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高輪ゲートウェイ駅で途中下車してみた【建築探訪no.02】

先日、仕事帰りに高輪ゲートウェイ駅に立ち寄ってきました。
駅名のネーミングなどの物議もあった当駅ですが、コロナウィルスの影響であまり大きくは取り上げられなかったものの、今年の3月に開業しております。

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〇駅舎のデザイン

駅舎は新国立競技場の設計者である隈研吾氏がJR東日本建築設計とコラボして設計したことで有名です。

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近年は妹島和世氏の日立駅や、坂茂氏の女川駅など、建築家が駅舎をデザインする事例が増えており、日本でもヨーロッパのように駅そのものが観光資源として評価される潮流にあるように思います。
隈さんも他には京王高尾山口駅の設計もしており、高輪ゲートウェイ駅も含め木材をふんだんに使ったデザインが特徴的となっています。

当駅では福島県産の杉材が多く使用されています。床・壁の仕上げももちろんですが、屋根を支える構造材も鉄骨のH鋼の補強材として木材が使用されています。折り紙をモチーフとした屋根と合わせ、明るくやわらかな雰囲気を演出するとともに、改札階からプラットホームまで一つの大吹抜け空間とすることで、物理的にも心象的にも”風通し”の良い印象を受けます。

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また、ホームの吹き抜けになっていない部分の天井も木で仕上げています。JRの駅でここまで意匠の手が届いているのは珍しいです。

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コンコースの脇には鉄道(東海道線など)が眺められるスポットもあり、滞留空間を作りつつ、線路を景観の一つとして採用しています。

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〇今後の周辺開発

高輪ゲートウェイ駅は品川~泉岳寺駅沿線の大規模開発プロジェクトに伴って開業した新駅ですが、2025年の街びらきにむけて、周辺も開発工事が順次進められています。
駅前広場となる空間は暫定的なイベントスペースとして活用されるようです(コロナ禍で立ち入りはできませんでしたが)

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下の画像が、プレスリリースされた完成予想イメージです。
今は駅だけの寂しい状態ですが、住宅・オフィス・ホテル・インターナショナルスクール・劇場等の複合施設が順次整備される予定で、職・住・文化の近接型のまちづくりが展開されそうです。

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(引用:https://shutten-watch.com/kantou/11339)

〇おわりに

以上、高輪ゲートウェイ駅でした。駅舎だけでも観光資源となりそうですが、これから時々立ち寄って街の成長を見守るのも一つの楽しみ方かもしれません。
というわけで、また足を運んでみようかと思います。
ではまた。



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k-minamoto
ご覧いただきありがとうございました。。。今後の見学先の交通費や書籍費などに充てさせていただきます。