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『為に成るんだか、ならないんだか?』  その十二

『仕事って・・・何?』

当たり前の疑問を経験値から述べようと思います。
まず、白川先生の仕事の意味です!(あ!しつこいなあ~・・ってチョイ思ったでしょう?)はい!しつこくいきますよ~

「仕」

白川静『常用字解』
「形声。音符は士。士は小さな鉞(まさかり)を、刃を下にして置いた形で、戦士階級の身分を示す儀礼用の器である。士は戦士階級として王に“つかえる” 者をいう。のちすべて上の人に“つかえる”ことを仕という」

「事」

白川静『常用字解』
「会意。史と吹き流しとを組み合わせた形。ᆸ(祝詞を入れる器)をつけた木を右手に高く捧げ、祖先の霊を祭ることを史といい、大きな木の枝にᆸをつけて地方に出て山川を祭ることを使という。その大きな木の枝にさらに吹き流しをつけて山や河で国家的な祭祀をすることを事といい、“まつり” の意味となる」

うーん!ちょっと難しいですかね・・・
こういう事ではありませんか?

祭り・・政・・・社会・・
人は社会のなんらかに仕えることを誓う・・と。

やはり言葉、文字には言霊=意味が宿っているのです。

そうですよね!私たちはこの「仕事」に就かずしては社会でまともに
自分の位置を見出せないのです。
例えば、「家」においてもそうです。

長男、長女の役割をもって家に仕える・・
父親としての「仕事」をする、
母親もそうです。おじいちゃんも、おばあちゃんも・・・
不思議と「役割」はそれとなく分担していませんか?
「あ!それパパの仕事!」
「やっぱりパパよねえ~頼りになるもの!」とか・・(願望も込めてますがね・・)
「流石!お姉ちゃんだね!兄弟の面倒をキチンと見れるなんて!
 お父さんお母さん、大助かりよ!ありがとう!」

そう、そういう自分の役割を見出す事が「事に仕く」ということだと私は思います。そう思っていろんな仕事をやってきました。そ

そうかも・・・って人うんうん!とうなずき始めたでしょう?

そんなに難しい事ではなかったのです。
どんな仕事をやるか?やれるのか?やりたいのか?
それは、

「自分のできる事を見つけ出す
   そしてそれを活かして社会の他人様の役に立つ事」

私はそれが仕事の意味だと思っています。
だから、一つとは限らない、同じ場所だけとは限らないのです
何処であろうと何であろうと、
今、それを行っていることは全て、
「お役に立てれば幸い(お互いにです!)」
と思っている以上はどんな事でも「仕事」です。
何ら恥じることも、卑下することも、ましてや他人様の仕事に
やんやと文句つけることも、してはいけないのです!

だって、役に立とうと一所懸命なのですから!
やり方やスピードや効率なんて、まずいの一番は関係ないのです!

もっとも重要なのは、
「仕事をしようとしている、その意気込みと実行の姿ですもの」


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