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【書店様向け情報】現代書館×みすず書房合同フェア 《「私」と日記――生の記録をていねいに読む》のご案内


雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック『シモーヌ』VOL.5の特集は《「私」と日記:生の記録を読む》です。

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コロナ禍におけるトリアージ、性暴力、社会保障費の削減、ジェンダー格差など、わたしたちはいやでも生と向き合わなければいけない時代に生きています。
戦争、女性、くらし、ジェンダー、病、食、被差別など、さまざまな視点から生の記録をていねいに読み、小さき存在を想像することで、世界がすこしでもよくなればと願って編んだ特集です。

「日記とフェミニズム」において重要な作家のひとりにメイ・サートンが挙げられます。『シモーヌ』に「メイ・サートンのこと」をご寄稿いただいた栩木玲子さん(アメリカ文学研究)によれば、「サートンの日記最大(と言ってしまおう)の魅力は、自分自身の選択として、一人で居ることの辛さと楽しさをまるごと受け入れているところ」。自伝文学の分水嶺と呼ばれている、不安や恐れや怒りが共有された彼女の『独り居の日記』を、是非フェミニズム入門者に手にとっていただきたいです。

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そんなサートンの日記を1991年から翻訳出版し続けているみすず書房さんとのコラボで、《「私」と日記:生の記録をていねいに読む》フェアを企画しました。
『シモーヌ』とサートン作品の他にも、寄稿者が論じた日記作品などを選書しました。
この機会にぜひ、さまざまな生の記録に触れていただくコーナーをつくっていただけるとうれしいです。
年末の手帳・日記コーナーとのあわせての展開もおすすめ致します。

注文書はこちらです。

基本セット(6点)
『シモーヌ』VOL.5(現代書館) 特集「私」と日記:生の記録を読む

●アトランさやか『ジョルジュ・サンド 愛の食卓:19世紀ロマン派作家の軌跡』(現代書館)
 『シモーヌ』特集内に掲載の「サンドの食事日記」に興味を持った方におすすめ。
●平本歩『バクバクっ子の在宅記:人工呼吸器をつけて保育園から自立生活へ』(現代書館)
 『シモーヌ』特集内ブックガイドで紹介。平本さんは2021年3月、35歳で死去。
●メイ・サートン『独り居の日記』【新装版】(武田尚子訳、みすず書房)
 恐れ、悲しみ、喪失と、女性に禁忌とされてきた怒りの爆発を直視したサートンの代表作。
●メイ・サートン『70歳の日記』(幾島幸子訳、みすず書房)
 詩の朗読旅行、読者との頻繁な交流など、前向きに生きる濃密な1年の記録。
●メイ・サートン『74歳の日記』(幾島幸子訳、みすず書房)
 詩が湧いてこない体調不良状態から「とにかく率直な日記をつけよう」と決意、元気になるまでの道程が綴られている。

注文書はこちらです。

以下は、編集者によるおすすめの作品です(選択おすすめリスト①~③は直接各版元へご注文ください)。

選択おすすめリスト①(特集で取り上げた作品)
・ヴァージニア・ウルフ『ある作家の日記』(神谷美恵子訳、みすず書房)*在庫僅少
・ヴァージニア・ウルフ『病むことについて』(川本静子訳、みすず書房)
・田辺聖子『十八歳の日の記録』(文藝春秋)*12/3発売予定
・アンネ・フランク『アンネの日記 増補改訂版』(深町眞理子訳、文春文庫)
・アストリッド・リンドグレーン『リンドグレーンの戦争日記』(石井登志子訳、岩波書店)
・藤原道綱母『現代語訳 蜻蛉日記』(室生犀星訳、岩波現代文庫)
・アナイス・ニン『アナイス・ニンの日記』(矢口裕子訳、水声社)
・ジョーエル・マイヤースン他編『ルイーザ・メイ・オールコットの日記』(宮木陽子訳、西村書店)
・アリス・ジェイムズ『アリス・ジェイムズの日記』(舟阪洋子/中川優子訳、英宝社)
・和田英『富岡日記』(ちくま文庫)
・森光子『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』(朝日文庫)
・シモーヌ・ヴェイユ『工場日記』(田辺保訳、ちくま学芸文庫)
・茨木のり子『茨木のり子の献立帖』(平凡社)
・スーザン・ソンタグ『私は生まれなおしている』(木幡和枝訳、河出書房新社)
・稲葉剛/小林美穂子/和田靜香 編『コロナ禍の東京を駆ける』(岩波書店)
・「アルテリ」十一号、十二号(橙書店)*直接取引
選択おすすめリスト②トランスジェンダーの生の記録(高井ゆと里さんによる選書)
・田中玲『トランスジェンダー・フェミニズム』(インパクト出版会)
・ジェマ・ヒッキー『第三の性「X」への道」』(上田勢子訳、明石書店)
・佐倉智美『性別解体新書』(現代書館)
・周司あきら『トランス男性による トランスジェンダー男性学』(大月書店)*2021年12/20発売予定
選択おすすめリスト③(寄稿者著書・訳書)
・斎藤美奈子『挑発する少女小説』(河出書房新社)
・小林エリカ『親愛なるキティーたちへ』(リトル・モア)
・よこのなな 訳『21世紀の恋愛』(リーヴ・ストロームクヴィスト著、花伝社)
・木村朗子『妄想古典教室』(青弓社)
・中村彩 訳『ボーヴォワール』(ジュリア・クリステヴァ 著、法政大学出版局)
・栩木玲子 訳『愛の深まり』(アリス・マンロー著、彩流社)
・北村紗衣『批評の教室』(ちくま新書)
・もろさわようこ『新編 おんなの戦後史』(ちくま文庫)*12月発売予定
・矢口裕子『アナイス・ニンのパリ・ニューヨーク』(水声社)
・小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)
・熊本理抄『被差別部落女性の主体性形成に関する研究』(解放出版社)

ご不明な点は現代書館までお気軽にお問合せください。

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