桃娘と突風

あれから毎日夢に出てくる
時空が変わっても好きになることは決定事項で
わたしは今日もあなたに会うために眠る

枯れ切った砂漠に到達する熱風は
更に体温を上昇させる
冷えたスポドリが飲みたいのに
もらえるのは胸が焼けそうな光線銃の流れ弾だけ

与えられるものの密度が高すぎて
わたしにはもったいないと何回も言っているのに
それでもやめないあなたは神様なのかもしれない
ああ、でもみんなのものにはならないでほしいな

あなたはきっと知らない
それでいいと思う
勘違いだと、発狂していると思われて構わない
夢はわたししか見れないのだから

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