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月の瞳

肌ふれあっても
温もりは無効化され
止まった鼓動

駆け巡る血
溢れる涙も
温かなものすべて

跡形もない
取り返しがつかない
昔話になった

もはや信じる余地がない
かつてひとつだったこと
自転と公転の狭間で

存在は無効化されて
ただ透き通っていく
死体のわたし

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