日記(4/11)

著者はマルチタスクが苦手だ。なにか目標があったらそれに向けてひたすらに、ひたむきに努力を積み上げる自信はある。それゆえに、様々な視点から物を見ることが出来ず、視野狭窄に陥りやすい。結果、複数の作業に同時に目を向けることが難しい。そして、現在抱えてるタスクをざっと書いてみる。

•応用情報技術者試験勉強
•懇親会内容決定
•自サークルメンバーへの働きかけ
•各サークルへの協力の依頼、架け橋
•学科長とのコミュニケーション
•所属団体のSNS対応
•情報系の新バイトの面接
•大学再開に対する、新しい講義への適応
•早期卒業に伴う、研究室選び
•オリエンテーションのスライド作り

完全に仕事量過多。自分ひとりでこなしきるにはあまりにも苦しい。少なくとも場馴れしていない自分にとって、本当に゙辛い。
結局述べたいことはというと、今日自分は初めて鬱のような症状が出たことだ。もちろん、これまでもレポートを深夜遅くまで書いていたときは思考が働かず、苦しかった。しかし、それはあくまで頭が苦しい、体が苦しいといった類のものである。ただ今朝起きたとき、苦しかったのは心である。
昨晩は、また別のタスクをこなし、夜遅くに布団に入った。そして目が覚める。講義は早いため、自ずと睡眠時間が少ない。頭からもやもやが中々晴れない。しかし起きなければならない。なぜ?今日もまたやるべきことがいくらでもあるからだ。働かない頭でさえ、「やるべきこと」と検索するといくつもヒットする。イヤだな。純粋に漏れ出た気持ちだった。自覚した途端、それは自分の体中を満たすほどの力を持ち、自身はとんでもないほどの無気力感に襲われた。
それから5分くらいの記憶はない。ただ横につっぷしたまま、頭から全ての情報を追い出していたように思う。目を閉じることすら忘れていたかもしれない。我に返ったとき、自分の先程の行動の異常さにおののいた。大学の講義は休み、お笑いを見てひたすら笑うことを心がけた。それで心をいささか晴らすことは出来た気がする。
しかし、その後はまた仕事の嵐である。計2時間超えのミーティングに加え、積極的に動かなければならない重圧感。ストレスのほどは並大抵ではなかった。
この日記を今書いているので、それらのタスクは無事やり終えることは出来た。そのはずだ。しかし今朝の体験が脳裏から剥がれることはなく、未だ著者のことを蝕み続けている。そういえばこの動画がちょうど投稿された。

見た途端に驚いた。この人間の症状を一段落ずつランクダウンさせれば、それはまさに著者と全く同じ存在だったからだ。そのせいでどうも客観的に見ることは出来ずにいた。この動画をフラットに見た感想は一体どんなものなのかとコメント欄を見たが、ざっくり賛否両論といった様相であった。
自分は本当にこのままで良いのか。自問自答を繰り返す機会が増えた。正しいのか正しくないのか分からない。ただこれが、この経験が自身を成長させていることを祈るのみである。これを成長と呼ぶのかは分からないけども。

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