SONY FE 50mm F1.2 GMレビュー:F1.2の世界はこんなにも違う
こんにちは!PhotographerのGo Nagaiです。
かつてFE 50mm F1.4 GMを愛用していた私にとって、50mmの画角は、スナップやポートレートにぴったりの万能レンズ。しかし、今回FE 50mm F1.2 GMに出会い、その描写力に一瞬で心を奪われました。わずかにF値が変わるだけで、ここまでボケ感が違うとは…!このレンズの魅力を、実際の使用感とともにレビューしたいと思います。
F1.2のボケ感と明るさがもたらす「新しい表現力」
F1.4からF1.2というわずかな変化で、ボケ感がここまで違うとは驚きです。開放F1.2で撮影すると、背景が滑らかに溶け、被写体がふわっと浮かび上がるような立体感が生まれます。以前のF1.4もとても美しいボケを楽しめましたが、F1.2ではボケがさらに大きく柔らかく広がり、写真全体の雰囲気がグッと豊かになります。
このレンズならではの「主役を際立たせる力」は、特にポートレートで強く感じます。撮影した写真を見返すと、ただボケているだけでなく、奥行き感がしっかりと感じられ、被写体が引き立つことで「記憶に残る一枚」に仕上がるのです。
GMレンズの描写力と、驚異の解像度
GMシリーズならではの高解像度も、FE 50mm F1.2 GMの魅力です。ピントが合った部分は非常にシャープで、ディテールがくっきりと再現されます。例えば、ポートレートでは瞳の輝きや髪の毛一本一本がクリアに写り、背景はしっとりとボケる。以前のF1.4 GMでも高い解像度を感じていましたが、F1.2 GMはさらにその上を行くと感じます。
特に低照度のシーンでも、F1.2の明るさのおかげでシャッタースピードを保ちながら、ブレのない美しい写真が撮れるのも嬉しいポイントです。
やや重いけれど、持ち歩く価値がある
正直なところ、F1.4に比べるとF1.2は少し重く、長時間の手持ち撮影には若干の負担を感じることもあります。しかし、この重さが気にならないくらい、描写力の高さは格別です。むしろ、この圧倒的な表現力を得られるなら、持ち歩く価値は十分にあると思います。スナップ撮影にも、これ一本で出かけたくなるレンズです。
日常のスナップ撮影から特別なポートレートまで対応
50mmの画角は、スナップやポートレートをはじめ、さまざまなシーンで「自然な視野」を得られるため、構図が作りやすく、汎用性が抜群。F1.2でのボケ感とGMの高解像度が加わることで、被写体がどんなシーンにいても、立体感が生まれて主役として際立ちます。スナップ写真では背景を少しぼかすだけで雰囲気が増し、日常の風景が一段と特別なものに感じられるのも魅力です。
まとめ:FE 50mm F1.2 GMでしか表現できない世界
FE 50mm F1.2 GMは、過去に愛用していたF1.4を超えるボケ感と解像度で、新たな写真表現の可能性を広げてくれる一本です。わずかなF値の差がもたらす大きな違いを感じながら、ポートレートでもスナップでも、あらゆるシーンに対応できる万能なレンズ。これまで以上に「写真が楽しい!」と思わせてくれる、素晴らしいレンズだと思います。
作者について
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