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【体験談】死と生から考える今

今回は、僕の考えていることについて書いていきます

生と死についてです

死ぬってどういうことだろう

最初に書いておきます、気持ちが病んでいるわけではないです。笑
こういう哲学的なことを考えるのが好きなんです!

皆さんは「死」について考えたことありますか?
たぶん誰しも一度はあると思います。

僕が持っている初めて「死」に触れた記憶は小学校4年生の時の記憶です。おばあちゃんでした。

家に遊びに行った時は必ずたくさんの手料理とたくさんのお菓子とたくさんのフルーツで孫たちを笑顔にしてくれました。

お酒とタバコを愛している人でした
おじいちゃんにはフライパンを投げる人でした
家に遊びに来るときは必ず蟹を持ってきてくれました

そんなおばあちゃんは僕が小学校4年生の時にこの世を去りました

小学校4年生の僕は、初めて「死」というものを体験しました。
つめたくて、かたくて、青色のおばあちゃんの顔は少しの寂しさを教えてくれました

次に体験した「死」は高校2年生の時でした

高校に入った時に初めて出来た友達で、いわゆる僕にとって親友にあたる人でした

内気だった僕に何の躊躇もなく話しかけてくれ、本当の自分を見せることができた初めての友達でした

なかなかのイケメンで、カラオケが大好きで、ほぼ毎日学校帰りにカラオケに通いました

恋愛の話もたくさんしました
アルバイトも一緒にしました
夜通し自分たちの将来について語り合いました

そんな親友は、高校2年生の時
海難事故でこの世を去りました

僕の人生の中で一番涙を流したのがこの時です。
おばあちゃんの時は、小学生であまり「死」についてわかっていなかったのだと思います

高校生の僕は本当に毎日泣きました
涙が止まらなかったのです、ほんとに
涙が止まらなかったのはもちろん悲しかったからなのですが、一番大きな理由は後悔でした

亡くなる前日に大喧嘩をしていたのです
殴り合いの一歩手前までいきました
落ち着きを取り戻し、なんとなく喧嘩をする前の状態には戻った気でいました
そんな矢先の事故でした

僕が今でも一番後悔していることは、「ごめん」と言えなかったことです
恥ずかしくて言えなかったのです

お互いなんとなくで仲直りした感じでした
日が経てば忘れるだろうと
いい思い出になるだろうと
明日言えたら言おうと
本気で思っていました

だけど言えなかった。死んでしまった

クラス全員でお葬式に参列し、生徒代表のメッセージを読むことになりましたが読めませんでした
涙で前が見えなくて顔が見えなくて
遺されたお父さんの「親より先に死んではいかん」という言葉は今でも忘れることができません

立ち直るのに数週間かかりました
いろんなことを考えました

世の中には死んでもいい奴がもっと他にいるはず、なのになぜあいつが死なないといけないんだ(当時の考えです)
なぜこんな辛いことを神様は
ごめんって言いたかった
なぜその日に言わなかったんだ
ひたすら親友の「死」と向き合いました

当時のことを思い出すと今でも涙が止まらないのです、あー。笑

この時向き合った「死」は、死ぬということについてひとつの答えを与えてくれました

「死ぬということは、生きているということである」

なにをあたりまえのことを、と思うかもしれませんがこの答えが僕を立ち直らせてくれました

僕は今生きています
生きているからこそ、息だって吸えるし、友だちとカラオケもいけるし、恋だってできる
それってすんごく素晴らしいことなんだなって、尊いことなんだなって感じたんです

僕の人生を支えているドラマがあります!

それは、ロングラブレター「漂流教室」です
皆さんご存知ですか?

一昔前のテレビドラマなんですが、当時の僕の心にブッ刺さった台詞があるんです
第一話の冒頭10秒の中に、僕の人生の核が詰まってますので、ぜひ見てみてください!
たぶんYouTubeにも動画があると思います!

このドラマの冒頭10秒には、本当に僕のために言うてくれているものじゃないかと感じるぐらい衝撃を受けました

死ぬということは、生きているということ
生きているからこそできることがたくさんあるんです

生きているということ

生きているということは奇跡です
息をして、おいしいものを食べて、好きな人がいて、好きな趣味があって、仕事もして、たまに嫌なこともあるけど、そんな嫌なこともお酒で洗い流して、あたたかい布団で1日を終える

それもこれもどれも、生きているからなんですよね

人は、「生きている」ということそのものを忘れがちです

なぜか

生きているということは死ぬということだからです
死を感じなければ、生も感じにくいのです

今だからこそ

新型コロナウイルスの流行で、「死」を身近に感じている方が非常に多いと思います
だからこそ、今改めて「生」を実感し、今できることを今するべきなのではないでしょうか?

なんだっていいんです
手洗いうがいはもちろん
本を読むでも、ゲームをするでも、
新しいビジネスを考えるでも、
好きな人に好きだと言っても
ありがとうと伝えても
あの時はごめんねと話しても
本当になんでもいいんです

きっと今起こした行動は、あなたを後悔から守ってくれます
たまにでいいんです
24時間こんなことなんか考えられっこないです

だからこそ、たまにでいいから、今を生きることを思い出してください

僕はこれから奥さんに、「いつもありがとう」と言います

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