新卒エンジニア向け研修「bootcamp」が今年も開催されました!
2017年からスタートしている「新卒bootcamp」は今年で7年目となります。
約2カ月の期間で新卒1年目のエンジニアが6月の本配属に向けて、基礎的な知識・技術を習得する導入研修です。
無事に終了した今年のbootcampを振り返って実行委員会から4名の方々にお話を聞きました。
東さん
2020年4月入社 CVG事業本部 CATS マネージャー
牛丸さん
2020年4月入社 SFA/CRM事業本部
小林さん
2022年4月入社 テクノロジー戦略本部 Science
窪寺さん
2021年7月インターン入社 SFA/CRM事業本部
ーーーbootcampの概要を教えてください
小林:約2カ月の期間で各技術分野の研修とチーム研修を行います。
新卒の基礎的な知識・技術の向上やどのチームに配属されても必要となる知識を習得することを目的としています。
ーーー具体的な研修内容を教えてください
牛丸:4/16~5/30は各分野(git、クラウド、コードレビューなど)の研修を、5/31~6/16ではチーム研修を行ないました。
各分野の研修は半日から三日程度の期間で基礎を学び、その後演習を体験し、チーム研修は全体を3チームに分けてそれぞれ別のサービスを作る形で行なわれました。
研修のメインの目的としては、基礎技術・能力の向上・どのチームに配属されても必要になる知識、技術を効率的に習得してもらう事です。
ーーー今年新たに導入された研修はありましたか?
牛丸:Copilot・ChatGPT研修や、ドキュメントライティング研修です。
Copilot・ChatGPT研修は、利用する際の注意点を学び、利用頻度を向上させることで全体の開発速度が上がることを目指した研修です。
ドキュメントライティング研修は書き方の基礎を学ぶことで、社内の資料の質を向上させることが目的です。
窪寺:それとは別に新たな取り組みとして、入社前にプレブートキャンプの課題をメールで送付しました。これにより、新入社員は最低限の技術知識を身につけ、本格的にbootcampへ臨む準備を整えることができたかと思います。
ーーー運営する中で大変だったことはありますか?
窪寺:各講義のクオリティーを担保するのがとても難しかったです。一律で守ってもらう基準を策定したものの、修正を依頼することも少なくありませんでした。来年以降は講義資料のテンプレートを作成することで、ある程度均質化できるのではないかと思います。
小林:難易度の高い研修は、 研修資料の作成にも多くの時間がかかるため、 工数の調整などで苦労しました。難易度が高くなりすぎている研修は一部簡略化し、 講師の負担を軽減することで改善されると考えています。
ーーー運営を通して気づきはありましたか?
牛丸:新卒の配属に関して、人事とHRBPの方々と協力できたおかげで、去年よりもスムーズかつ納得感のある配属になったのではないかと思います。
窪寺:エンジニアの仕事だけでは気付くことができなかった関係各所とのスケジュール調整や働きかけ、コネクションなどの大切さを実感しました。
ーーー今後の展望を教えてください
東:単純に技術のレベルを底上げするための研修で終わるのではなく、新卒が配属後に即戦力として活躍できるようになるためのサポートを、総合的にできる組織の構築を目指していきたいです。
一方でbootcampの運営を担当してくれるメンバーには、横の連携や他部署の上司との繋がりなどを築き、社内全体への視野をもってリーダーシップを磨くための場として活用して行ってもらえるように業務フローの整備や評価体制を整えていきたいです。
受講者の感想
富岡さん
bootcamp後、GENIEE CVG事業本部へ配属
「bootcampは今まで知らなかった様々な技術を学ぶことができた研修でした。その中で特に印象に残ったのはLEMP研修です。それまでの研修で各テーマに沿って学んできた技術を総合的に使用して課題を解いていくことで、自分の理解が甘かった部分などに気がつくことができ、技術者同士のつながりも感じることができました。」
内藤さん
bootcamp後、SFA/CRM事業本部へ配属
「今まで触れたことのない様々な技術を幅広く経験でき、充実した楽しい期間でした。特に印象深いのはチーム研修です。自分を含むほぼ全員が初めての集団開発でしたが、チームリーダーを中心にメンバー全員が協力し合い、プロダクトを完成させられた事に達成感を感じました。」