連続性と非連続性

成長についての考察。
先日よく聞いているポッドキャスト「ZERO Topic」で矢本さん(10X, Inc. 代表)が話されてた内容に気づきがあったので、それを残しておこうと思う。

Podcastの内容

プロダクトの改善の優先順位をどうつけているのか?というリスナーからの質問への解答回。
要約すると、矢本さん自身はそこに携わっていないと。改善は1.1Xであり、経営者、プロダクトマネジャーなどの事業の方向性を決める立場の役割の人は10Xするアクションに集中すべき。現場のプロダクトチームにその役割を担うメンバーはいるが、それを自分がしていたらダメだと思っていると。

連続性=改善

現状をどんどん改善させていく状態。
インパクトとしては小さいが、必ず必要なもの。
これをなくして、会社、プロダクトの成長はない。

非連続=トレードオフを伴うもの

何かを失う(可能性がある)代わりに、獲得する(できる)もの。
もしくは、改善とは全く異なるインパクトを得ることができること。
例えば、人の採用、資金調達、新規事業の立ち上げ。

役割の問題

ここからは自分の考え。
今の自分の役割として、連続性も非連続性のアクションも両方担っている。矢本さんもなんだかんだ両方やってますと話されていたが、Dentの規模(10名以内)だと当たり前。ただ、連続性だけの改善アクションのみに集中していたとしたら、この会社の圧倒的成長は起こらない。
自分の役割は大局を見極めて、向かうべき方向を決めること。これが一番大事や自分が担う役割。
結局は役割の問題。自分の役割をその当本人が理解しているかどうかが大事。それを理解しているチームは強い。

過去の自分

過去の自分はこれが全くわかっていなかったと最近思う。
以前所属していた組織で、「なんで社長が現場にいないの?」「あの人全然見ないけど何してんの?」といった疑問を入社当時(20代前半)感じていたことを思い出した。
今なら、もし代表が現場にいてコードやバナーを作っていたら、その組織大丈夫?と思うだろう。当時の自分は組織の全体が見えていなかった。その時座学で教えられていたとしても、納得していなかっただろう。やはり経験を積むことで、そこの考え方などが少しずつ、徐々に変化した。
結局は、非連続な意思決定をする立場にならないと俯瞰して見ることができなかった。会社を作ると決めて動いたことは非連続。そこでパラダイムシフトが自分の中で起きた。

これから

「連続性」「非連続性」両方取り組むことは間違いない。
ただ自分がどこに集中すべきかどうかは分かって動く。そこを分かっているかどうかが大事だと思うから。
まだ見ぬ高みだが、会社規模が50名とか100名になったらどうなるのか楽しみだ。自分も会社と一緒に成長する。

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