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『合法幼女』が気に入らない

久々に昔の気に入らないシリーズにイイネをもらって、そういや最近書いていないなぁなんて思って調べたら、なんと前回は昨年の1月だったらしい。

そんな前回の気に入らないやつはこちら。

実に1年4ヶ月ぶりに思い出して書く気に入らないやつは、題して『合法幼女』である。

いきなりぶっ込んできたなコイツ、と思われるかもしれないが、まぁ聞いてくれ。

世の中には幼い少女、つまり幼女が好きな者が少なからずいるらしい。

単にカワイイから、というのならまだいいが、中には情欲を感じている者もいるようで、困ったものである。

そのどちらにせよ、ペットじゃあるまいし、我が子でもない幼女と同居するなどということは法に抵触するため不可能である。

だが人間の欲望とはとどまることをしらない。フィクションの世界でなら、合法的に幼女と同居できる、そんな作品が多数あるのだ。

ではどうすれば合法なのか、それにはいくつかのやり方がある。

養女だから合法

例えば、昨今人気の高い「SPY×FAMILY」などはこれにあたる。
養女にして育てようというのだから、これらはまだマシな部類である。

よつばと!」も、おそらく養女だろう。これらは幼女を性的な視点では描いていないし、家族としての日常を描いた作品として良作だと思う。

ただ油断はできない。「うさぎドロップ」というヤバい作品が存在するからだ。

うさぎドロップのアニメを見た感想としては、上記二作と同様の良作だと思った。最終的には養父は団地のシングルマザーとくっつくのかな? なんて予想していた。だが原作のラストでなんと養父と養女がくっついてしまうらしいということを知ってしまい、戦慄した。

これは世間的にも大不評だったらしい。その点においては少し安心した。そんなラストが受け入れられたら世も末だ。

本当は成人だから合法

という手法もかつては多用されていた。例えば、彼女は自立しているのでちょっと違うが「とある魔術の禁書目録」の月詠 小萌などがそれだ。

あろうことか、成人向けの作品で容赦なく性の対象とされていた時代もある。しかしながら設定で何歳にしようとも、見た目が幼ければ非実在青少年として規制、自主規制されるようになったようだ。

さすがに言い訳としても無理がある。世間にバレてしまった。ということもあってあまり使われなくなっている。

奴隷だから合法

現代ではほとんどの国で奴隷は非合法である。よって、奴隷制度がまだある世界というのを作り出す必要がある。幼女のために奴隷制度すら復活させようというのだから、リンカーンも助走付けてぶん殴るレベルだ。

そこまでするにはわけがある。
奴隷なのだから所有物であり、都合が悪くなれば売ることもあるかもしれないし、性的な奴隷という方向にも持っていけるというわけだ。
そういう点で養女よりはるかに危険度が高い。

例えば「盾の勇者の成り上がり」などはそうだろう。それ以外にもライトノベル、なろう系小説には枚挙にいとまがない。

それらの奴隷幼女は自らすすんで奴隷となったり、主人公に惚れたりしているのだ。欲望を丸出しにするのもいい加減にしてもらいたいもんだ。

人間ではないので合法

これも多すぎて挙げきれない。なにせ便利設定だから使いやすい。人間でないのだから人間のためにある法律は適応されない。何をやってもOKってわけ。

世話やきキツネの仙狐さん」なんかがもてはやされていたときはどうにかしてくれと頭を抱えたものだ。幼女に世話までやいてもらおうというのだ。堕落しすぎだろう。

小林さんちのメイドラゴン」もそうだ。欲望をごまかすためか主人公が女性となっているが、そんなもので俺の目を逃れられると思っているのか? ドラゴンが人間化するというのも都合よく感じるが、実はそれはWitcherにも出てくる、ファンタジーには古くからある設定だったりする。

今放送しているアニメでは「社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。」がこれにあたる。これの凄いところは、幽霊なので成長もしない。食事の必要もない。なんせもう死んでるから死なない。世話の必要もなくただただ愛でることが可能なのだ。もうこれはペットより酷い

まとめ

体の一部がたわわな作品をぶっ叩くより、合法幼女モノのほうが問題だと思うけどね、俺は。

当然、だからといって表現の自由を侵害すべきではない。発禁しろとか規制しろとか言うのはやりすぎだ。ただ人前で表立って合法幼女モノが好きだと言うのははばかられる程度の世の中の空気は作るべきだろう。

こういうのはこっそり楽しんでくれ。
よく批判されるけれど、TVで放送するなとか街中の広告とかに使うな、という抗議はあっても良いと思う。それもまた自由なのだ。
ただし、従うかどうかはまた別の話。

ちなみに俺はカルロ・ゼン著「幼女戦記」が大好きだが、別にアレはそういうんじゃない。主人公は幼女ながらも中身はおっさんだし、タイトルに騙されて読んでみるとじつはかなり硬派な軍記物なのだ。ということでこれが好きと人前で言うのは完全にセーフなんである。

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