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【(シティリーグ、桃屋杯)備忘録】フュージョンミュウ

こんにちは!!
ガッちゃんと言います🙇‍♂️

現在私は大学院生であり、普段は研究と就活を主にしています。
ポケカは4年ほど前から、休息期間を何度か経ながらジムバ~CL、エクバ、シールド戦、自主イベントなどに出ています。
練習は通学中に行うptcglやyoutubeがほとんどです。

今回は10/3のシティリーグs1と10/14の桃屋杯(136人規模の大会)に参加させていただくにあたって、1ヶ月弱fミュウの考察に注力してきたため、備忘録としてここにまとめさせていただきます。
ミュウデッキ自体はミュウVMXが出た当初から長いこと握り続けているので、最近の環境を考慮した上での内容に加えて、私がミュウデッキを考える上で大事にしているコンセプトまで記載していきたいと思います。
(それぞれの大会での結果、マッチングに関しては下記をご覧ください。)



本内容に入る前に、私がミュウを使う際に、現環境で対面したら不利だなと感じるものから有利だなと感じるものまでを順に列挙します。

悪リザ    >>    ロストカイオーガ    >>  (  LO    >  )  サーナイト    =    ルギア    >    パオジアン    =    ロスギラ    >    ロスバレ    >    ミライドン    >    インテウーラ

大まかではありますが、私の体感ではこの順で当たると嫌だなと感じます…(ロストカイオーガまでは不利で、サーナイト以降は五分以上かなという感覚)
最近話題のLOに対する有利不利は自分の中でまだ曖昧ですが、当たりたくないので不利側に置いてます。

シティに持って行くデッキをミュウにした理由は、このように多くのデッキに対して五分以上で戦えるからという理由以上に、ミュウの安定感と使い慣れているからという理由のほうが大きいです。
また、雪道型でなくフュージョン型を選択した理由は環境にミカルゲがいることに加え、後攻の場合でもサイドを先行する動きが取れるからです。(個人的にミュウは奥手に回るより前のめりな構築のほうが好きだから)


前置きはここまでにして、以下の目次に沿って、本内容に入らさせていただきます。



1, ミュウデッキのコンセプト

ミュウの構築を考えるうえで、私が一番大事にしていることは環境にいるデッキへの対抗手段をある程度組み込んだうえで、いかにそれを再現できるかです。
(当たり前と言えば当たり前ですが、私は特に後者に視点を合わせてます。)

もう少し具体的に。。。
fミュウはテクノバスター、メロディアスエコー、ボスの指令などを用いてサイドを速いテンポで取っていきます。そして、その合間合間でジャッジマン、ナンジャモ、頂きへの雪道を使って相手を妨害します。
これらのプレイを再現するために、特に必要となってくるカードが、ハイパーボールロストスイーパーだと私は考えています。

なぜなら、この2枚のカードは手札にあるポケモン、サポート、エネルギーをトラッシュ(ロスト)に送ることができるからです。
少しプレイングの話になりますが、fミュウを使う上ではその対面や作られた盤面を見て早い段階で勝つためのルートをある程度定め、手札と山札にあるカードが必要かどうかを見極めます。
そうすることで、上記で挙げたようなfミュウの強い性質をフルに活用することができます。(もっと具体的には4つ目の項目で記載します。)


2, デッキリスト(採用、不採用の理由)

今回使用したデッキリストはこちらです。(ただし、シティでは雪道の2枚目をウロボの4枚目にしています。(消極的だった...))

桃屋杯で使用したリスト

序盤のポケモンを展開する安定感、後攻1ターン目のサイコジャンプ、メロディアスエコー、ブロックスライダーを宣言できる確率はともに十分に高いです。(実際に、シティと桃屋杯での事故は0回であり、桃屋杯では予選のほとんどが後攻であったにも関わらず無事突破できました。)

以下、採用した理由、不採用にしたカードとその理由をいくつか箇条書きで記載します。

採用

・コオリッポ 
 特に後攻1ターン目に多用。ジャッジマンを打ちながらベンチを気絶させられ優秀。下技もクロスフュージョンでよくコピーする。マナフィ置かれても、相手のベンチ狭めている時点で上出来(自分もコオリッポ置いた場合はゲノセクトを2体しか置けない対面もあるため注意)。フュージョンエネが4枚あれば上技でセグレイブ取れる。
(余談:ミュウの非エク(メロエッタ、コオリッポ)はリザードンやミライドン、ミラーを考慮して計2枚ほしいと思う。しかし、サイド落ちケアなどの理由を含め3枚目を採用する以上に、3枚採用することで非エクスタートするのが自分は嫌なので、基本2枚に留めている。(極論これを考慮するとメロエッタの1枚だけにしたいし、リザードンが出る少し前まではそうしていた))

