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【鳴潮】深層空想秘境『夢燃ゆる黒焔』の進めかた【蛇足編】

おはようございます。ジェネです。

今回は深層空想秘境のあまり知られていない要素や『夢燃ゆる黒焔』で追加された証などにフォーカスしていきたいと思います。
報酬だけを目的にプレイしていると気づかないことも多いのでそのあたりを記録しておければと。

それでは参りましょう。



深層空想秘境 おまけ情報


メタファーの集め方

メタファーは深層空想秘境内でのみ効果を発揮するバフアイテム。
それぞれが強力な効果を持っており、同時に凝縮、焦熱、電導、気動のいずれかの属性オーブを1~3個獲得する。
それらの蓄積によって音骸の能力解放や全属性にダメージバフが乗るといった恩恵を受けることができる。

メタファーの獲得タイミングは以下の通り。

  • 攻略開始直後やイベントなど、非戦闘ブロックでの入手(1個)

  • 各ブロックの戦闘終了後に入手(1~2個)

  • フロア内の岩を破壊して入手(0~4個)

  • ゲートキーパーから購入(夢の欠片に応じて複数個)

  • 証の効果による入手

キャラクター強化が出現する歴錬の記憶を選んだ場合を除けば、原則的にブロック1つごとに確実に1つはメタファーを獲得できるようになっている。

しかしそれだけでは音骸の性能を全解放するには運が絡み、お試し共鳴者など素の性能に不安があるキャラクターではラスボスに苦戦する可能性が高い。

ゆえに注目すべきは先に挙げた獲得タイミングのうち、最も獲得量の多い岩破壊による入手である。
出現がランダムであることから信頼性の低い入手方法だと思われがちだが、実はあること・・・・を意識すると最終的な獲得メタファー数は目に見えて伸びる。

それは「戦闘場所が二か所あるブロックを狙って選ぶ」ことである。
具体的には激闘の記憶、死闘の記憶、夢追の記憶が該当する。

ある程度深層空想秘境をプレイしている人であれば当たり前のことだと思われるかもしれない。
何故ならこれらの記憶は戦闘終了後に2つメタファーを獲得できるブロックであり、戦力的に問題がなければ優先して選ぶからだ。

だがここで着目したいのは「戦闘場所が二か所ある」点、もっといえば「フロアが広く、岩の出現機会が多い」点である。
フロアが広いほど岩が出現する場所は多く設定されており、また岩以外にも木陰や岩陰にメタファーをくれる白猫が隠れていたりするため、メタファー入手の期待値は大きく上がる。
筆者の体感でいえば、より高い難易度ほど岩が複数出現しやすい傾向にあると思われる。

もし岩を破壊したときに白猫が現れず夢の欠片だけを入手したとしても、ゲートキーパーからの購入の足しにできるため無駄にはならない。
筆者は遭遇したことがないものの、通常のブロックの物陰にゲートキーパーが隠れている場合もあるという。

いずれにせよ、メタファーの獲得量が多いブロックとそうでないブロックで額面以上の差が開くため、ある程度のリスクは承知で扉を選びたい。
高難易度に行くほどボス戦での要求値が厳しくなるため、道中でやられてしまったとしてもしょうがないと割り切ろう。

25分かけてラストまで行ってもボスに瞬殺されて終わりの図。それなら序中盤でリスクを負ったほうがいい


4,5人目におすすめの共鳴者

特別調査のひとつに『累計で5人のキャラを使って任意の難易度で夢燃ゆる黒焔を1回クリア。』が存在し、これをクリアすることで星声を50個獲得できる。
これは他の特別調査と比べても量が多く、戦力が整っていないプレイヤーでも優先して取得したい内容となっている。

過去の記事では散華、鑑心、今汐の3キャラを紹介し、残りの2キャラは育成済みの所持キャラか他のお試し共鳴者を薦めた。
今回は先述の3キャラ以外に個人的なおすすめキャラを紹介したい。

・吟霖
借用可能な難易度:Ⅲ
使える難易度は限られるものの単騎性能はピカイチ。
増幅器による中距離戦闘は雑魚戦で非常に安定しており、焦熱属性のメタファーを中心に火力を足すだけで瞬く間に敵が溶けていく。
未所持で操作に慣れていないビギナーにも薦められる共鳴者である。

・秧秧
借用可能な難易度:Ⅰ
メインストーリーにおける初期加入キャラであることから操作性のとっつきやすさで選択肢に挙がる。
育成済みであれば難易度Ⅱ以降でも活躍できる性能をしており、特に敵を集めて巻き込む技が深層空想秘境によく刺さる。
ボス戦が長丁場になる難易度Ⅳ、Ⅴではさすがに厳しいものの、活躍できる範囲は意外にも広くおすすめである。

