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フィジカルスポーツファンに初めてのeスポーツとして『VALORANT』観戦をオススメする理由 その1

御存知の通り新型ウイルスが猛威を振るい、数々のイベントが中止、延期を余儀なくされております。

スポーツファンの皆様におかれましては、しばらく現地観戦していない、そんな方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

しかたがなく中継などで我慢することも多いかと思いますが、昨今は昔に比べTVのスポーツ中継も減ってきております。それに追い打ちをかけるかのようにDAZNが値上げし、悲鳴を上げている方もいらっしゃるとのこと。

そんなお嘆きのスポーツファンのみなさまに、そろそろeスポーツ観てみませんか? とオススメしたいのがこの記事となります。

申し遅れました。私、eスポーツファンの春日現八と申すものです。以後お見知りおきを。

eスポーツは御存知の通り、オンラインでも実施可能です。観戦もオンラインでできます。もちろん、現地観戦の熱気には及びませんが、なんといっても世界大会レベルでも無料で視聴できるものがほとんどなのです。

足りなくなったスポーツ養分の補給に丁度いいと思いませんか? あ、「体を動かさないeスポーツがスポーツなわけ無いだろ!!」という議論はすでにやり尽くしたので、そのへんはご理解いただいたという前提でお話させていただきます。

サッカーファンの間では、日本代表戦だけ応援するものを「にわか」と評し、バカにする風潮があると伺っております。

実は私もeスポーツファンでありながら、すべてのタイトルに精通しているわけではございません。これからご紹介いたします『VALORANT』というタイトル、私はチュートリアルまでしかクリアしておりません。まさににわかといっていいでしょう。

サッカー未経験者には「後ろ向きのボールをめっちゃトラップする」すごさはわかりにくいです。実は、私もVALORANTの全キャラの全スキルを把握していません。スーパープレイの何がすごいのかイマイチ理解できていないことも多くあります。

にもかかわらず、観戦は楽しくできています。そのコツのようなものを僭越ながらご披露したいと思っております。

まず、どこを見るか?

ここでVALORANTの詳しい説明について紙面を割くのは効率が良くないので他の記事に譲ります。あくまで大会の観戦の仕方について記述したいと思っております。

VALORANTはプレイするのは難しいタイトルです。覚えることも多いです。しかし、eスポーツ初心者でありフィジカルスポーツファンであるみなさんにオススメできる理由は、フィジカルスポーツと似たところがあるからなのです。

では、とあるVALORANTの大会の配信画面を御覧いただきましょう。

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モザイクはこちらで付けさせていただいたものです。また、画面は大会によって異なります。これから解説するのと違う場合がありますが、以下を理解すればすぐに慣れることができます。

例えば家に帰ってきてTVを付けたら日本代表戦をやっていたとしましょう。まずは画面のどこを見るでしょう? そう、左上ですね。スコアや残り時間を見て現状把握するわけです。VALORANTの場合は画面中央上部を見てください。

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クローズアップしたのがこちらです。左側の緑チームが「チームA(本来はちゃんとしたチーム名が入っています)」、右が赤の「チームB」です。スコアは7-2で緑チームがリードしていることがわかります。

さらにその数字の下に○が2つつづあるのが見えると思います。そして緑のチームAの一つが緑色になっています。これはこの大会が3本勝負(大会によって何本勝負かは変わります)であり、チームAが1本先取していることを表しています。

このゲームも勝てばチームAが勝利であり、現在も押していることがわかるわけです。つづいてさらなる現状把握をしていきましょう。

現状把握 どちらの攻撃か?

VALORANTは野球と同じく、攻撃と守備に別れてラウンド(回)を戦います。野球は理論上、1回に何点でも入るので「この回20点取れ」という応援の仕方もできますが、VALORANTは1ラウンドに取れるのは1点まで。ただし、守備側でも勝てば点が入ります。

試合は最大25ラウンドまで行われ、前半12ラウンドを進行した後攻守を交代します。先に13ラウンド勝ったほうの勝利になります。

攻撃側は特定の場所に爆弾を設置し起爆させれば勝利です。設置場所はサイトと呼ばれ、Aサイト、Bサイトと複数あります。防御側は設置を阻止するか設置されたものを解除すれば勝利となります。

どちらが攻撃側かを先程の画面で見るわけですが、この大会の場合は中央上部の時計の下に三角のマークがあるのが見えると思います。それがスパイクと呼ばれる爆弾です。その右、チームB側に小さな三角が出ていますが、それが攻撃サイドを表しています。つまり、現在はチームBの攻撃というわけです。

現状把握 爆弾は誰が持っている?

さきほどの画面ではスパイクが白く表示されていますが、設置されると赤く表示されます。設置されていないということは攻撃側の誰かがスパイクを持って運んでいます(もしくはどこかに落ちています)。

球技の場合、試合はボールを中心に見ていくことになります。VALORANTはそれがスパイクというわけです。ラグビーのようにスパイクを運んでどこかのサイトにトライするわけです。トライしただけでは終わらず起爆するまで守らなければならないのはラグビーとは異なります。

もう一度、最初の全体図を御覧ください。スパイクを持っているのは誰でしょう?

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この画面、両サイドに各チームの5人のプレイヤーが並んで表示されています。その中の赤チームの上から2番目、キャラクターのイラストの右下にスパイクのマークが見て取れると思います。それがスパイクキャリアーです。

緑チームの下3人はグレーになっていますが、それはすでに死亡していることを表しています。全体の流れでは緑チームが優勢なのですが、現ラウンドは2人対5人で圧倒的に赤チームの優勢ということになります。

まだスパイクは未設置ですが、このままいけばスコアを7-3にできるでしょう。

この1画面で、慣れれば瞬時にそこまで読み取れるようになります。まだまだ見るべきポイントはあるのですが、一気に説明しても混乱してしまうと思いますし、長くなってきたので次回に回したいと思います。

実際に大会を観よう

VALORANTは年間を通じ公式大会「VALORANT Champions Tour(以下、VCT)」という大会が行われています。現在、その日本予選というべき「22022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage1 」が開催中です。ここを勝ち抜いたチームは、国際大会である「Masters」への出場権を獲得します。さらにそこを勝ち抜いた世界のトップ16チームが「Champions」へと進出するのです。

2/19(土)に下記チャンネルにて配信がありますのでこれまでの知識をもとに是非御覧ください。まずは日本最強チームがどこになるのかを見届けましょう!

私もにわかですので初めての方もご安心を。にわかだけに間違ったことを書いているかもしれませんので、識者の方は間違いがありましたらご遠慮無くご指摘ください。

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