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アメリカ生活開始までの階段2

続き
前回までのあらすじ
・上司に会社を辞めることを告げ、喧嘩する。
・上司の説得に折れ、転職をあきらめる。
・ただ、辞めることだけ独り歩きし半年後に辞めることに。再度就職活動をすることになる。

アメリカ生活開始までの階段1|じげん (note.com)

無職が決まり、再就職活動と出会い


まぁ半年もあるし、また就職先探せばいいやと考えていた。今度は海外に行けるところがいいな。と。改めて自分のやりたいことを見つめなおし再開しようとした。

半年もあるということでのんびりしようと思っていた。正直。セールスフォール決めるときも仕事さぼって面接言ったりで大変だった。このいろいろなドラマは数か月にわたって繰り広げられたのだが、営業の仕事は終電、早朝出社は当たり前の会社である。そんな中、就職活動するのは至難の業だった。
でもどんな企業がいんだろうな。わからなった。全然わからない。

自分の道を悩みぬいていた。そんな時、そんな状況を察してくれた人がいた。力になってくれたのが、父親だった。
父親はIT業界に長年勤めており、業界にも知り合いが結構いる人だった。

だが正直私は父親の世話になるのが、嫌だった。社会人になってまで親に甘あまえるだなんて。親から独立したい。そう思っていた。自分の力だけでどうにかしたい。って。親に助けてもらうだなんて恥ずかしいじゃん。そう本気で思っていた。

父親「また転職先探すのか。そういえば、私の知り合いのIT企業の社長さんが、お前に会いたがっているぞ。私もその人が起業する前から知り合いだったんだ。あってみるか?」

俺「なんて会社?」

父親「〇〇って会社。」

俺「全然聞いたことないや。でもIT企業の社長さんがあってくれる機会なんかもうないだろし、緊張するけどあってみるよ。」

父親「わかった。伝えておくよ。」

貴重な機会であることは理解していた。父親のコネクションを使うみたいで正直抵抗感はあった。
あまり気が進まなかったが、あって損はないだろうと思った。それにこれはあくまで親父や私からのお願いではなく、先方のお願いだし、IT社長と会うだけで、別に父親の世話にはならないだろうと考えていた。
そんなこんなで、そのIT企業の社長さんとやり取りし、都内の高そうなお店に招待された。

アメリカ就職への急展開

日本酒を注文し熱燗を乾杯しながら会話が始まる。

IT社長「君は転職先探しているって聞いたよ。」

俺「はい、セールスフォースに内定もらいましたが、断りました。」

IT社長「そうか。君は今営業職だよね。話した感じ、君はエンジニアに向いているんじゃないか?」

俺「そうですかね?大学ではコンピュータサイエンスを専攻していましたが、営業が向いていると思い今営業をしていました。」

IT社長「よかったうちの会社覗いてみないか?エンジニアが多いんだ。うちの会社はコレコレしている会社でね。社員は今1000人くらいなんだよ。」

俺「ありがとうございます。ただ、正直あまり興味がわかないのです。」

IT社長「君はどんなことをやりたい?」

俺「できれば海外に行きたいと思っています。」

IT社長「海外のどこに行きたいの?」

俺「どこでもいいと思っています。可能であればアメリカとかですかね。」

IT社長「わかった。うちの会社のアメリカ支社の社長に話してみるよ。そこにエンジニアとして行く気はある?」

俺「もちろんありますが、私はエンジニア未経験ですしましていきなり海外は役立たずでは。。」

IT社長「いいから、また今度連絡するね」

こんな感じで話が進んだ。正直何が起きているかさっぱりわからなかった。どうせうまい話は酒の席だけで実際に行けるなんて本当に思っていなかった。こんな英語もろくに話せない、エンジニア経験もない頭の悪い人材なんて。


数日たったころ、本当に連絡が来た。

IT社長「現地の社長とWEB面談してほしい。」

という連絡が入った。
え?あ、はい。

正直、どうせ無理だと思った。現地の社長にスキルのなさを見透かされて断られるんだろうと。思っていた。

そして面談日、Web面談の向こう側にいたのは30代くらいの若い社長と現場のマネージャだった。

面談は日本語だった。
US社長「社長から話きいてるよ。まず自己紹介してくれる?」
俺「私は大手企業の営業職で、、、、カクカクシカシカ」
US社長「wha a ur passs?」
!!!ここれいきなり英語になったのだ。全く聞き取れなかった。
俺「え?あ、ソーリー、クジューセイイットアゲイン?」
US社長「whataourpops?」
俺`「あ、そーり。アイドンアンダースタンド」
US社長「What is your purpose?」
俺「あ、ビコーズ、ブラブラブラ。」
US社長「おっけわかった。」

みたいな感じだった。
終わったと思った。英語しょっぱなからいきなり聞き取れないし。
自分の英語力のなさい、技術力もゼロ。営業が少しできるくらい。こんな自分が海外就職できるわけない。

そう思っていた。

そして、数日後、人事から連絡があった。
人事「いつから入社可能ですか?」
俺「え?入社?入社していいんですか?」
人事「はい、そう上から聞いています。いつからがよいですか?」
俺「あ、じゃあいついつで。。。」
人事「じゃあそのように進めますね。ガチャ。」

え?これってなに?決まったの?喜んでいいの?ってか入社できるってこと以外何も聞いてないけど。給料も仕事内容も。職場も。
こんなことある?いや。あった。ここに。

こんな感じでアメリカの支社への入社が進んでいくのであった。

アメリカ行きの準備

次の日記で書きますね!


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