櫛那姫 (六)


輪子が精神的体験の主眼となり、
生じた能力子を客観的に見る。
その事により脳子が生ずる。
その脳子が能力子を伝授する。
輪子が見る体験を生み出す事は、
情報として詳細を見る、
書類に目を通す事だ。

テレパシーはFAXの様だと思っていたが、
送り付けた先が変換せざるを得ない
データベースが溜まる状態で言語変換
しなければいけない書類が多い状態。
それが幻聴だと。
それを考えると、幻聴は自分の輪子が
働いているからか。

輪子とは?

輪子は使いこなせるものなのか。

原子の様に回転していて核が生じてという
構造的な力学上設定される存在意義や機能。

それは心理の働きがどういったものかを
知る唯一の者、自分にしかわからないはず。

ああ、テレパサーとは自分が輪子になる事か。
ともいえば輪子の機能を持つ事。

輪子機能を解除する。コマンド上、
体系化された意識はそう命ずるだけで
その様に設定されるが、
プリセット意識が読むMIDI変換端子は、
機能的に言って自分の手足であるはずなので、
能力値を手足でコントロールする事は
底辺に置かれた物たちを並べ替え整理する事。
身体の機能と一致するとそれだけで
その様になる。
生体の認識が意識と重なって繋がる以上、
身体的な特徴がある特殊能力は脳の働きに
還元されて体や体において生ずる機能や
体験を示唆する行動に繋がるので
当然心理的構造における精神の働きは
体が主体となり唯一無二の能力者を生み出す。
こういった考えがそのものが唯一の
正しい能力値となるなら自分以外に
信じる者がいない状況で生き抜く術や
生き抜いた事は当然。。。

「そうなるよね」

現象的な精神を持つ事は時と場合により
変わる具体的状態の操り人形であり、
霊媒的に言えば対面する人間の霊媒。
構造的な人間は、その様に見えた状態を
危なっかしいと見るが、
その当人は当然自然天然あるがままが
良かれと思うに違いない。

現象的な事柄を自閉する状態。
身体でコントロールする事。
アダプターが存在する事。

現象当人に問うなら、

現象は、あなたも現象だと、言う。
私は、現象が起きる理由はあなた方にある、と。

輪子と現象。
精神的体験の眼、輪子。
精神の眼。
第三の目。

精神を見る眼。
人の精神を観る。

第三の眼 了

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?