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フルインクルーシブ教育の現場を訪ねて

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障害児のほとんどが特別支援学校・学級に通う日本。一方、イタリアでは、障害児の99%が健常児と同じ教室ですごしています。「フルインクルーシブ教育」の理念を学ぶべく、ボローニャへ旅だ…
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記事一覧

11.ローマのヴァッカーリ特別小学校:フルインクルーシブ教育のイタリアに残された特…

2023年の春から始まったイタリア滞在だったが、クリスマスをトスカーナ州にある海辺の町ヴィア…

現代書館
9か月前
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10.地域の専門機関が果たす役割:ボローニャのカヴァッツァ盲人施設が担う機能|フル…

ボローニャの街の中央には有名なマッジョーレ広場があり、そこからわずかな距離にはこの街のシ…

現代書館
10か月前
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番外編:ボローニャ近郊にあるC学校の校長へのインタビュー:イタリアの学校のインク…

5度にわたってC小学校を訪問するなかで、同校の校長にインタビューに応じてもらえるという幸…

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10か月前
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9.自閉症の生徒とクラスメイト:イタリアの学校のインクルーシブな学習環境づくり|フ…

2023年の10月から12月までの3か月足らずの期間、2週間に1度ほどの頻度で自宅のあるボローニャ…

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10か月前
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8.ICFモデルに根ざした個別教育計画と実践:サルデーニャ島での2度目の教育実習|フ…

10月末のサルデーニャ島訪問からほどなく、11月初旬にこの島の州都カリアリを再訪した。拙訳書…

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11か月前
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7.インクルーシブな教育を継続させる「学校群」制度:ローマ、ボローニャ、サルデーニ…

まだ半袖でいられるほどの陽気だった10月24日(火)の早朝、深紅の車両の特急イタロに乗り込み…

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1年前
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6.これはボランティアじゃないんだ:ローマの障害のある人々の夏② サマーキャンプ|フルインクルーシブ教育の現場を訪ねて~イタリア・ボローニャ滞在記~|大内紀彦

イタリアの障害のある子どもたちは、3カ月にもおよぶ夏休みをどのように過ごしているのだろうか。こうした関心に突き動かされて、その様子を観察してみようと、「サマーセンター」が開催されていたローマの小学校を訪れたのは、すでに汗ばむほどの陽気だった6月の初旬のことだった(連載第5回を参照)。それから2カ月が過ぎた8月、今度は「サマーキャンプ」(イタリア語ではCampo estivo)に参加するためにローマを再訪した。 小学校を開放して、子どもたちのために開かれていた「サマーセンター

5.地域に開かれた学校:ローマの子どもたちの夏①サマーセンター|フルインクルーシブ…

一般的にイタリアの小学校、中学校、高校が夏休みに入るのは6月上旬のことである。ヨーロッパ…

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1年前
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4.イタリア式インクルーシブ教育の秘訣:ボローニャ大学「支援教師」養成講座 ②|フ…

本連載の第3回では、ボローニャ大学で開催された丸2日間にわたる「支援教師」養成講座のうち…

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1年前
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3.学校は社会を映し出す鏡:ボローニャ大学「支援教師」養成講座 ①|フルインクルー…

エミリア・ロマーニャ州の州都であるボローニャは周囲を城壁でかこまれた城塞都市である。イタ…

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1年前
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2.共に生きるを学ぶ:リミニの「永遠の」教育学園訪問記|フルインクルーシブ教育の現…

5月初旬、いっこうに降り止もうとしない横なぐりの雨のなか、吹きつける強風に逆らうように傘…

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1年前
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1.新たな旅のはじまり|フルインクルーシブ教育の現場を訪ねて~イタリア・ボローニャ…

数年にもわたって世界中を震撼させたコロナウィルスの大流行もあって、イタリアを最後に訪れて…

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1年前
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