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松田元メディアマガジン「CLUB M」

松田元の、250以上にも及ぶコラム、80以上の質問への回答音声、20以上の過去講演動画が見放題のメディアマガジン。セールス・マーケティング・ファイナンスなどのビジネス分野から世界…
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2017年4月の記事一覧

第293回:人生はコミットメントの連続

相場は落ち着きを取り戻しつつありますが、仏大統領選もいよいよ佳境に入りつつあり、まだまだ決して油断できる情勢ではないなあと、警戒心たっぷりで観察しています。とはいえ売り込み全開の目線でもなく、むしろ次のセリクラは突っ込み買い絶好のチャンスだと思っており、相場推移に注目しています。 まあ、第二Xデー(4/27)の北朝鮮ミサイル問題、仏大統領選、地政学的リスクなど、総じて全く落ち着いていない状況が続いており、まずは第一回仏大統領選投票4/23が注目されるところです。 個人的に

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第177回:人の本質を信じ抜くこと

先日、久しぶりに大学生向けの講演にお招き頂きまして、“働くとは、稼ぐとは” 、をテーマにお話しさせて頂きました。思った以上に前向きで活発な学生さん達が多く、質疑応答や講義終了後も熱心に質問頂きました。 やはり就職活動を控えていたり、社会に出ることが目の前に見えていたりする学生さんはご自身の危機感も大変高く、なかなか的を射た質問もあり、講師の小職も勉強になることが多々ありました。 各種ある質問の中で、小職が経営支援であったり、教育であったり、投資であったり、多面的な活動をし

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第178回:2014年を振り返る

年末の差し迫ったこの頃、皆様如何お過ごしでしょうか。今年は12月26日(金)が年末最終営業日の会社も多かったみたいですね。小職の関わる関連企業も多くが26日に納会を迎え、年末を締めくくられている様子。小職は29日、30日と打ち合わせが数件重なっているためまだお休み気分にはなれませんが、ヘビー級の仕事は一通り片付けたため、幾分ほっと一息ついております。 例年、年の瀬のこの時期は、一年間を振り返る記事を書くことが小職の恒例行事となっております。2014年年始からの出来事を想起し

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【社説】前門の虎、後門の狼

今年は12月30日までマーケットが動いておりましたため、年末ギリギリまで落ち着かず、どうもそわそわする一年でした。リーマンショック時に自社の売り上げが露骨に落ちるという事件に直面して以来、かれこれ6年程、経済・金融関連の分析を努めておりますが、何年経とうが世界のマーケットに少しでも触れていると、実務が年納めしていてもなかなか落ち着かないものです。 相場は自身の生活収入と直結するから、当たり前っちゃ当たり前なのですけれども。2015年の前半には、原発再稼働問題、憲法改正問題、

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第179回:【謹賀新年】

明けましておめでとう御座います。本年もどうぞよろしくお願い致します。2015年1月1日になりました。普段多忙を極めている中、余程の気合いがないとお参りに行けないので、年末年始は出来るだけ長崎の本籍地にお参りをするようにしております。 最近は1/1、朝一の便で先祖へのご挨拶に詣でるのがもっぱらの習慣です。昨年の年末も、例年にならい愉快な仲間達と六本木にて年越しをしておりまして、夜半まで飲んだくれたらまさかの寝過ごしにより早朝一番の長崎便を逃し(これで乗り遅れ回数通算8回目)、

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第180回:【謹賀新年】(2015)

皆様明けましておめでとう御座います。新年あけて数営業日も経過すると、正月気分も抜けて仕事モードに入りますね。弊社グループも営業活動に励んでおり、金融市場も本格的に動き始め、完全にスイッチが切り替わっている今日この頃です。 例年に習い、今年も1月3日は、日頃お世話になっているお客様がたと明治神宮に初詣へ参りました。せっかくの新年ということで、和服をしつらえ、和装での参拝を致しました。普段着慣れていないせいか、和装を伴うと自然と背筋も伸びます。和の心を嗜みながら、昇殿参拝し、お

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第181回:1円を笑うものは1円に泣き、1円を泣くものは1円に助けらる

年が明け、3月以降、新年度を迎える会社が多くあり、小職も様々な経営陣と予算立案を行っておりますが、改めて数字の強さは経営力に直結すると感じる毎日。経営者足るもの、数字に強いことは会社を伸ばす条件として必須なわけですが、“数字に強い” という概念にも多種多様な解釈があったりします。 BSを読めることが強いことにも繋がりますし、PLベースで予算建て出来ることも数字が強いと言えたりします。CFベースで厳格なキャッシュフローを構築出来ることも数字が強いと言えますし、粗利の変動幅を明

