見出し画像

親友のことを考える時間をもつ

 本日は、誕生日が一日しか違わない息子の友だちが遊びに来る。0歳から遊んでいる親友である。幼稚園も小学校も違うけれど、息子が「きみが友だちであることも、きみの友だちであることもうれしく思う」友人である。

 昨晩、妻が「何を用意しようか」と、ゼリーをつくるのか、何かジュースを買ってこようかと息子に尋ねたら、息子の即答は、「どうぶつしょうぎ」だった。

 おとなは、一緒に食べるものを用意することがおもてなしだけど、子どもは、一緒に遊びたいものを用意することが心のままに相手を思いやることなのである。

 息子は、キングオージャーといった戦隊モノが好きだけど、親友はウルトラマンにハマっている。今までは、自分のことをわかってもらいたいのか、自分がハマっているモノを用意していたが、親友と共有できるものを準備している。しかも、「どうぶつしょうぎ」は、相手の方が一枚上なので、負けることがわかっているはずである。

 自分が相手と一緒に遊びたいものではなく、相手が自分と一緒に遊びたいものを考えている。おもてなしは、相手のことを考える時間をもち、自分自身と対話することである。

 最後の二文は、親バカですね。息子には、大切にしたい関係がある。親にとっては目が眩むほどのまばゆい事実である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?