・桃祈
借用可能な難易度:なし
7/14現在お試し共鳴者の範囲外だが、攻略の安定性では右に出る者はいない。
共鳴スキルひとつで防御力の向上と自己回復、さらには発動時にダメージが発生しカウンターも起動可能、と単騎性能が非常に高い。
通常戦闘においてネックである通常攻撃の火力の低さはキャラクター強化で簡単に補うことができ、特に初期選択できる『岩の御守』は桃祈のすべてのダメージが90%アップというヤケクソ強化(しかも自動反撃の起動速度アップのおまけつき)。
育成しているけど普段の戦闘で活躍させられていない……というプレイヤーは是非彼女を深層空想秘境に連れて行ってあげてほしい。

防御が安定しているので火力バフを遠慮なく盛れるのもポイント


証のフレーバーテキストについて

『夢燃ゆる黒焔』で追加された「証」はフロア内の残星組織を全滅させることで出現するスカーの影から入手できるほか、中ボスの撃破後に出現する影からも入手が可能。
効果については「デバフや条件付きで高いバフを得られるもの」「夢の欠片やメタファーの獲得手段を増やすもの」「共鳴チェーン(キャラ凸効果)を2段階獲得できるもの」に分けられる。
当記事では個々の詳しい効果よりも、効果に併記されているいわゆるフレーバーテキストについて触れていきたい。

証のフレーバーテキストはそのアイテムに関連する共鳴者について書かれているのだが、特にスカーに関する証が4つと最も多い。
これはそもそも『夢燃ゆる黒焔』がスカーに焦点を当てたイベントになっているためだと考えられる。

このテキスト群においてスカー(と思われる人物)は「彼」と表記されているが、それがスカーであると断定するのは難しくない。
メインストーリー中におけるスカーは狂気的な破壊者であり、そのイメージとも概ね一致しているといえる。

しかし『夢燃ゆる黒焔』のテキストからはスカーの狂気だけではない一面を垣間見ることができる。
筆者が興味深いと感じたのは、証『犠牲者』におけるフレーバーテキストである。

幼い頃、母親は彼に無数の物語を話してくれた。それは温かな時間だったが、彼はその物語を信じていなかった。
そして今、彼は他人に無数の物語を語る。その全ての物語には犠牲者がいた。犠牲者たちはみな善人で、過ちを犯したこともなく、毎晩甘い夢を見ていた。
それが罪だと、彼は言った。弱き者の善良さは長所ではなく欠点であり、そのせいで他人に搾取されたのだ、と。

『犠牲者』フレーバーテキスト

このテキストを見る限り、幼い頃の「彼」は母親に少なからず愛されていたのだとわかる。
しかし母親の語る物語を聞くことを温かな時間と認識する感性がありながら、その物語を信じていない部分に「彼」の生来からの性質が見て取れる。

「彼」は母と同様に物語を語るが、それは犠牲者たちが善良ゆえに搾取されるのだという思想に行き着いている。
スカーが残星組織の監察という立場であることから、この物語は「善人」であり「犠牲者」でもある他者を扇動して残星組織のメンバーとして活動させるために語るものだと考えられる。

残星組織が「共鳴者でなくとも共鳴の力を無理やり授かり戦力として利用する」ことから、「彼」の言う「弱き者」「犠牲者」たちはその物語によって危険な思想と行動に染まっていくのだろう。

その『証』が折れたヤギの角である。
さらっと読み飛ばすには尖りすぎでは?

他にも「人類に救済は必要ない」と人類のどうしようもない悪性を憎悪している(『爆裂陣』)ことから彼なりの理屈を感じるし、人の悪意が爆発するきっかけを作りそれによって血を流すさまを見て楽しむ(『一触即発』)ことから彼の行動原理や狂気を知ることができる。

「彼」はただ狂気のままに世界の破壊を目論む変質者というだけでなく、「弱き者」を扇動し利用する狡猾さや彼なりの主張を備えた指導者的な側面も併せ持っているのだ。

今後のストーリーで、彼がその破壊的思想に至る経緯が明かされるのを期待したい。

記録用に掲載。これ今のイベント終わったら読めなくなったりする?


スカー関連以外で面白かったのはコレ。三千が仏道における三千世界を指しているのはわかるが、鑑心がこれを三千回(下手したらそれ以上)上下させてる絵面がおもろすぎる


おわりに


今回は蛇足編ということで補足的な内容を多めにお届けしたがいかがだっただろうか。
あと一週間もすれば長離が実装されてお試し共鳴者にも追加される見込みだが、その際に追加報酬や新たな要素があればまた解説記事を執筆したい。



スカーは十中八九仲間の手引きで脱獄すると思うけど、メインストーリーの引き的に次回は黒海岸の出番だろうしどうなりますかね……。
新キャラの絵描きちゃんが黒海岸勢である可能性。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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