がありましたが、そんな中でもハリマでは山岸選手、鴨川では北沢選手がドリブルでタメを作っていました。

お互い中央は人数を掛けて守っていて、こぼれ球を北沢選手が狙ったシーンは昨年までの先輩、児玉選手が阻止。

鴨川は80分、22浦部選手に代わり21寺尾選手。

後半アディショナルタイム1分が表示された直後、2回連続のコーナーキック。

2回目は北沢選手がクリアしますが、ハリマの國生選手が再びゴール前に送ろうと蹴ったボールが鴨川の寺尾選手の顔面を直撃。ハリマ側のドロップボールで試合再開。この時点でアディショナルタイム1分は過ぎ、ラストワンプレー。

ハリマの6吉田選手が切り返し(ドロップボールだとFKと違ってボールを止めなくてもプレー開始だしドリブルも可能だしで、守備側が対応遅れることが多い)エリア中央左へアーリークロス。7井之脇選手がヘディングで中央へ折り返すと中央で5小島選手がノーマーク・・・が届かず、右から走り込んだ4阪中選手のシュートはサイドネット。ここで試合終了。現地で撮ってた時は、何故ゴールじゃなかったのか分からないくらいの決定機でした。

試合終了後

アウェーのハリマにとっては勝ち点3を逃した試合、ホームの鴨川にとっては負けなくてよかったレベルで決定機を作られていた試合でした。

鴨川の運営さんの努力や、最後まで応援してくれた子どもたちのお陰もあり、この日の観客は1,006人。昨年の袖ヶ浦開催の倍近い人数でした。

今シーズンはまだまだ活躍が見られるかな。元シュヴェスターの10番。頑張れ北沢心愛選手。

SNS許可貰わなかったから一応隠しておきますけど笑
やっぱりまだオーラあるよ〇〇さん。田谷選手、高塚選手、そして昨年まで鴨川の児玉選手と共に。

児玉選手試合お疲れ様でした&この後袖ヶ浦からバスで兵庫県まで。アクアラインは事故渋滞だったからあれに巻き込まれてたらかなり大変だったろうなあ。

元長野組、古舘選手。今日は前半のみで御役御免。何なら知都ちゃん残して並木選手を中盤前に置いてほしいんだけどなあ(願望)

同じく元長野組、山岸選手。長野時代からアンジュヴィオレ広島を経てハリマ、頼りがいのある選手になったんじゃないでしょうか(しみじみ)そういえば長野時代から料理は上達したんだろうか笑

WEリーグが終わり、代表に話題は移っていきますが、6月一杯はなでしこリーグが開催されます。WEリーグの選手や、試合のない日のなでしこリーグの選手が友人の応援に来たりして、スタンド外でもちょっと賑やかになる不思議な季節です。昨日(金曜日)には、代表の練習試合の相手として、現在なでしこリーグ1部首位のヴィアマテラス宮崎が発表されました。

ヴィアマテラス宮崎にも、元長野の齊藤選手、松田選手、池田選手がいます。麦わら帽子と鍬が似合い過ぎる池田玲奈選手笑。
是非、お近くのなでしこリーグの試合に足を運んでみてください。

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