見出し画像

DJI Neoは日本では全然手軽じゃない件

●DJI Neoについて

DJI Neoは、2024年9月5日に発売された、DJIの最新テクノロジーを結集したコンパクトなドローンです。このドローンの最大の特徴は、その多様性と柔軟性にあります。
SNSなどではドローン単体で飛ばして自撮りが出来てコントローラーも使えて、しかもゴーグルを繋いでFPVまで出来る良い製品。
といった話になっています。

●お手軽ではない件

順番が逆になりましたが、前の記事では、DJI Neoを始めるために必要な手続きについて記事にしました。

実態は日本では全くもってお手軽とは言えない機種でした。
135gという重量が出てきた時点ですでに分かってはいましたが
改めて記事にしようと今回書いてます。

●何がお手軽ではないか

まずはDJI Neoの売りである機能をピックアップしてみましょう。

  • わずか135g

  • 手のひらで離着陸

  • AIトラッキング、 クイックショット

  • 音声操作

  • コントローラで操作

  • モバイルアプリでのコントロール

  • モーションコントロール(ゴーグル使用)

  • 22GB 内部ストレージ

  • 4K 30fps録画

魅力的ですね。
さて、ここに日本のルールを掛けてみましょう。

https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000041.html#houhouより
  • アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと

  • 飛行前確認を行うこと

  • 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること

  • 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと

わずか135g

100g超えてるので、日本だと航空法の規制対象機種になります。

手のひらで離着陸

航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること

https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000041.html#houhou

初っ端から無理でした。
コントローラーを持たずに手のひらから離着陸したら、衝突しそうな時にコントロール出来ないでのNGですね。

AIトラッキング、 クイックショット

これも同様で、コントローラーがない状態でAIトラッキングで追跡させて撮影するフォローショット、明らかに目視外飛行になるのでNGですね。

音声操作

こちらも結構グレーで、ストップと言って聞き取ってくれたら良いですが、聞き取れなかったら飛行続行してしまうので、安全に寄せるとNGですね。


コントローラで操作

一般的なドローンの扱い方なので
一般的に航空法を厳守した上で飛行が可能。
公園とか観光地で気軽には撮影出来ない。
海、河川敷、山などの人口集中地区ではないところで昼間、目視内で飛ばす必要。

モバイルアプリでのコントロール

コントローラと同じ制御が一応出来そうなので?
コントローラーで操作と同じ(未検証)

モーションコントロール(ゴーグル使用)

こちらは、航空法上、目視外になるので、飛行許可承認をとった上で、人口集中地区ではなく、昼間のみ、補助者を配置して立入管理措置をとった上で飛行させる分には可能になります。
お手軽ではない。

22GB 内部ストレージ

この機種は内蔵ストレージしかありません。
保存する場合はUSBケーブルやスマートフォンで繋いでデータを吸い出す必要があります。
お手軽ではない。

4K 30fps録画

これは一般的だし、画質はそこそこ良さそう(未検証)

という結果となりました。

DJI Neoの売り文句、ほぼ日本では無理じゃね???
というのが、結論となりました。

とはいえ、正式に飛行許可申請等を出した上で、航空法を守って飛ばす分には良い製品であることは間違いありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?