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freeeの新卒採用面接を担当してみて感じたことを率直にまとめました

freeeでデザイナーをやってるgenです。こんにちは。
普段は関西拠点でプロダクトデザインをしたり、マネージャーとして組織課題や採用周りの旗振り役をやったりしています。

もともと中途採用面接は担当していたのですが、ここ2年ほど新卒デザイナー採用面接に入る機会も増えてきました。
中途の応募者と比較すると、やはり新卒の方は面接自体に不慣れだったりするせいか、本来の自分を伝えきれていないんだろうな、もったいないなと思うことが多いです。

もっと面接の場でお互いの理解を深められればいいなと思い、一人の面接官として感じたことをまとめてみます。

対話したい

不思議なことに、対面して言葉を交わしているはずなのにあまりコミュニケーションできている感じがしない、ということがまれによくあります。
具体的に言うと、こちらが尋ねたことに対して微妙に噛み合わない話が返ってくることが続いたりするときにそう感じます。

ここからは推測ですが、もしかするとうまくその場で考えて話せるか不安なので、予め想定問答集をしっかりと用意してくるからこそ起こることなのかもしれません。
相手が聞きそうなことや、自分の伝えたいエピソードなどを考えて、しっかりと自分のデッキを構築して面接に挑むようなイメージですね。
事前に用意した回答の中から聞かれたことに沿ってそうなカードを切るというのは、たしかにスムーズに話をするうえでは有効な方法だと思います。

ただ、けっこう諸刃の剣なところはあります。

企業によって、また面接担当者によって、同じような質問であっても微妙に聞きたいことは違ってくるものです。
無限とも言える質問のバリエーションに対して、手持ちのデッキの中に必ずしも最適なカードがあるとは限りません。

なので、多少たどたどしくなってもいいし、考える時間を取ってもらってもいいので、そのとき目の前にいる人に向き合って答えてもらえるとすごく嬉しいです。
少なくとも私は「ちょっと考える時間をもらってもいいですか?」と言われてネガティブなイメージを持ったことはありません。むしろ「しっかり考えたうえで答えようとしてくれてるんだな」と感じ、良い印象を抱きます。

もちろん、事前に面接の場で話したいこと聞いてみたいことを考えてみたり、シミュレーションしておくことは頭の中を整理するためにすごく役立つことだと思います。
そうしたうえで、面接の直前にはいったん想定問答集をあえて忘れて、目の前の人とのコミュニケーションに集中してみた方が、意外と自分のことがちゃんと伝えられたり、相手にも好印象を抱いてもらえるのではないでしょうか。

いつものあなたと話したい

面接って緊張しますよね。でも緊張すると普段の自分が出せない人がほとんどだと思います。

「緊張しなくていいですよ」と言われてすぐにそうできれば苦労はないのですが、少しでも和らげられるよう面接する側が考えていることをあえて共有します。

細かいことも色々と考えてはいますが一言でいうと、面接の場がうまくいけばいいなと考えています。
うまくいくというのがどういうことなのかというと、面接が終わったときにこちらが応募者の方のことをよく知ることができ、応募者の方もfreeeのことをよく知ることができた、というのが理想的な状態です。
なので、応募者の方がうまく自分のことを伝えられるよう応援している側だと思ってほしいです。全然、敵とかではありません。むしろ味方です。

freeeのデザイナー採用において、特にプレッシャーが掛かる場面で力が発揮できそうか、などを見る必要はないと考えているので、こちらとしても圧をかけるつもりは全くありません。(なんか面接官が怖いなと感じたら、相手も緊張しているだけかも)
そういうわけで、できるだけリラックスした状態で面接に臨んでもらえればと思います。

では、そのために何ができるのかという話でいうと

  • 普段と同じ服装で面接に出る

    • 私服OKの会社だしリクルートスーツとか着なくて全然いい

  • 無理に不慣れなビジネス敬語を頑張りすぎない

    • 大学の教授やバイト先の社員さんに話すくらいのノリで大丈夫

などはありそうです。

いつもの自分でいられるように、できるだけ普段と違う要素を減らせるとよいのではないでしょうか。

さいごに

今年も早い方はもう新卒採用に向けて活動を始めていることでしょう。
結果的にfreeeで働くことになる方はもちろん、そうならなかった方ともお互いに気持ちの良いコミュニケーションができればと思ってますので、もしよければ参考にしてみてください。

それではまた。

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