広島と新潟の1000kmを結ぶ政策立案パターン・ランゲージ勉強会
7月13日に、県立広島大学の早田先生&広島県の職員(10名程度)と、下記の政策立案パターン・ランゲージの勉強会を開催しました。
新潟からは政策パターン・ランゲージの作成に関わっていただいた新潟県・新潟市・新発田市の有志職員に参加いただきましたが、双方の問題意識や今後検討していかなければならない論点を共有できた有意義な時間になりました。
勉強会では、まず早田先生から問題意識を共有いただいた後、Local Think tank Generative Commonsから政策パターン・ランゲージ作成の意図・経緯・概要についてお話をさせていただきました。
※上記は、政策立案パターン・ランゲージからの抜粋です。
その後、広島メンバー・新潟メンバーお互いに質問をしつつ、政策立案についてのディスカッションを行いましたが、「現実を動かしていくためには、一体どうすればいいか」というところに共通する問題意識があったように思います。この点については、上記の政策パターン・ランゲージでもいくつかの観点から言及しているものの、まだまだ深ぼっていきたい論点でした。
現実を動かすのは本当に難しいことですが、だからこそクリエイティブさが必要になるのではないかと思います。
現実を動かしていくための1つの視点として、行政職員の「研修」をこれからどうデザインしていくべきかということもディスカッションの論点にあがりましたが、参加者の方から言及された「実際の業務と結びつく形での研修が必要」という意見にはとても共感します。これは、いわゆる「PBL:Project-Based Learning」にもつながる話だと思いますが、政策パターン・ランゲージを作成したプロセス・アプローチ自体が、そのような価値を提供できる方法論としてブラッシュアップしていきたいと考えています。
地域経営の難易度が高まっていく状況の中で、政策立案のあり方は、地域の将来を左右する極めて重要なイシューではないかと思います。
Local Think tank Generative Commonsでは、今回のような対話を様々な方と続けながら、政策立案のあり方を考えていきたいと思います。
広島のみなさま、貴重な機会をいただき、どうもありがとうございました!
告知:7/18(土)に政策パターン・ランゲージの発表会を開催します
7/18(土)に、政策パターン・ランゲージの発表会をオンラインで開催します。作成に関わっていただいた行政職員にも参加いただきながら、良い政策を作るためにどうしたら良いのかを考えていければと思います。
■Facebookイベントページhttps://www.facebook.com/events/277035983381560/
■参加申し込みはこちら
https://policy-pattern-lang.peatix.com/
一緒に、「政策の作り方」を作りましょう!
みなさまのご参加をお待ちしております!
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Local Think tank Generative Commons について
私たちは、地域の人たちとともに、地域にとって必要な「知」(Commons)を探索しながら共に生み出していくこと(Generative)を目的とした地域シンクタンクです。
<メンバー>
米山 知宏:言葉にする人、知をまとめる人(COPILOT、早稲田大学マニフェスト研究所招聘研究員)
石本 貴之:場をつくる人、場をファシリテートする人(新潟NPO協会、事業創造大学院大学 新潟地域活性化研究所 客員研究員)
渡辺 秀太:人をつなげる人、新潟を伝える人(新潟市役所)
<note記事>地域シンクタンク設立の想いはこちらをご覧ください。
https://note.com/generative_comm/n/ndb7ad0949249
地域の「知」を未来に繋いでいくために、皆様からのサポートをよろしくお願いいたします。