幸せにしたい誰かを探す
「やる気を出すにはどうすればいいか」という中学生の質問に応える原稿が右往左往している。書くことがありすぎて、焦点化できていないのだ。
原稿には書かない、と決めたことを書いてみよう。
幸せにしたい「誰か」を探すことが、やる気を出すきっかけになることがある。人が頑張れるのは、幸せにしたい他者がいるからだ。幸せにしたい「誰か」は、まだ出会っていない人でも構わない。キャリア教育を通して、ある企業のビジョンや戦略を学ぶことは、その企業はどのような人を幸せにしているかを明らかにすることでもあり、自分は将来どんな人を幸せにしたいかを考えることでもある。
幸せにしたい他者が自分の中にいると、なかなかあきらめなくなるのは確かだと思う。しかし、ここで想定されている自分は、かなり強い人だ。質問をしてくれた中学生は、やる気が出ない自分自身の至らなさやふがいなさを考えてしまう人だと思うのだ。周囲の期待を無視しない人であるが、自分のことを意気地のない弱虫と思っているのではないか。
原稿は、「やる気を出すにはどうすればいいか」を考えているきみは、意気地のない弱虫ではないことを伝えたいと思う。原稿掲載は、7月31日の月曜日だが、締め切りは明日である。
しばらくは、うろうろするのだろう。今日は、珍しく蛍光色を着ている。自分の弱い心の裏返しである。服に鼓舞してもらっている。
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