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アイネクライネナハトムジーク

2020年がやって来た。2020年は私にとって、ものすごく感慨深い年だ。
私の生涯の推しであるドイツ語と出逢ったのが、2010年のこと。今年でちょうど10年になる。
10年間は長かったような短かったような……もっともっと喰らいつくような気持ちで勉強していれば、今頃ペラッペラになれていた可能性もあったんだろうけど、基本のんびり・たまにピリつく関係性で10年間を共にできたことを誇らしく、そして愛しく思う。

言語を勉強することがこの上なく好きだ。快感だと言ってもいい。下手の横好きとは言い得て妙で、私は別にポリグロットを名乗れるほど多言語に精通しているわけでも、言語学習に秀でているわけでもない。好きなだけ。
それまでただの文字の羅列だったものが、突然魔法にかけられたみたいに意味を持った文章になる瞬間がたまらない。
10年前、まだドイツ語をやっていなかった頃、「アイネクライネナハトムジーク」はただの音の連続だった。どこで区切られるのか、どういう意味を持つのか、なんならドイツ語だということも分かっていなかった。

今では私がお爺さん。孫にあげるのは勿論ヴェルタースオリジナル。何故なら彼もまた、特別な存在だからです。

10年の節目に乾杯。これから先も何十年と一緒にいようね。10年前のあの日、貴方に出逢ってから、私の人生の目標は変わらず「如何なる形でもいいから、貴方と添い遂げる」ことです。

Ich liebe dich von ganzem Herzen!

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