見出し画像

体力と体調の矛盾と不思議

体調

おさらいになるが、僕は母の介護をしていた10年間に自分自身がほとんど外に出ることもできず、体調不良で心臓肥大になってしまった。

全身の筋肉が弱ってしまって、足首は正座できないほど硬くなり、しゃがんだら立ち上がることさえ困難だった。

体力

30代前半から30年間程度、会社経営に併せて、24時間体制で翻訳をする生活が続いた。体調を整える余裕があるときは、当時はウォーキングをしていた。

不思議なのは、僕は東海道中膝栗毛の登場人物のように、朝から晩まで結構なペースで歩いても全く疲れを感じないのだ。10時間ぐらいは軽く歩ける。体力が落ちている時でもだ。全身の筋肉が落ちている様子なのに、脚力だけは落ちない。

大学時代にウェイトトレーニングをしていた時は、レッグプレスで機械のマックス重量250kgを持ち上げられた。それ以上のウェイトはなかったので、50回を3セットぐらいやっても余裕があった。250kgといえば、小錦のような最も重量のある力士をそれだけの回数持ち上げていたみたいなものだ。

しかし、すぐに筋肉が張り詰めてズボンを履けなくなってしまったので、家内に脚のトレーニングを禁止されてしまった。

ついこないだまで、心臓の調子が悪く、買い物に行っても家内の後ろをついていくのが精一杯だったのに、1時間半ほど汗をかくためにウォーキングに行き始めてからというもの、1万歩程度の距離を一週間続けて歩いてみても疲労が残っているのを感じない。

どうやら、僕は70前になっても昔の人たちのように「歩くのが当たり前」にできているようだ。

体調再び

しかし、相変わらず体調が良好であるという実感がない。この二日程ウォーキングを休止しながら家の中をうろうろしても、時々フラフラしたり眩暈がしたりするのは以前と変わらない。

今夜雨が降っていなかったら、海までの距離を往復してくるつもりだが、歩いている間はそれが普通に感じられるのだ。

心拍数

これも医師が不思議に思っていることなのだが、僕の普段の心拍数は速い。普通ぐらいになることもあるのだが、ちょっとエアロバイクに乗ったら、130ぐらいまで簡単に達してしまう。

昔トレーニングセンターに行った時など、強度を上げると200ぐらいになってトレーナーたちが驚いていた。心拍数が200ぐらいにも達したら、普通の人たちなら歩けなくなって当然らしい。

僕は、全く影響がないどころか、そのままウォームアップがすんだら筋力トレーニングをやっていた。

トレーニングセンターを追い出されるかと思ったら、世の中にはそういう人たちもいると言われて、その後何も言われなくなった。

医者には僕の状態は、強度の糖尿病に悩まされてきた人にしか見えないようだが、今の所全くそうではない。欲しくもない薬を山ほど飲まされて副作用で何度も倒れそうになった。

今も僕は不調と戦い続けている。ただ、その戦い方がどうやら医学の教科書通りではないようだ。

サポートしていただいたお金は、Noteでより密接な人の輪を作るきっかけに使わせていただこうと思います。よろしくお願いします。