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第182回: 売上は知名度を表し、利益は人気度を表す

方々で経営会議に参加をしていると、“売上を上げよう”、“利益を出そう”、と発破をかけるシーンに出くわす機会が多いのですが、こうした表現を聞くに付け、常々どこか違和感がありました。 経営において、利益を創出すべく売上をあげようというモチベーションは極めて健全なのですが、何と言うかこう、売上とか利益というのは、すべきことをした結果もたらされる形があるべき姿であって、自分達の努力であげると言うと、どこか俗っぽく聞こえてしまうきらいがあるからかもしれません。 会計的に言えば、売上

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第183回:万物は変わることなく、変わるのは自分の心である

ぶれない力は大切だ、とは良く言いますが、経営にせよ投資にせよ、当初打ち立てた信念をぶらさないで貫き通すというのは、本当の本当に大変なことです。なんせ、世の中はどんどん変化していく。本当に一瞬目を離すだけで、がらっと世界が変わっていたりする。 時に自分の思いもよらない方向、望まない方向に変化していたりすると、自分の軸がずれてきて、当初の信念がちょっとずつ歪んでくる経験は誰しもあると思います。そのくらい、今の世の中の変化スピードは速い。また、人の心は移ろいやすい。 “世の中不

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第184回: 切れるカードを常にキープする

ビジネスにおいて、交渉や調整というのは付きものです。交渉や調整とは、 ・相手にして欲しいこと ・自分が相手に出来ること 上記の折り合いをつけることです。 言うまでも無く、一方的に相手にして欲しいことを押しつけても交渉(調整)は決裂するばかりであり、大前提として、自分が相手に出来ることを列挙していき、相手のメリットをきちんと慮ることをスタートラインにしなければなりません。 相手にして欲しいことと、自分が相手に出来ることの対価が均衡していればその交渉は成立する可能性は高いでし

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第185回: 今年の抱負

先日、31歳の誕生日を迎えました。縁ある多くの皆様からお祝いのお言葉を頂戴し大変有り難く思っております。特に習慣づけているわけではないのですが、せっかくの節目ですので、目標といいますか、過ごしたい一年間のイメージくらいは持っておきたいところです。 既に本コラムでも、2015年の抱負はご紹介させて頂きました(詳しくは別稿ご参照下さい)。重複しても面白くありませんから、本稿では年齢という切り口からみた個人的な抱負をご紹介したいと思います。 以前、経営で関わっている同僚(といっ

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第186回: 戦略

抱えている業務も多岐にわたり、年度末控えたこの多忙な時期に恐縮しつつも、方々にご理解を頂き、2月12日から約5日間ドバイに視察に行って参りました。 小職の友人兼ビジネスパートナーがドバイのバージュカリファに住んでおり、多面的にお取りはからい頂きながら、現地で仕事の打ち合わせをしつつ、名所を巡って参りました。 数年間でがらっと景色を変えると言われるドバイ。噂に違わず、息を呑むほど絶景の高層ビルは当然ながら、(金持ちの)外国人が喜びそうなエンターテイメント/コンテンツを抱負に

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第187回:イノベーションのジレンマ

ベンチャーブームが来ているようで、新幹線内のウェッジにも、“ベンチャーを買う大企業”と題し、ベンチャー特集がなされております。株価も約15年ぶりに高値を付け、ITブーム以来のバブルが形成されつつある好景気ムードです(実態は別にして)。 好景気になれば設備投資や新規事業投資に注目が集まり、その最たるものがベンチャー投資・ベンチャー買収であるため、長いデフレの年月を経て雨後の竹の子のように乱立するベンチャーがメディアで注目されるのもメイクセンスです。 顧客にヒアリング(調査)

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第188回:書籍の執筆

3月です。春はあけぼの、やうやう白く・・・と説いたのは清少納言ですが、寒さが抜けてようやっと春の息吹を感じられる今日この頃です。多くの経営者の皆様は、年度末大変立て込んでおられるものと存じます。 小職も2月は例年以上にバタバタとしており、ドバイや狭山や大坂やと、方々へ行ったり来たりが続きました。そんなさなか、4月に発刊される予定の拙著の原稿が締め切り間近で、かなりタイトなスケジュールの中、何とか仕上げることが出来ました。 現在第二弾のゲラチェックを行っており、4月の第二週

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