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1224_新しいこと

やったことをないことをやってみよう。

あえて避けていたりしたことでも、これまでに生きてきて、自分がまったくやろうとは思いつかなかったことでも、自分にこれっぽっちも縁のなかったものでも、まあどんな形でもいいので。

いつも使っていない筋肉を使うと、いつもより違う汗のかき方をするように、これまでやったことないことをすると、違う脳の使い方、頭の中でいつもと違う回路が活発に働いてくれるのを感じることがある。

子どもの頃は世の中の大抵のことはやったことがないし、すべてはじめて味わう感覚ばかりだった。だから、常に新鮮でワクワクが止まらなかった。

歳をとってくると当然、ほとんどのことはやったことがあるけれど、子どもの頃より厄介なのは、「あえて、新しいことを避ける、やらなくなる」ってことなんだろうと思う。要は保守的になるってこと。

新しい漫画やアニメを見たり、ゲームしたり、世の中面白いことばかりなのに、なんで、年寄りは新しいことをやりたがらないんだろうって、子どもの頃は思ってみたけれど、今はその訳が痛いほどわかる。

単に「怖いから」それだけである。歳を取ると新しいことが怖くなる。挑戦しようという勇気も萎える。自分で知っている範囲の中で、言わば自分の築いた箱庭の中で物事を完結させようとしてしまうのだ。これほど、恐ろしいことはない。

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