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2019年度 香川大学 創造工学部 造形メディアデザインコース 編入体験談(推薦)

いきなりですが、編入試験のお話をします。
タイトルの通り

「香川大学 創造工学部 造形メディアデザインデザインコース」

に推薦編入し、在学しております。

編入については、話したいことが色々ありますのでいくつかに分けて投稿します。少々長い記事ですので、メモを取りながら見て頂く方が良いですね。

はじめに

香川大学は2019年に工学部を再編し創造工学部としました。これにより、私は創造工学部の編入生一期生として編入学しました。その為、以降の編入試験と内容が異なるかもしれませんがご了承ください。

受験校

香川大学
創造工学部 造形メディアデザインコース

願書だけ出したとこ
九州大学 芸術工学部 工業設計学科、高専 専攻科

入試形式(推薦)

以下、2019年度の募集要項の抜粋です。

 入学者の選抜は、面接及び提出書類(調査書、推薦書、志望理由書)を統合して行います。

配点 面接:450点

面接 面接は、提出書類(調査書、推薦書、志望理由書)を資料とし、向上心、論理性、積極性等を評価することを目的とします(専門知識に関する口頭試問を含みます。)。

提出書類

提出書類を資料として面接が行われます。しっかりと下準備をしましょう。

・調査書

アドバイザー(担任)が記入します。4年間の成績+特記事項が主です。
入試に有利な文を書いてもらうためにも直接相談に行くのがいいでしょう。その際に、特技、資格等をピックアップしておくといいです。

・推薦書

校長が発行します。高専によって推薦書の可否基準が違いますので注意しましょう。また、発行には時間がかかりますので早めに推薦を受ける意をアドバイザーに伝えましょう。
香川大学の推薦基準は特になく高専の推薦基準を満たしていれば良いとのことでした。

・志望理由書

一番重要です。もちろん自分で記入します。
造形メディアデザインですから、それに関連する事柄を交えて、志望理由書がかけるといいですね。勿論深掘りされてもいい内容で。後は、卒業研究も交ぜれたら最高です。

面接(口頭試問含む)

面接官4人vs私でした。
雰囲気としては、アルバイトの面接のような感じでした。はじめに「どうやってきたか(手段)」を尋ねられました。

試問としては、以下を順番に聞かれました。

1.コサイン75°の値をホワイトボードに書いて。

2.コサイン(4/3π)のグラフをホワイトボードに書いて。

3.フーリエ変換して。詳しく覚えていませんが、1.2.を使いました。

4.(渡された)三面図を見て立体を書いて。

以上4つで試問は終了しました。

その後は面接です。先述した通り、志望理由書からの質問でした。ここは、人によって違ってくるので何とも言えませんが、志望理由書に書いたことはほぼ全て深掘りされます。

高専での学年ごとの生活

1~3年 テスト前だけ勉強する人でした。クラスでは上位の方だったかな

4年11月まで 道を見失う(別記事に書きます)。勉強のモチベが上がらず成績だだ落ち。

12月 編入試験についてようやく調べ始める。

2月 やっとこさTOEICの勉強を始める。(430点)並行して数学を始める。

3月 ようやく受験校が固まる。力学を始める。プロダクトデザインについて少しかじる。

5年4月 TOEICを受験(600点)。九大の過去問をあさりはじめる。

5月 香川大学の推薦受けることを決める。数学に力を入れる。

6月 香川大学推薦入試。18日に合格だとわかり、そこでモチベ撃沈終了。

各科目の勉強方法

一期生ですから、前例がありません。
よって、工学部時代の口頭試問の試験範囲を参考にするしかないのですが、口頭試問に関するデータが非常に少ないという状況でした。んーなわけで、工学部時代の一般入試の試験範囲を取り敢えずカバーしました。

・数学

微分積分、微分方程式、線形代数あたりが問われることが多かったです。

そう、フーリエ変換など大学の内容が問われることはほっとんどなかったんですわ。出されたときは冷や汗ダラダラでしたね。

まず、教科書の「問」、「A問題」、「B問題」を全て解きました。詰まったところだけ2、3周した感じです。

次に、「高専の数学」(リンクは新訂版です)です。簡単なので、A問題は飛ばして、B問題、できそうならC問題を解きました。ここも詰まったら2、3周しました。

次に、「編入数学徹底研究」です。
単元ごとに解答を見ながら(難しいので)、丁寧に例題を解きました。
勿論、例題は丸ごと暗記する勢いです。その後、練習問題を解きました。

最後に、単元末の練習問題を解きました。
香川大学の試験の難易度的には、C問題まで解く必要は無いです。

・力学(物理)

工学部時代は「質点・剛体の力学」から多数出題されていました。
難易度的は、高校物理が完璧であれば問題ありませんでした。
その為、そんなに力を入れていません。

まず、「物理のエッセンス」(力学パート)です。
解答を見ながら、丁寧に例題を解きました。その後、解答を見ずにもう一度解きました。

次に、「名門の森」(力学パート)です。
こちらも、「物理のエッセンス」と同じ形で進めました。

・英語

元々、一般で受けることも考えており、専攻科の試験もあったためTOEICを主に勉強していました。
銀、金のフレーズを片付けてから、DUO3.0に入った感じですね。通学途中はずっと復習用CDを聞いていました。

勉強のコツ

全体に共通するコツとしては

「少し考え、わからないなら直ぐ解答をみる」

ですね。

思考力を養うことも大切ですが、数をこなすことの方が大切です。もちろん、ただ数をこなすのではなく、理解しながら解答を見ることです。理解したら解答無しで問題を解きましょう。はっきりいって、初見で突破できる問題はなかなかありません。

「2、3回目で完答する」くらいの気持ちで行きましょう。

編入試験を終えて

現在、3回生として在学しています。
自分のやりたいことができており、非常に満足しております。まぁ、大学については別の機会に語りますね。何はともあれ、編入試験勉強をしたからこそ、TOEICをやるきっかけとなり数学には強くなり、、、と、いいことずくめでした。

確かにしんどいです。まじでしんでぇよ。

でも得るものの方が大きいです。

後輩に向けてのメッセージ

編入試験について具体的なことは、私なんかよりもっとすごい方々がいらっしゃるので、そちらを参考にしていただければと思います。

私としては、えらいことは言えません。

ただ、できる限り、様々な意味で視野を広げてください。

情報戦です。計画的に動いたもの勝ちです。フライングはありません。


最後の最後で、抽象的になってしまい申し訳ないですがここで一旦筆を止めさせて頂きますね。

この記事を読んでくださった方で編入試験を控えていらっしゃる方が、

どうか、志望校に合格しますように。。。