・ヒスイのヘビーボール
 サイドにたねポケモンのいる確率は高いため(体感)、ボールとして最適。もし、非エクを3枚採用していたらなしにする。

・いれかえカート*2,あなぬけ*1
 いれかえは計3枚で不自由に感じることはあまりない。カートは入れ替えでもいいが、カートのほうが恩恵を感じることが多かった。あなぬけを1にしているのはボスとの相性が良くないから。あなぬけ→ブロックスライダーで妨害できるが、前のめりさを考えるとカート*2,あなぬけ*1のほうが良い(カートのほうが雑に打てる)。コケコexやヌメルゴンの数次第で配分などは変わる。

・ロストスイーパー(3枚目)
 4つ目の項目でも記載するがカードを切る手段として優秀。雪道に対してはもちろん、最近は多くのデッキでポケモンのどうぐの採用が増えてきているため重宝する(ミライドンに安定して勝つためにも3枚は欲しい)。

・おはらいグローブ
 キュワワーやラルトス、キルリアなどへのサイコジャンプ、ミュウvmax、サーナイトexへの1パン手段として採用。おはらいグローブを採用することでいずれも再現性がだいぶ高くなっている(ロスギラに対してはサイコジャンプでタブレットをあまり消費したくない)。また、手札にかさばらない点も優秀。

・災いの箱
 上記同様、手札にかさばらないため優秀。主にリザードンとサーナイトを対策とした採用。正直、最近は対策されてきているため発動しないことも多いが、妨害にはなっているため採用を続けている。(ある程度回っているリザードンに対しては発動しないと勝てない)

・森の封印石(3枚目)
 封印石を3枚採用することで、(特に初手の)安定感が急増。タウンデパートの2枚目を採用して、封印石2枚の構築もよく見るが、ロストスイーパーとの相性や手札にかさばらない点、相手に使われない点、盤面に封印石を維持しておける点を考慮すると封印石の3枚目のほうがバリューが高いと感じる。

・ナンジャモ
 初手にポケモンが並べられず、封印石→ナンジャモを宣言することもある。ジャッジマンだけだとこの点において不安感が残る。もちろん、終盤のナンジャモ(+雪道)が強い。
 ここで記載しておくと、基本ミュウのサポート枠は6枚以内に収めたいと考えています。手札へのかさばりを考慮してそうしているが、少ないことへの不安は手帳でカバー)

・頂きへの雪道(2枚目)
 序盤の雪道+ジャッジマンを高い確率で決まるため。また、2枚採用することで、1枚目を雑に切れる。リザードン戦ではヒトカゲが剝がしてくるので、2枚は欲しい。
(シティでは安定感を重視したため雪道の2枚目をウッウロボの4枚目にしていた。)

・ダブルターボエネルギー(3枚目)
 2枚の構築も目にするが、いれかえ手段が4枚あるならなしではないと思う。いれかえ手段としてこのカードを使わない場合はこのカードを3枚フル活用しない場面も少なくはないが、サイド落ちやいれかえが3枚であること、序盤に素引きするために3枚の採用。

不採用

・メロエッタ(2枚目)
 メロエッタ*2の盤面は使える対面もあるが、非エクの2枠目はコオリッポのほうが優秀だと判断したため。

・オドリドリ
 オドリドリを採用することでいくつかの対面で、相手の要求を上げることなどはできると思うが、メロエッタとコオリッポのほうが優先順位が高いと判断したため。(ここは実際に採用して回していないので想像です。すみません)

・スナッチアーム
 雑に使えるカードでいいとは思うが、枠の都合上。

・こだわりベルト(2枚目)
 ずっと2枚採用だったが、今の環境だと1枚でそこまで不自由ない。

・ジャッジマン(2枚目)
 サイド落ちしていない限り、1枚でも十分。最近は序盤に2枚打ちたい場面も多いため採用を考えたが、サポの枠を増やしてまでの採用は控えた。(ジャッジマンの1枚目>ナンジャモの1枚目>ジャッジマンの2枚目と考える)

・セイボリー
 有効に働く場面があり、コオリッポとも相性が良いのは確かだが、上記同様サポの枠を増やしてまでの採用は控えた。

・タウンデパート(2枚目)
 スイーパーの3枚目と封印石の3枚目でタウンデパートの2枚目の枠を補っている。また、これらで補えるなら、手札に嵩張る可能性があるスタジアムの枠の増加は控えた。

・ロストシティ
 ドラピオンが採用されたデッキやロスト系統のデッキのように有効に働くデッキとの対面が一時期より減少したため。また、サーナイト対策として1枚採用するのは中途半端だと感じる。

ちなみに、2023年1月にも桃屋杯に参加させていただいたとき(結果はbest8)のリストがこちらで、この時から似たような構築を使用してました。(スイーパー、封印石は3枚、サポ枠は6枚!)

