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まだ色々意見が多いから改めて言っておく。ゲームはスポーツではない!

eスポーツ元年の2年目もそろそろ終りに近いというのに、未だに世間には「ゲームってスポーツなの?」という疑問が残っているように感じる。

筆者は何度かこのテーマについて書いているが、今回、最新の自分の考えをここに記しておきたい。

「ゲーム」は「スポーツ」ではない!

ゲームと聞いて、世間一般の人たちが思い浮かべるのはなんだろう?おそらく、家庭用ゲームや、最近ではスマホゲームではないだろうか。

例えば、ドラクエ、FF、マリオ、ポケモン、パズドラ、ツムツムなどなど。

ゲームと聞いてそういったタイトルが出てくる人々が、eスポーツという単語に違和感を覚えるのは無理からぬ話だ。

筆者もそれらのタイトルをスポーツだと思ったことはない

ゲームと一口に言っても、種類は様々だ。
ストーリーを楽しむ、育成する、収集する、謎解きする……などなど。
つまり、ゲームというものは幅が広いのだ。その中にeスポーツタイトルも混ぜて論じているから混乱する。

小説はスポーツではない。だが……

我々、eスポーツ好きな者たちであっても、「小説はスポーツだ」と言われたら「はぁ? 何いってんだコイツ」と思うはずだ。

言わずもがな、小説はスポーツではない。

だが、小説を遠くまで投げ、その飛距離を計測し競う競技、「小説投げ」があったらそれはスポーツではないか?
あるいは京極夏彦の小説を何冊持ち上げられるかを競う「京極夏彦上げ」はどうか?
京極夏彦の『虚実妖怪百物語 序・破・急』を読むスピードを競う「京極夏彦TA」は?

これらはもちろん、冗談ではあるが、ちゃんとしたルールを制定し、正確な記録を計測できるのであれば、十分、競技化は可能であると考える。
つまり、小説もスポーツになりえるということだ。

スポーツに身体性は必要?

ただ、上記の仮想競技のなかでも「京極夏彦TA」については議論が分かれる可能性がある。
それは、身体性がないからである。

スポーツという言葉に「運動」、「身体を動かす」という身体性のイメージを持っている人は、日本のみならず海外にも多い。

そのため、eスポーツという言葉に違和感を感じる人は世界中に存在している。

eスポーツの場合のスポーツという言葉は競技、という意味合いである。
ゲームを使った対戦により勝敗をつけたり、記録を競う競技であるので、身体を動かさずともスポーツたりえるのだ。

スポーツという単語のイメージを変えるべし

今言っても手遅れであるが、eスポーツなんていう言葉じゃなくて「競技ゲーム」(あるいはゲーム競技)とでもしておけば、このような混乱は避けられたであろう。

ただ、世界中で使われている単語であり、日本でも去年、流行語大賞の候補にまでなり、一般にも浸透しつつあるeスポーツという単語を今更変えるというのは現実的ではない

なので、我々のすべきことはスポーツという単語のイメージを変えることであろう。
スポーツは運動ではなく、競技である、と

という説明で尾木ママは納得いただけますかねぇ?

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