人と人とがより直接的に繋がれる社会を作りたい理由


人と人がより直接的に繋がれる社会を作りたいというのが、今の自分の理念です。

それを達成する手段として、自分が好きな飛行機を用いて、そんな世界を作りたいと考えています。


なぜそう思うようになったのかの原体験は、祖父の事故です。

私の出身は北海道です。大学入学とともに、現在の大阪に引っ越すことになりました。毎年夏と冬は北海道に帰省するという生活を送っています。

そんな生活を送っている中、北海道に住んでいる祖父が事故により入院することになりました。しかしながら、私は大阪に住んでいるため、気軽に北海道に帰ることができず、あまりお見舞いに行くことができませんでした。

その後、祖父は亡くなってしまいます。私の心の中には、今も、頻繁に会いに行くことができなかった悔しさがあります。


私は子供の頃から、おじいちゃんと兄と3人で出かける機会がたくさんあり、たくさん一緒に遊びました。なので、おじいちゃんに対する思いもかなり強かったと思います。


何かぽっかりと心に穴が開いたような気がしたまま、大学3年まで過ごしていました。


そんな中、大学3年時に転機は訪れます。

就活や所属していたサークルで自己分析や理念作りを行うという機会があり、何日も何日も考えました。元々飛行機を作りたいという思いはあったものの、なぜ飛行機を作りたいのか、作ってどのような世界を作りたいのか、それらのことは全く考えていませんでした。

飛行機は現在の最速の移動手段であり、今後は超音速、極超音速で飛ぶことができるようになると言われています。

つまり、この最速手段である飛行機を、より最速で飛ばせるようになれば、自分の後悔の、直接会いに行くことができなかったということを解消し、誰かの想いを叶えることができるかもしれないと考えました。


つまり、飛行機作りを通じて、人がより気軽に移動できるようになり、直接会いにいきやすい環境を作りたいと思うようになりました。

現在はコロナ禍で、人と人とが直接会える機会は少なくはなってはいます。しかしながら、人と人とが直接会える価値は今まで以上に実感している人も多いのではないでしょうか。

だからこそ、私は、飛行機を作ることにこだわり、それを通じて、人と人とが直接的に繋がれる社会を作りたいと考えます。


今はただの大学生の思いでしかありませんし、技術者として飛行機作りに携われるかはまだ分かりませんが、夢へと近づく企業へ就職することが決まっていますので、想いだけは忘れることなく過ごしていきたいと思います。


長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。

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