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駒形一路先生「仰げば 天守」No.25 2022.3.5

高等学校国語科の教壇に立たれる駒形一路先生のご随想「仰げば 天守」(No.25)を、先生のお許しのもと、ここにご紹介いたします。

今回の「仰げば 天守」では、遠藤周作の小説「カプリンスキー氏」を糸口として、ご自身のイタリアでの経験や、ユーゴ内戦を背景としたサッカー選手"ピクシー"のふるまいなどを振り返りながら、こう、述懐されています。

日本人には、地続きの国境線で隣国と相対峙する感覚を、真に理解するのは無理なのかも知れない。でも、その想像力が、今は問われている。

長年のあいだ国語を指導なさってきた先生が、今この時に、「想像力」という言葉をお使いになっている。そのことに、僕は、とてつもない重みを感じざるを得ません。


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