同年1月に使用していたリスト


3, 大まかな立ち回り(対面別)

はじめにも記載させて頂いたように、テクノバスターやメロディアスエコー、ボスなどを使用しサイドを先行して取っていき、かつ合間合間で相手の動きに干渉を挟むのがfミュウのプレイスタイルです。

以下、対面別での大まかな立ち回りに関してもいくつか箇条書きで記載します。

・悪リザ
 この対面では1-1-3-3でサイドを押し付けつつ、2ターン事故らせる(雪道などを用いてリザの進化を2ターン遅らせる)、または1ターン事故らせ災いの箱を発動させる必要があります。
 特に後者の場合はタブレットの枚数もフルで活用しなければならない可能性が高いです。
 難易度難です。

・サーナイト
 エネがある程度散乱していたら、リバーサルを引かれないとvmaxは1パンされないので状況判断でサイコジャンプをすべきかどうかを判断しています。
 タブレットは仕方なく序盤に2枚切ってしまう場合も多いので、その場合は振り切って残りのタブレットは雑に使って手札を潤滑に回します。
 また、雪道の一枚目は序盤~中盤に使い、二枚目は終盤に使います。コオリッポと災いの箱も重宝します。

・ルギア
 雪道を刺して、アッセンブルスターを宣言させません!(笑)
 あとドラピオンとvガードエネには注意しましょう。

・パオジアン
 桃屋杯で2回負けて学んだことはメロエッタをちゃんと一回挟みましょう。実際、相手の妨害をしっかりとしながら2-2-2を狙えばいいだろうと思っていましたが、ちゃんと3-3で取られてしまいました。
 パルキアを中心とした構築の場合はサイコジャンプを使うことも多いです。
 また、パオジアン(やビーダル)を取るのも視野に入れておくことと、タブレットの枚数にも気を付けましょう。

・ミライドン
 2-2-2で取りましょう。
 先行の場合はメロエッタやコオリッポは置かないほうが吉。
 あなぬけ、タブレットの枚数、相手の雪道、おまもりに注意しましょう。(余裕があればミカルゲまたはドラピオンが飛んでくる可能性も考慮)

・ロスバレ
 序盤のウッウはミュウで受けてサイコジャンプするか、とっととvmaxに進化する。また、カートを一回使ってvmaxになると残りhpが230になるためライコウやヌメルゴン、ザマゼンタの攻撃を耐えられる。2回使うと260になるためカイリューを耐えられる。
 手札干渉を頑張ろう。

・ロスギラ
 ミカルゲと雪道に注意。(早めにゲノ1体にはfエネを張っておく。)
 ギラティナはvの段階で早めに処理。
 手札干渉を頑張ろう。

・インテウーラ
 ミカルゲ対策と特性封じでfエネが重要になります。
 先行の場合は非エクは置かないで、サイコジャンプを使えるようにしておきましょう。

・LO
 あまりLO対策に詳しくはないので、桃屋杯で対面した時の立ち回りを記載しておくと...まず始めはお互いミュウ*2とミミッキュ*1、クチート*1で番が終わり、2ターン目にイベルタルが出てきたため今話題のカビゴン型とは違うことを判断。その上でエネを大事にお互いにポケモンを展開するターンのやり取りが何度か続き、盤面にはロトムvとゴージャスマントのついたイベルタルがいました。そこからは盤面のエネは最小限に抑えながら最短ルートでサイドを取りきる動きをすることで、エネが枯渇することなく勝てました。(運が良いことにボタンを引かれませんでした。)
 カビゴンLOに当たった場合も、エネ、いれかえを大事にし、相手の妨害をしつつ、あとは運で頑張りたいと思います。(勝ち札無くなったら即投了します。)

