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アメリカ生活開始までの階段3

前回までのあらすじ
・IT社長との出会い、USの会社へ橋を作ってもらう。
・USの会社と面接し英語ができず撃沈する
・何故かアメリカ就職がきまる

アメリカ生活開始までの階段2|じげん (note.com)

アメリカ行きの準備

さて、アメリカ行きが決まった。27歳の夏。
準備は何をすればよいんだろうか。全くわからん。

だが、現在の仕事はもうやめること決まっているし、今度こそは上司は止めてはこないだろう。

会社がVISAを支援してくれることになっていたので、このところは全く問題なさそう。だと信じている。

渡航費用も図々しく会社が出してくれるようにお願いしてみた。規約にあったのでとりあえず適用してくれて渡航費用も会社が出してくれた。金欠だったのでうれしい。

そして人事から詳細の話がきた。内容は以下だった。
・IT社長のいる日本本社に契約社員としてまずは入社。
・その間に、VISA申請をして、2か月後に渡米。
・渡米費用は会社負担
・契約社員の期間は本社の仕事をすること。
・給料は固定月給25万円
・入社は10月
・USの会社入社と同時に日本本社からは契約を解除

つまり契約社員で月給25万で2か月働いてその後渡米し、現地採用としてがんばれ。渡米は12月。

給料は安いなーと正直感じた。転職先は月収38万円の内定をもらっていたから、この会社でも自分はその価値があると勘違いしていたからだ。当時の日本本社でお世話になった副社長と話したが、「あなたはエンジニアとしての採用で、営業ではない。なので、ほかではもっと高いかもしれないが、この月給になった。」とのことでした。

まぁ短期間だしいっか。もともとアメリカ行くのが目的だし。ということで5分程度の会話で承諾した。

でも覚えている。私は覚えている。
当時のの月給が21万くらいだったから、25万でも「おおーーー、いつもより4万も多い!!やった!なんかうれしい!」と感じていたことを。

そして日本本社では社内のITサポート部というところに所属し、会社で請け負っているプロジェクトで社内的に技術的に何かわからないことがあれば、それを支援する部署だった。
この部署は私の技術磨きにとてもよかった。こんな時のために営業時代に基本情報技術者の資格を取得していてよかった。
未経験ながら、一定の技術者の知識があると扱ってくれたのである。
そしてこの環境でエンジニアいろは。みたいな内容の基礎を学んだのである。超恵まれている。

そして渡米に向けて準備に向けて一つ大きな問題があった。

それは当時付き合っていた彼女の存在である。

彼女をアメリカに連れて行くには

こんな私にも彼女がいて、お付き合いして4年ほどの時だった。彼女のことは好きだったので、一緒に付いてきてほしい!と思っていた。アメリカ行きはまだ彼女には伝えていない。

実はこのころ、私はネットワークビジネスにハマって(ここの話はまた今度書こうと思う。。)彼女は必死に止めてくれいた。
私はネットワークビジネスをやって、権利収入を得るんだ!と躍起になっていたとき、もちろん(怖)彼女を誘ってセミナーや化粧品を紹介したりしていた。

ちなみに、本業で終電帰り、朝6時起き、の生活をしている中でのネットワークビジネスであった。ネットワークビジネスは夜の12時-夜中の3時ころまでやって、3時間睡眠、土日はフルで予定をネットワークビジネスをしていた。

ここまで力を入れており、私は完全な信者だったが、結果1年で成果が出なかったこともあり、、私は当時私の面倒を見てくれた(私を養分にしていた)紹介者とその上位の紹介者に
「私は1年で成果が出なければもともと辞めるつもりでした。また海外に行く夢がかなったのでネットワークビジネス辞めます。」と伝えた。
元々ネットワークビジネスを始めたのは、権利収入を得れば海外での仕事も自由にできる!と思っていたからである。海外に行きたい。そういう気持ちが目的でもあった。サラリーマンではあるが、海外に行く夢は叶えられそうだったので、それを伝えて。やめづらい雰囲気を打破し辞めることとなったのだ。

そして海晴れてネットワークビジネスを辞め、それが原因で悪化していた彼女との関係も改善していった。

そして、しばらく考えると、やはり結婚しかないと判断した。彼女もこの時は29歳。アメリカ連れていくには結婚しかないと思った。結婚して一緒にアメリカ行こう!こう伝えることに決めた。

つまりはプロポーズである。アメリカ行きと、結婚を同時に伝えるのだ。彼女にとってはとんでもな情報がいっぺんにのしかかるのである。だがしかし、彼女に結婚の意思があることは薄々感じていた。4年前、彼女が元カレと別れた理由が、「結婚できそうな人ではなかったから。」という理由であったからだ。
それはつまり、その後に付き合った私とは「結婚はできなさそうな人ではないかな。」と思われているんだなと感じていた。
だから彼女は快諾してくれるだろうと踏んでいたのである。

プロポーズ

そこでプロポーズをどこでいつするかを考えた。ちょうどこの時期、友人と台湾旅行に2カップルで行く予定があった。
そう、台湾のいい感じのレストランでプロポーズしよう。そう決めた。だが、この時はプロポーズとやらをよくわかっていなかった。お金もなかったし指輪も買えなかった。それが故、大それたプロポーズじゃなくて、一旦話だけでも。みたいな気持ちで、まずはアメリカ行きを伝えてみようと。そう考えたのである。

いい景色のレストランで、食後に切り出す。

私「実はさ、アメリカの企業に就職が決まったんだ」
彼女「へぇーすごいじゃん!おめでとう!」
私「だから一緒に結婚してアメリカ行ってほしいだ。」
彼女「・・・・・・」

次回は・・・

彼女から衝撃の返事

次の記事で書きます!




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