超軽量ゲーミングマウス「Xtrfy(エクストリファイ) M42」で俺のQOGLは向上するのか? 使用して思ったもっと小さなマウスが必要なわけ
日々QOGL向上を目的に活動している我々だが、PCゲーマーにとってやはり最重要なのはマウスと言っても過言ではない。我々は常に最高のマウスを求め続けなければならぬ求道者なのだ。
さて、最高とは言ったものの、基準は人それぞれ異なるはずだ。だが、最近トレンドなのは軽さである。しかし軽さとはそこまで正義なのか?
これは検証が必要だろう。
そこで今回試したのは超軽量と評判の新製品Xtrfy(エクストリファイ) M42 RGB BLACKである。
筆者はかつてLogicool G Pro Wirelessを紹介した。
そして現在はRazer Viper miniを使用中。
そしてM42が届いたので早速上記2つと比較しての使用感を書いていきたい。
まずこの箱の時点で軽さに驚く。公式スペックはわずか59g (ケーブル除く)。
Viperは61g、G Proは80gだったので過去最軽量だ。
開けるとなぜかキーボードのキートップが2つついている。一つにはXtrfyのロゴ、もう一つはGGと刻印してある。いったいなんのサービスなのか。
形状は見ての通りの左右対称なので利き腕は気にしなくていい。さらにマウス背が2つついているので付け替えることによって、かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ち、あらゆるスタイルに対応できる。これはいいサービスだ。
CPIは400~16000、ポーリングレートは125/500/1000 Hzで設定できる。驚いたのがいずれも裏面の物理スイッチで変更できるということだ。よってこのマウス、ドライバや設定ソフトがない。ぶっ刺すだけで即使えるのだ。設定が苦手、面倒な人には嬉しい。
楽ではあるんだが、左サイドにある2つのボタンが設定できないという弱点もあり。デフォルトのままで使っている人には問題ないが、今ご使用のマウスでなにか別のキーやマクロを設定している人は注意。
それにしてもViperのときも書いたが左右対称であるなら右側にもボタンを付けるべきでは? 結局左手で使うと小指でボタンを押さなければならないから使いづらいと思う。
ホイールの下にもボタンがあって、それがCPIの変更かと思いきや、それを押すと光り方が変わるというものだった。これ削っていいから右にもボタンを、ね。
あと見ての通り軽量化のためにボディを肉抜きしてある。これによって強度に問題があるのではと心配していたが、別に違和感はない。普通の握力では使っていて握りつぶすということはないだろう。
この穴のおかげで通気性もいいし、持ち上げるときに引っ掛けやすいという思わぬ利点もあった。
ただ、いわゆる「蓮コラ(検索してはいけない)」的な気持ち悪さがあるので、それ系が苦手な人はじっと見ないようにしてね。
そして残念なのはひも付きであること。マウスひもはViperと同じく、絡みにくい良い感じのやつではある。けどやっぱひもは邪魔。無線にするとバッテリーとかの重さもあって軽量化が難しいのかもな? マウスパンジーなりなんなりで使いやすく工夫する必要はある。
この時点で、ライバルはG PROではなくViperだと思われる。そこでちょっとこの2つを比較してみよう。
M42 Viper
値段 8,437JPY 5,272JPY
IPS 400 300
重量 59g 61g
ソフト 不要 要
大きさ だいたい一緒
ボタン 一緒
重量2gの差はさすがに体感ではわからなかった。センサーも違いが分かるほど俺は繊細ではない。プロでもない限り気にしなくていいだろう。
この程度の差なら安いViper miniのが良さそう、そう思う人もいるかと思うが、スペックに記せないところを書こう。
まずホイールの回した感じはM42のがしっかりクリック感がある。これはお好みで。
あと重要なのはマウススイッチなんだが、Viperは「Razer オプティカルマウススイッチ」とかいうやつで非常に小さな力で押せるようになっている。じゃあそっちのがいいかと言うとそうでもなくて、副作用で誤クリックも多くなってしまう(個人の感想です)。普段使いで右クリの暴発は非常によく起きていた。指にちょっと力を入れるだけで押してしまうのだ。
これが結構なストレスだった。どっちかで悩む人がいたとしたら、俺としては少し金を出してM42を買うことをオススメする。
結論
やっぱりマウスは軽くて小さい方が使いやすい。試しに、昔使ってた130gのマウスを握ってみたら重すぎてやりにくかった。もう体が慣れすぎてこの重さに耐えられなくなってしまったのだ。これからもマウスは軽さが重視されるであろう。
ところで、ENLIFEに所属されているHiNaさんというストリーマーの方がいらっしゃるのだが、最近その方の配信を覗いて衝撃を受けた。
無断で申し訳ないが、マウスの持ち方だけちょっと見てもらいたい。
ご覧の通り、親指で左クリックしているのだ。マジかよ。
プロフィールの通りなら使用マウスはSteelSeriesのRival3。提供品なので無理して使っているかというとそうでもなさそう。というのはRival3も別に無茶苦茶デカイマウスというわけではないからだ。Viper miniの幅、長さプラス2mm程度。むしろ平均より小さいと思う。
おそらくとても小柄な方なのだろう。工夫した結果この持ち方に落ち着いたのだろうと思う。そしてこの持ち方を「ひなす持ち」と命名し、ご自身の特徴としておられる。大変だなぁと感心してしまった。
最近、8歳のFortniteプロが現れたと話題になった。日本でも小学生がFortniteをやるのは普通の時代だ(PCじゃないかもだけど)。そして一般的には女性より男性の方が体がでかくなるもの。体が小さなうちにひなす持ちのような独自の持ち方で変な癖がついてしまうと良くないのではないか。
子供の頃からきちんとしたマウスの持ち方をしてもらうために、もしくはひなす持ちをしなければならないほどの小柄な女性のためにも、もっと小さなゲーミングマウスの開発が急務なのかも知れない。
それと、軽いのがいいとは言ったが、これ以上軽くするのは無意味な気がする。今後お願いしたいのは、60g程度の重さを維持したままで左右に2ボタンづつ付けて欲しいということ。そして無線、これを実現させていただきたい。そうしてくれたら2万でも3万でも出そう。
各メーカーさん、お願いします!
それじゃ!
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