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2020年という特別な1年。

大晦日なので今年のまとめを。
間違いなく記憶に残る1年だったので、時系列にまとめてみた。

コロナの1年(振り返り)

今振り返っても、今年は「コロナ」に尽きる。

1月
コロナウイルスの話が耳に入るようになり、徐々に予約のキャンセルが増えていった。その頃はインフルエンザみたいなものだろうと思っていた。

2月に入り、95%くらいの予約が外国人予約だったこともあり、キャンセルが激増した。私の記憶では、この月だけで約500件の予約のうち、90%ぐらいの予約がキャンセルとなった。
さすがにやばいなと思ったが、正直できることが何一つなかった。この頃も長引いても桜が咲く4月頃までには状況は元に戻るだろうと思っていた。
ここで今後一緒にずっと働きたい仲間が1人増えた。それ以降思った以上にものすごく頑張ってくれていて、本当に一緒に働くことができてよかったと思う。

3月-4月。周りの運営会社や清掃会社が会社を畳んだ話を聞くようになる
自社物件で運用していた会社が共通項だった。幸いにもDentは自社物件は保持していなかったため、危機的な一撃からは免れていた。しかし予約の状況は絶望的だった。ほとんどの予約がキャンセル。
自社で構築したCS(カスタマーサポート)スタッフ達に頭を下げて、仕事が与えられる状況ではないと伝えたのもこの頃。皆幸いにも理解してくれ、また回復したら、ぜひ一緒に働きましょうと言ってくれた。この経験は初めてだった。心苦しかった。
同時に資金調達にも動いた。攻めるための資金調達ではなく、守るための資金調達だった。
緊急事態宣言を機に、Dentも4月からWFH(Wrok From Home)へと移行した。マンスリーの業務委託が始まったのもこの頃。

5月-7月。予約の状況は一向に回復せず、オリンピックも延期を宣言。この辺りから長期戦になると自分自身理解してきた。
私が資金調達へと動いている間、上島を中心に民泊+αの売上を作りに動いていた。このコロナ禍で伸びている業界であったUberEatsの代理店販売を行った。営業会社からの彼だからできたことだった。
ある晩、3時間くらい彼と今の民泊の状況を話しながら、これなら行ける!と胸が高鳴ったのをすごく覚えている。しばらくいいニュースを聞いていなかったのもあったが、嬉しかった。コロナは1人では乗り越えられなかったと思う。仲間の大切さを肌で感じることができた。上島さん。あの時はありがとう。ものすごい救われました。
民泊がスローペース(というかほぼ動きなし)だったこともあり、私自身マンスリーマンション運用に可能性を見出そうとしていた。そこで当時のスタッフと頻繁にぶつかっていた。自分の当たり前が他人のそれとは違うことを痛感した。同時に、DentとしてValue(価値観)が必要だと感じた。
今頑張ってくれている新しいスタッフが、2人入社したのもこの頃だ。初めてzoomを活用した採用活動で、40人ぐらいに面接をした。その中からどうしても一緒に働きたいと思った2人を採用した。2人とも今ではバリバリ仕事をこなす若手に成長している。本当に嬉しい。

8月。Value(価値観)を決める合宿を行った。詳しくは過去記事を。
https://note.com/gen_ishii/n/n8fb2fc1eda5d

9月−12月。予約状況は相変わらず低迷。巷ではGo Toトラベルキャンペーンで宿泊業が盛り上がっているとうニュースをみながら、それは高級宿がメインだなとDentの状況を見ながら遠い目に。
この辺りから新規事業のアイデアが徐々に研ぎ澄まされてくる。きっかけは小さいものだったけど、それを広げていくことでものすごい可能性を秘めた事業にたどり着いた。これだからビジネスは面白い。

今年の学び

1. 流れが大事。
 逆流を進んで成長をすることの難しさ。基本は流れに乗って成長すること。
2. Valueの大事さ。
 自分、現スタッフの行動指針、採用の尺度となる。
3. 仲間の大切さ。
 上島のみならず、スタッフ全員に支えられた1年だった。このスタッフのためにも気力が切れずに進めた。私はたまに(今では週1回)オフィスで皆に会える日がとても楽しみです。

経営者として貴重な1年を経験できた。最大のリスク要因が現実になるとこうなるんだ、ということを体験できた。どんなときでも最終ラインを意識した経営は必要だと感じた。
組織のメンバーが変わったのも大きな変化だった。去年の今頃とは違うメンバーになっているところもあるが、みんなDentが大好きで共感して、この場にいる。去っていったメンバーもどこかでまた交わることがあると信じているし、より充実した時間を過ごしていることを願っている。

来年の抱負

2020年後半に芽を出してきた新規ビジネスを推し進める一年になることは間違いない。それを愚直に実行して結果を出す一年にする。



クライアントの皆様、ゲストの皆様、関係者の皆様、スタッフのみんな。今年はありがとうございました。皆様がいて、今年もこうやって苦しみながらも楽しくワクワクしながら日々過ごすことができました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

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