・ゾロアークバレット
 サイコジャンプでサイドを進めながら盤面にvmaxを残さないようにして戦いましょう。

・ミラー
 序盤はミュウ*2、ゲノ*2、メロエッタ、コオリッポでポケモンを並べます。先攻後攻関わらず、2-2-2のサイドプランを狙いつつ、それを防ぐように妨害をしながら戦います。
 先行の場合はタブレットは雑に全部使ってしまいます。後攻の場合で1ターン目にサイドが1しか取れそうにない場合のみタブレットは温存して戦います。
 2-2-2のプランがお互いに崩れた場合はサイコジャンプなどを使い、長期的な戦いになる場合が多いです。
 ボスと手帳の枚数、相手からの雪道に注意して戦いましょう。


4, プレイ上で考えている細かい点

ここでは、fミュウが対面ごとにしたい動きを高い確率で実現するために意識すべきことについて記載します。

fミュウには勝つためのルートがいくつかあります。その中ですべての選択肢をできる限り保持しながらプレイしていくことは危険であり、その取捨選択が大事だというのがここでの主張です。

例えば、初手が下記のようであり、ミュウミラーまたはサーナイト対面の場合でそれぞれどのような動き出しをしますか(自分が先行)...

私なら、ミュウミラーの場合は手帳以外をハイパーボールのコストにしてゲノセクトを2体持ってきます。また、サーナイト対面の場合はすべて手札を切ってゲノセクトを2体持ってきます。

前の項目でも記載したようにミュウミラーでの手帳と、サーナイト対面でのタブレットはともに重要です。その上で、このような判断をした理由は、ミュウミラーにおける手帳の重要さのラインがサーナイト対面におけるタブレットの重要さのラインよりも上にあるからです。

ここでこのような例を挙げさせていただいたのは、何が正解であるかを議論したいのではなく、対面ごとでのカードの重要さのラインをある程度引き、その時々で適切な判断基準が自分なりに確立できているかということを伝えるためです。

事故ってしまう可能性と各対面で勝つための1つのルートを捨てることを天秤にかけるためのラインをある程度確立しましょう。
ミュウは手札をばんばんと切って回していくデッキなのでそれが重要だと考えます。

そして、このラインを確立することで、ハイパーボールロストスイーパーが理想の動きを再現してくれます。

ミュウデッキを回している際に、手札にポケモン、サポート、エネルギーが嵩張ってしまうことは多々あります。ハイパーボールは言わずもがな、自身がポケモンの道具を多く採用していることと相まって、ロストスイパーも大きくそれを解消してくれます。
(ゆえに、ロストスイーパー*3と封印石*3の採用に至っております。)

プレイングの面ではこのようにして、高確率で対面ごとにしたい動きを再現していきます。


5, まとめ(未来・古代環境での立ち位置)

まず、未来・古代環境でのミュウの立ち位置は...  強いです!!

ですので、残りの短いミュウライフ(スタン)を存分に楽しみましょう😊


今回の記事は以上となります。

拙い文章ですが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。

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ご清覧、ありがとうございました。


12/25追記(ラストミュウ)

僕のミュウ最後のシティが12/8にあり、スタンで最後に使用した大会(桃屋杯)が12/10にあったため、備忘録としてその結果もこちらに記載しておきます。

・シティ(12/8)

結果は残念ながらも、前回に引き続き予選4-1のオポ落ちでした...
実際にリザードンとは当たりませんでしたが、ここ最近アギルダーミュウがシティ優勝していたり、cl京都(12/23,24)でも活躍していた点を考えると、アギルダーの選択は間違っていなかったと思います。
優勝させたかった。

・桃屋杯(年間チャンピオン決定戦)(12/10)

スタンでミュウを最後に握ったのは桃屋杯でした。こちらは年末最後ということで一年間で一定以上のポイントを所持した人だけが参加できる形式でした。(強い人ばかりだった...)
桃屋杯に関しては、今年で終了らしく...サーニーゴさん、みやししさんをはじめとする四天王の方々や、関西のみならず各地から有名な方々がたくさん参加していた大会で、とても勉強させていただいていた場所だったため、終了してしまうのがとても残念です。
僕のラストミュウ、ラスト桃屋杯だったこともあり、アギルダー型ではなく、これまで一番使用してきた形で挑みました。
結果としてはベスト8でもう少し勝ちたいところでしたが、リザードンが多い中よく戦ってくれたと思います。


出た当初から、対策カードが出ようとも最前線でずっと戦ってくれたミュウがだいすき。ありがとう。
エクでまたよろしくね。ミュウ様様

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