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アメリカ生活開始までの階段6


前回までのあらすじ
・結婚式を無事に挙げ、彼女をアメリカに連れてくる
・1型糖尿病の為すぐに病院へ行き、衝撃的なことを言われる。

新アメリカ生活開始と病院



さて、早速渡米後すぐに彼女を病院へ連れていく。
彼女はインスリンなど日本で治療していた薬などの情報を提供し、やっとこさ糖尿病のアメリカの専門医の診断を受けることができた。

そしてドクターに衝撃なことを言われる。

ドクター「噓でしょ?あなたこの薬使っているの?この薬はもう10年以上前に使われなくなっている古い薬よ。今はもっと良い薬があるから、こっちに変えておくわね。

あれ?日本では糖尿病治療の最前線で使われていた薬ですが。日本は医療先進国と聞いていたけど、アメリカ様からしてみると10年以上前の古い薬をポ
ンポン処方しているってこと?

そして話は続く。

ドクター「日本でカロリーカウントしてた?あなたが何を言っているかわからないけど、私はあなたをカーボカウントで見るから。

糖尿病患者は血糖値のコントロールがとても大事なのだが、そのベースとな血糖値コントロール方法が日本で一般的のカロリーカウントではなくカーボカウントにするということ。そもそもコントロール手法そのものが全然違ったのである。

と、いろいろと衝撃な内容だった。特に妻にとっては毎日コントロールを強いられているため、生活方法がまるで変わるようなことだった。

薬を変えられて妻ははじめは不安がっていたが、使ってい見ると確かに血糖値コントロールがしやすくなったとのことだった。それに準じて体調も日本にいた時より良くなってきたのである。

この出来事は妻にとっても私にとってもものすごく大きなことだった。そして何よりよかったのが妻はドクターのことを大変気にってくれたのである。ドクターは妻のつたない英語でもちゃんと聞いてくれて、不安なことを全部吐き出すまでずっと応答と診察してくれたのである。何より妻の体調を心配してくれる姿勢や、言葉遣いも優しく、忙しい予定が詰まっているはずなのに話を遮ったりせず1時間以上話してもちゃんとずっと聞いてくれていた。

しかもこれは毎回である。月に1,2回診察に行くのだが、ドクターと会うたびに妻の機嫌がとてもよくなっていたのが記憶に新しい。


そして、ドクターのファイプレーもあり、順調に妻とのアメリカ生活がスタートしていったのである。

アメリカの医療においてはまだまだ話したい事はあるのだが、一言で言い表すとしたら
「アメリカの医療費は高いが、高いだけに技術と人がそろっている」
ということである。

ここは余談ではあるが、

一般的に認知されているのは
アメリカの医療費>日本に医療費
だと思う。だが数年アメリカに暮らして、毎月のように病院行っている我が家は

アメリカの医療費<日本の医療費

となっている。

結果的にウチはアメリカの医療費が日本にいた時より安く済んでいるのである。

またこの病院医療費関連のカラクリについては後日記事にしたいと思います。

おそらく、アメリカで100回以上病院に行き、30以上の医療施設に行った。なので医療保険に関してはとても詳しくなった。
アメリカの医療保険に関しては、保険の営業の方や、保険が詳しいHRの部門の人がわからないことを私にい聞いてくるくらいだ。実経験を交えたリアルな状況は、おそらく知識だけではカバーできないので、当然なのかもしれないが。。

余談過ぎましたが、

シリーズ6記事で、ざっくりですが、アメリカ生活の開始までの流れを殴り書きしてみました。
これからアメリカ生活を開始する予定等で質問があれば何でもどうぞ!




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